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バイクじゃなくて車ですが、そういう不良少年同士の恋のお話です。冒頭いきなり車を窃盗しちゃってます。
あと、売春しつつ大麻を育ててる少女が親友だったり、家のガラスを破壊して逃げたり…、そういうのが苦手な方はご注意ください。
ひりつくような焦燥感を抱えた不良少年ふたりです。なんか、時代を感じる不良っぷりでしたw
全体的に詩的な文体で、最近の佐々木禎子さんとはぜんぜん違う作風でした。10年以上前の作品だし、JUNEっぽい感じがしました。この空気感、好きだなーと思いました。
正直私はオトナなので、この少年たちのやってることには眉をしかめちゃうし、その悩みもアホらしいなと思う部分があるんだけどさ。でも、作者である佐々木禎子さん自身もきちんとそのへんを分かってるのが伝わってくるから、不愉快さは感じなかったです。
分かった上で彼らを許容し、愛情深く描いている。
佐々木禎子さん、またこういう作品を描いてくれないかなー。
こういう少年ほど、大人になれば親が大好きになるもんです。「俺も昔は悪いことをやったよ」なんて半分自慢げに語りながら、老いた親の面倒をみる中年オッサンになっちゃってたりする。
てか、そう信じたいですw