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ガテン系溶接アーティスト×小動物系青年の、弱肉強食トラブルLOVEコメディv
isourou niwa sakaraenai
帯『飯、旨かったぞ。―今度はお前を美味しく喰ってやる』
面白かったーー!!
老舗旅館の次男で、今は東京でフリーターをしてる葉山〔受〕は不幸体質&ネガティブ思考な青年。
そんな彼が、ゴミ捨て場で行き倒れていた男・鬼塚〔攻〕を拾ってしまい、そしてアパートに居つかれてしまうのであります。
もうねー、葉山のネガティブ思考というよりネガティブ妄想の激しさっぷりがおもろかった!
え、一気にマグロ漁船に乗せられて海に落ちて死ぬまで思考が行っちゃうとかもうおもろすぎる~~!
鬼塚に居候されたあげくに、ゲイだと勘違いされて抱かれてしまう葉山。
しかし鬼塚は実は溶接アートな芸術家で、しかもまだ葉山が幼い頃に出会った事のある相手だったのですね。
旅館の跡継ぎである兄が、鬼塚の個展を旅館で開きたいと告げてきた所から話は急展開をみせます。
鬼塚の男前なオッサンっぷりと、葉山の超ネガティブ思考なカップルに、兄の目論見が絡んでくる。
最終的に兄が本当の悪人で無かったってとこも良かった。
サクサク読める面白さで堪能しました、いやーー楽しかった!
最初から、受けの悟の湧きあがるネガティブ妄想が数ページ暴走します!
まるで早回し映像の様に、次から次へと。
まだ来るかぁ~という位に!
悟は、幼い頃から不運が付きまとっていて、その影響からか、何でもない事からでも悪い方へ悪い方へと考えてしまうのだ!
そんな夏のある日、生ゴミに埋もれた瀕死の?男に遭遇!
ビクビクの悟はここでも最悪な妄想をし、汚汁まみれでハエが集る男・鬼塚を助ける羽目になる。
助けてみれば、風呂から上がった鬼塚の雄々しい体や顔に、がっ付く食欲に、自分に無い男らしさに憧れる悟がいた。
だが、他人と関わるのが苦手な悟は、のうのうと図々しく居座る鬼塚に「いつ出てってくれるの?」と目で訴えるだけしか出来ない。
鬼塚はこの訴えを勘違いして「じゃ、恩は体で返す」と!
ここからBLの展開に、やっとなっていく訳です!
「拾い系」の例にもれず、拾い主と因縁がありました。
そして“鶴の恩返し”的に、美形or実力者だったり^^v拾い主に良い方に影響していきます。
そんなセオリーで有りつつ、肉食系汚やじとビクビク小リスが、どう恋愛になっていくかが、コミカルで飽きさせず描かれていると思います♪
途中の電車痴漢のエピソードの、普通顔で体に自信が無い悟が、実は天然襲われフェロモン持ちとかね^^
悟が何故こんな気性になってしまったか、鬼塚が溶接アーティストになった訳とか、作者の辻褄合わせに納得できて良かった♪
ただ、最初の、鬼塚が何故生ごみに埋まっていたのか?鬼塚がいつどこで悟兄への疑いを確信したのか?あまりの神出鬼没ぶり!の詳細が端折られていたかも?
Hシーンは、ページ半分までに“悟あたふた交”2回、ラストでしっかり両想いで。
肉食系オヤジは流石に“枯れ”など無く、悟のそそり風味もなかなか乙でしたよ。
イラストの乃一ミクロさんは初めて拝見しました!
オヤジ鬼塚のニンマリや自信ありや強気顔に、オヤジ臭も許せそうだし、プルプル悟の恥赤・困惑・目尻に涙には、庇護欲が出てくるv
どのイラストも、キャラ通りの楽しいイラストでファンになりました♪
楽しめるオヤジ系、気軽に読めますよ♪
色んなオヤジバリエーションをよく考え付くものだと、毎回楽しみなんですが、
何と!今度はゴミにまみれてホームレスよりもひどい状態のオヤジが登場♪
しかも、余りの汚さに蠅もたかるという(爆!)
