条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
人の罪を喰らう天使憑きの聖良は、教会の手から逃げ出したものの天使憑きを憎む悪魔憑きたちに囚われてしまう。
――誰にも「抱いてください」と言わずに生きて朝を迎えられたら開放してやろう――
満月の夜、悪魔憑きのリーダー叶枝から無理矢理隠微なゲームを仕掛けられた聖良の運命は……
天使憑きの男悪魔サイド。
高宮さんのキレイなイラストとハードでエロスな中身とのギャップが楽しいです。
羽に心臓、それから喰罪。
萌えと性感帯がいっぱいで大変楽しいです。
天使憑きや悪魔憑きについての情報が少なすぎて若干もやっと感が残ったまま終ってしまったのですが、悪魔憑きについて詳しく語られる今回やっと色々なものが腑に落ちた気がします。
スピンオフっていうよりは二冊で一つの世界観かも。
天使憑きと悪魔憑きの確執や、教会。
こんな重い過去があったのかと驚いた。
憎しみとか寂しさとか葛藤とかがちゃんと書いてくれるのはうれしいなあ。
慎とユキちゃんが幸せそうでなによりです。
個人的にナユタの今後が気になります。
幼い頃から人として扱われてこなかった彼が、少しずつ人間に戻っていく話とかが読みたいなあと妄想する今日この頃。
あとがきで作者が「振り落とされずに読了してくださった方がひとりでも多く(後略)」と願ってらっしゃいますが。。。振り落とされた気分です、つ、ついてゆけなかったカンジがっ。
「天使憑き」という、ほぼ人外(妖怪的)な聖良:受けと、それを憎む「悪魔憑き」という、やはりほぼ人外な存在の代表、叶枝:攻め が、対立しあっているものの、
両方を利用しようとする宗教家たちに反発し、敵味方であったものがやがて共闘し、秘めた孤独を知って愛し合う…というようなお話だと思うのですが、
かなり特殊設定ですので、好みも分かれるところと思います。攻めが受けをえっちの続きで殺したり、してるし。
前回の『天使憑きの男』はすごく好きだったのです。あれは主人公が人としてのフツウな感性と価値観をもちつつ、己の天使憑きとしての体にとまどっていたので、読むほうとしても共感しやすく、お話にはいりやすかったとおもいます。でも今回は、価値観も感覚も人離れした2人が主人公なので、どうも共感しずらかった、というか。。。
エロは多めです、が、それも羽がカンジたり、特殊なのでダメなひとはダメだろう。(わたしわりと好き)。
伝奇小説としては面白いと思う、(こと、何度も殺されたというあたり、怖くって良いと思ったし、6枚羽の少年:ナユタも哀れで良かった)スピンオフなどでなく、前作含め3冊くらいの長編として練ったお話に描いてもらってたらなあ、とも思いました。多くの要素が、読み手としては、消化できなかったような感がして…それが残念です。←私の読み方がそもそも雑というのもあると思いますが;
沙野さんは書ける方(--すいません、上から目線かな?)と思う分、どうも要求が高くなってしまいます;