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わははシリーズ第二弾は、お父さんは組長さんだったの!?え?僕が次期組長さんなの!?はわわっ
という感じの、将来の夢はお花屋さん希望の可愛い組長さん薫の誕生と奮闘と、表向きは証券会社勤務、だけど実は組の幹部で顧問弁護士で、何かとお世話をしてくれる眼鏡攻め高野のお話です。
今回も前作同様に可愛いショタ気味の受けで。天然、純真、素直と三拍子そろった上に可愛いくて、一応ヤクザ絡みの話の筈なのに妙にほのぼのまったり、とヤクザ物とは程遠い言葉が似合う作品。ほんとにたまにお花が咲いてるんじゃないかって勢いです。
ある日、学校帰りの薫を迎えに来たのは父の知り合いと名乗る高野。
その高野に連れられて向かった先はヤクザさん達がいると噂の地区でして、あ、ひょっとして騙された!?と慌てるけれど…実はなんとそのヤクザさんのお宅が薫の実の父親の家で。父親である組長が亡くなり、組は存続の危機で、跡目候補に挙がったのが薫だったのです。
流れ的には薫が組を継ぐ継がないという話しに裏切り者による内部抗争を絡めたお話ですが、血生臭くなくサスペンスとか推理要素は皆無です。そういった部分はちょっと話の厚みに欠ける気がしますが、あくまでラブがメイン。そしてちょこちょこ登場する組員と薫の学校の同級生達脇役が良い味を出してくれていました。
とにかく、薫がふわっとほわっとしていて可愛い。天然が故の強さも持っていて、案外こういう子が最強なんだよね、と思えてしまうから不思議。そしてまだまだ未熟ながら組や自分の将来について一生懸命に考えている頑張り屋さんです。
副タイトルにもなっている「はわわ」が薫の口癖で、驚いたり焦ったりすると「はわわ」というのがちょっとワザとらしいかな?とも思うのだけど薫が可愛いので許せちゃいます。なによりもその口癖が似合っている。
攻めの高野は眼鏡を掛けたインテリ系ヤクザですが鬼畜と見せかけて、優しい人。でも敬語責めでして、これまたイタすシーンでは萌えさせてくれます。
組長になるならないの話し合いが平行線になり、埒が明かないと思った高野にヤクザの怖さを教える云々と脅しながら凄く丁寧に薫を犯してみたり。
言葉と態度で脅しても、薫の事が実は可愛くて一目ぼれで護ってあげたくて凄く優しくイタちゃうのです。
そして、だんだんと薫との距離も縮まって、最終的には薫に結婚を申し込むまで行ってしまう入れ込みっぷり。
薫目線だったせいか、高野の気持ちの動きが弱く分かりにくい部分がありましたが、薫が問答無用に可愛かったので、惚れて然るべき?
見せ場はやはり、大立回り(ってほどでもないが)薫のセーラー服で改造モデルガンをぶっ放すシーン。
ちょっとばかり威力を上げてあるからね、と渡されたモデルガンですがこれの殺傷能力が高いこと。
悪者一網打尽、戦意喪失です。
しかも、モデルガンを撃つ前に「ごめんなさい」と謝る所が優しい薫らしい。
一件落着後のエチはセーラー服を着たままでした。これまたテンションあがる可愛さです。
後半の短編では文化祭の前夜祭のお話で、良家の御子息が通う学校のため刺激に飢えた坊ちゃん達の文化祭前夜の大騒ぎの時の話ですがメインは高野と薫のいちゃいちゃです。
らぶらぶ幸せそうで何よりだね!というちょっと笑えてほのぼのそしてイタすシーンではいやらしくでした。
そう、可愛い見かけによらずこのシリーズはエチシーンがけっこうあって、可愛くてエロくてきゅんと萌えるシーンがふんだんにあるのですよ!
薫は高野にちょっといやらしい言葉を言わせられたりして、またそれが萌えます。おまけに敬語攻めなので尚萌えます。そして、言わせた本人が萌えまくってガバっといっちゃう感じしょうか。
『放課後はフィアンセ』『放課後はウエディング』の受・ひなたが薫と同じ組で同級生として登場しており、物語の時間軸がどうやら微妙に被っていた様子です。こういう登場野され方すると気になって読みたくなります!
大館薫は、おっとりとした性格で甘いものが大好き。
おまけに、かわいらしい顔立ちをしていた母親に似てしまったものだから、街を歩けば女の子に間違われ、声をかけられることもしばしば。
そんな薫は、母親を亡くし、どこの誰かもわからない父親にお金を払ってもらって、お坊ちゃん学校に通う毎日。
生まれてから一度も会いに来てくれなかった父親をあまりよくは思っていなかったものの、母親が父親のことを悪く言わなかったせいもあり、恨みに思うことなく生活をしていた。
そんなある日、突然迎えに来た青年・高野に、父親の訃報と実は薫の父親がヤクザであったことを告げられる。
戸惑う薫だったが、組の顧問弁護士である高野に連れられ組へ向かうと、自分がその組の跡目候補になっていることを知る。
本当はヤクザなんて嫌いだけれど、解散瀬戸際の組のために組長になることを決意する。
ところが、自分で連れてきたくせに、高野は薫が組長になることには大反対!
「組長にはさせない。私の女にしてさしあげましょう」と言われ、薫は犯されてしまう。
当然、薫はショックを受けるけれど、それでも組のことを諦めるつもりはまったくなくて……
という話でした。
当初、薫ってしっかりした子だなー……って思ってた時期もあったんですが、途中でガラガラとその幻想は音を立てて壊れていき、結局、よくあるBL小説の受けの子になってしまいました。
攻めに無理やりされても「あんあん」感じちゃって、いきなり犯されるなんて理不尽この上ないのに、「自分が悪いから」と相手を攻めることをせず。
どう考えても、矛盾でしかないようなことにも気がつかないし、つっこまないし。
それでいて、最後は自分の思い通りにしてしまう。
ある種、最強の受け☆
ついには組の内部抗争のさなか、セーラー服にモデルガン(改造済)で、相手のところに乗り込んでいって、モデルガン乱射して一件落着。
……えーっと、本物の銃を撃たれたらどうするつもりだったの……?
というよりか、どうして誰も本物の銃を撃たないの……?
そんな感じで、やくざものなのに、まったくハードなところの何もない、ほわほわした話でした。
ふわふわした受けがお好きな方にはオススメします。