あ、もちろん綺麗にすればフェロモンおやじだったりはしますのでご安心をwww
そして、主人公はとんでもなく超超超ネガティブの超超超ヘタレで、自分に自信がなく、悪い方へ悪い方へ妄想までするもんだから余計に悪運を招いてしまうと言うフリーター男子です。
こんな男子だとイライラさせられそうなんですが、コメディのお話だし、コンビが例の”汚やじ”ですから、実に面白く爆笑してしまいましたヨv
悟は小さい頃から運のない子で、でも信頼し信じている兄に自立しろと言われて、一人でフリーター生活しながら頑張っている子。
彼が、色々な事や人に直面した時、現れる悪い方へと考える妄想が、どんだけー!?っていうくらいぶっ飛んだ思考で、いくら過去の不運の積み重ねとはいえ、どうしてそこまで?という部分、これが実は伏線となっているのです。
悟の悪い妄想から(?)運良くゴミだめから拾われた男・鬼塚はきれいにすると、悟が見惚れるほどのイイ男。
あんまり見つめるから、宿代代わりだからとあれよあれよと悟を押し倒してwww
それから悟の部屋に居候が始まるのです。
鬼塚もずっと部屋にいたかと思うと出て行ったきり何日も孵ってこなかったり、戻ってくるとは再び”汚やじ”になって、蠅を連れ帰る有様に、一体彼は何をやっている人なんだろう?と悟と共に疑問に思う読者なのですw
そうした日常から悟の妄想などが繰り返されて、一体この話はどうやって決着がついていくのか、とてもハラハラさせて夢中にさせられます。
エチも、悟がヘタレだけに、鬼塚がエロオヤジだけに、面白いくらいエロに変身していくさまが楽しめますw
いつものエロオヤジセリフに加え、今回の新フレーズは「踊って見せろよ」でしたからwww
「上手く踊れるじゃねぇか」どんだけビッチなえろおやじセリフwww
悟の兄の登場と共に鬼塚の正体が判明し、そして悟が超ネガティブヘタレになってしまった理由、色々のものが解って行きます。
”汚やじ”は情の厚いエロオヤジだったのですね♪
ライトで軽めなんですが、ちょっといつものおやじモノと違った雰囲気もあり、楽しめる作品でよかったですv
子供の頃から運がなく、何かとタイミング悪く事が悪い方向へとばかり進むフリーターの悟。
ある夜ゴミ捨て場に埋もれていた男を発見し、成り行きで家へ連れ帰ることに・・・この連れ帰ることになるまでの間も悪い方向へ進む妄想は止まることなく悟の頭の中で爆進していきます。
何か悪い事が起こるではなく、自分の命が狙われるまで行くあたりちょっと病的に思えあまりの超ネガティブなキャラさに、悲壮感よりも笑いがこみ上げる。
どうしてそこまでネガティブ妄想が後から後から湧き出てくるかな!?ってぐらいで、でもこれもある意味頭の回転早いと思うんです。これ、ポジティブな方向へ向けたらかなりのものだと思うんだけどな、でもそうはいかないのが今回の受けの悟です。
そして、おそらく超ポジティブな肉食系・雄フェロモンむんむんのエロオヤジ攻め鬼塚。でも蠅がたかるぐらいばっちくワイルド、そしてちゃんと弱い部分も持っている所が良かった。
風呂に入るのを面倒がり、パンツも同じものを数日平気で履く。寝ている間に悟がこっそりと新しい下着を鬼塚に履きかえさせたりと、面倒のかかるオヤジです。神出鬼没で謎だらけ、ふらっと居なくなったかと思えば数日留守にし、また猛烈に汚くなって帰ってくる。
悟は名前意外知らないこんな鬼塚を追い出すこともできず、文句も言えず居候させる羽目になって心穏やかではないのですが、でもだんだんと鬼塚の存在に慣れてゆき、しかもアパートに居る事が嬉しくなってきている様子がなんだか良いなと。
しかし、こういういかにも性欲強そうなワイルドなオヤジ攻めの話って意外にありそうでない気がする。こういうオヤジ攻めもっと増えればいいのに!
悟は本当にどうしようもなく、ヘタレで臆病でビクビクとしていて人生疲れそうなんですが、これが意外に上手く生活しているから吃驚です。
アルバイト先のコンビニでは使えないとヤツと言われるよりも「葉山だから仕方がないねーこっちは自分がやるから向こうで作業お願いね」という感じでフォローされながら年下アルバイトに呼び捨てされつつ上手くやってる。上手い具合にそういう雰囲気がこちらにわかる書き方をされているので、悟が店長やアルバイト仲間に愛されてるな、というのが凄く伝わってきました。
出来の悪い、マスコット的存在なのかも?
イタすシーンでは鬼塚がもうエロいので、自然と性的経験の乏しかった悟も引きずられてどんどんエロい子になって行きます。鬼塚はもうフェロモンが出まくってそうで「いかにも」だけど、悟は鬼塚にイタされてしまったことで、色気が増し極薄だったフェロモンがだんだん増していってるのかも?でも痴漢オヤジまで引き付けちゃう所が、やはり不運な悟らしい・・・。
そして、忘れられないのが兄・忠の存在です。
最後まで読んで、物語を思いだすと作中の「にーちゃんが」という台詞が空々しく聞こえてゾッとします。
傾きかけた実家の旅館を立て直した功労者でデキル兄ですが、忠は忠なりの悩みや鬱屈して抱えた物があり、それが悟が(生来の気質もあったと思うが)不運に見舞われ、悪い方向へ妄想が爆走し、東京で一人フリーター生活をしている今の生活に繋がるという伏線でもあります。
最後に兄弟和解のシーンに行きつくまでの作中での兄弟のやり取りは確かに「アレ?ん?」と引っかかる部分があったなと、後になって考えれば思い当たる節がありました。
それにいち早く気が付いたのが鬼塚でした。
鬼塚は汚くエロいオッサンだけでなく、悟と忠の仲を取り持ち、なにかと良い影響ばかりを与えるオッサンでもあったのです。
この兄弟のエピソード部分は心が痛む話ではありましたが、最後にお互い胸につっかえていた部分が無くなって良かったんじゃないかと。
もうひとつ引っ掛かる部分はといえば、鬼塚のアトリエと悟の住むアパートがものすごく離れていた事。
だから何故、悟の住むアパートのゴミ捨て場に埋まってたのかな?
そこだけが謎です。
まさか蠅のたかるオヤジに、萌えたり惚れたりする日がこようとは!
世も末なのか私が末期なのか、はたまた中原さんのオヤジ愛が絶大なのか(笑)
鬼塚が汚いんだけどカッコイイのですよ!
けど、私だったら絶対絶対、こんなオヤジがゴミ捨て場に落ちてても目を合わせないし、万が一目が合っても絶対ダッシュで逃げますね。
家に連れて帰るなんて冗談じゃないっ!!!
そんで、ここで連れて帰っちゃうのが、受けの悟なんですよ。
「グルグル」「後ろ向き」「被害妄想」
苦手なワードのオンパレードなんだけど!
でもでも、この悟の「被害妄想」は、一味違います。
コンビニでレジのバイトをしてるんですが、ちょっと強面のお兄さんが並んだだけで「モタモタしたら殺される。打ち間違いでもしようものなら八つ裂きにされる」とビクビク。
挙句妄想にビビッて手が震えてレジが遅くて、結局怒ってもいなかった相手をキッチリ怒らせてしまうという悪循環。
鬼塚を拾ったのも、「ここで見捨てたら、後ろ向いた瞬間にこのヤクザが立ち上がって、舎弟に連絡して、家に押しかけてこられて、拉致られてボコられて、沈められるかマグロ漁船に乗せられるか…」と恐ろしくなっちゃったからっていうんだから筋金入りです。
(本が手元に無くて記憶なので色々間違ってるかもですが、要はこんな突拍子もない暴走妄想ってことです)
ここまで被害妄想が大暴走してくれたら、いくら「グルグル」が苦手な私でも、もう「天晴れ!」以外の言葉がありませんよ(笑)
そんな感じでとっても楽しく読んでたんですが、後半「被害妄想」になった理由が明かされ、ちょっとビックリ。
理由があったんだっ!!!
それはもう悟の性格だとすっかり受け入れていたから、理由そのものよりも理由があったってことに本当に驚きました。
そして、悟に惚れ直しました。
無自覚なトラウマなんですが、被害妄想になっちゃうくらいのトラウマに対して無自覚ってことが愛しい。
どんだけ性格良いんだよっ><
人を疑う、憎む、ってことをちゃんと避けて、自分なりに自己防衛しながら、それでもちゃんと幸せに人を愛して生きているってことに、ホントにじ~んとしました。
最初は鬼塚のあまりの汚さが衝撃的でしたが、読めば読むほど悟が愛しく、とっても魅力的な2人でした。
2人の関係についてはちょっとご都合主義に過ぎるかなって気もするし、「ずっと好きだった」ってのも「うっそだぁ~」って思うんですけど、そんなのどうでもいいってくらい楽しみました。
おっさん攻め最高です!しかも40代×20代ですよ~。この年の差がたまりません。
とにかく鬼塚の思い切りの良い性格のお陰でラブに発展するまでは割とトントン拍子。
葉山の幼い頃のひと夏の思い出のエピソードも良いですね。葉山と鬼塚の間により一層お互いに対する強い想いが感じられます。
公園の青姦カットはちょと残念でしたが(笑)
葉山の事を昔会った小学生だと知りながらも、なんのためらいもなく手を出す鬼塚が素敵。
葉山を助ける時の決まり文句「俺のプッシーちゃん」にも愛があります。二人の関係をまるで隠そうともしない様子が清々しい!
後半の展開も面白かったです。葉山の兄も辛かったんでしょうね…でも両親や旅館の人達はみんな良い人みたいで安心できます。
葉山が鬼塚に背中を押されて兄に正直にぶつかっていく姿に感動!
兄の本性にいち早く気づいた鬼塚は流石ですね~。
あと意外とエッチシーンは多め。鬼塚のびんびん発言が(笑)
つくづく葉山は鬼塚に愛されてるな~。エッチシーンはどれも萌えでした!
押しの強いおっさん攻め、かつ二人の年の差がすごくツボな作品でした。
主人公悟くんがとにかくネガディブ。
彼のこの性格に付いてこられるか、
全くダメかで評価が分かれる作品かと。
それと、攻め様のハエw
基本私は
カッコイイスマートなスパダリ攻が好きなので、
鬼塚さんは範囲外なんですけどね……
しかしそんな鬼塚さんさえ
やたら格好良くしてしまうのが中原マジック!
そして、なによりこの作品のネックは、
やはり主人公悟のネガティブさ。
私自身は、
怖いことにこの悟のネガティブな感じ、
実によくわかってしまうのです……
何事もまずは悪い結果から考えて、
自分の気持ちを守るように身構える。
なので悟の気持ちはとても良くわかります!
そんな私でも、悟の妄想に付いていくのは
なかなか大変だったので、
普通の人にはさらにハードルが高かったのでは⁉
しかしこの悟くん、こんな性格ですが
頑張り屋さんで嫌味のないいい子なのです。
鬼塚さんでなくても、
ついつい助けてあげたくなる!
物語はそんな悟くん(とお兄さん)の成長記でもあるような。
BLドリームを盛り込みつつも、
相変わらずちょっとミステリアスで、
最後はほろっとしてしまう、
中原さんらしい一作。
悟の妄想に大袈裟だなぁとくすっとしつつ、
評価は「萌×1」で!
ここまで妄想炸裂系なネガティブさだと、これはネタとして笑えって事だよね、、
小説のキャラ付けとしては悟にしても鬼塚にしても、悟のお兄ちゃんの忠にしても、なかなかクッキリしっかり味が付いていて、おもしろいとは思う。
でも、なんというか、お話の展開があまりにもツルッと都合よすぎて、
えーと……
な、感じ。
「ハエがたかっても魅力的なオヤジ」が、ただの自分勝手な傲慢男のようでいて、実はヒーローだった。
なんて素敵!
まあ、それはそれでいいけど。
オヤジ好きを思う存分発散できてよかったね。
でも、私はノリきれなかった。
私、絶対悟みたいな子を虐めるタイプだと思う。