私のおしおきは、天国へ行くことで終了するのだよ。

恋のルールは絶対服従!

koi no rule wa zettai fukuju

恋のルールは絶対服従!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
6
得点
34
評価数
13
平均
2.8 / 5
神率
7.7%
著者
名倉和希 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784044550400

あらすじ

ルビー文庫初登場♡名倉和希が贈るドSな人気准教授×新人編集者の同居から始まるラブコメディ!

新人編集者の輝季(てるき)は、辛口コメンテーター「黒宮様」として人気の美形准教授・黒宮一俊(かずとし)の担当に抜擢される。ベストセラー作家でもある黒宮の待望の著作第2弾は『恋愛論』。しかし、傲慢で意地悪ゆえに恋人と長続きしたことがない黒宮のために、輝季は突然、恋人のサンプルとして同居するよう命じられてしまった! しかも、箱入りに育ったせいでドジばかりしてしまう輝季に、ドSな黒宮は嬉々としてHなおしおきを仕掛けてきて!? ドSな人気准教授×新人編集者のラブコメディ!
(出版社より)

表題作恋のルールは絶対服従!

TVで人気の大学準教授・35歳
新人編集者・23歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

年上攻・35歳…って、最高の食べ頃年齢?

これは…箱入り庶民な駆け出し編集者が、
クールビューティー&ドSな大学准教授に、
さっくり…美味しく食べられるまでを詳細に描いたスウィートな1冊です。
受のテルちゃんこと輝季は、庶民にして箱入り!
洗濯物たためない、お茶入れられない、風呂の湯すらはれない…
…っていうと、深窓の令息を想像するでしょう?
ところがコイツは庶民も庶民、ただし3世帯家族の愛情を一身に受けて、
元気にすくすく育った、「可愛くて使えない」がんばり屋さん。
ところが攻の准教授「黒宮様」ってのがまぁ…根っからのS気質で、
毒舌で、コメンテーターで、上げ脚取りの権化のような意地悪紳士で、
水もしたたる35歳…超美形でございます☆
よくある話、ルビー文庫では…非っ常によくある話ではありますが、
このテンポ、この甘さ、このユルいエロさは…
…なんだか読んでて痛気持ちいい、まさに名倉節(笑)
さて攻様ですが…ちょっと待ってください、35歳?!
(↑ここでBL通のお嬢様方は、気づくはず~)
年上攻なBLって、攻年齢=35歳というのが、圧倒的に多いことに!
(↑ちょっと年齢差があって、甘口ハーレクイン設定な攻というと…
  なぜか35歳だったりするパターンが多いんですよねぇ、不思議。)
リアルでは、男35歳なんて…けっこう落ち目に入った人間が多いのに、何故?
で…理由を考えてみると、だいたい、こんなところでしょうか。
 その① 美貌ピーク=30歳から、ちょっと成熟したほうが色っぽい?
 (↑オヤジ攻年齢寸前&美貌健在、しかも…エロいこともサマになる。)
 その② 20代半ばから見て、10歳くらいの年齢差があるほうが粋☆
 (↑ダンディ&地位がサマになって、でもやんちゃも意地悪も似合うし~)
 その③ 外見と中身のギャップが、違和感なくセクシーな年齢かも?
 (↑ギャップは萌えですよね…当然のことながら。)
私的には、③のギャップ萌え効果が最たる理由かな~とも思います。
そうなんです…このくらいの年齢の男性ってのは、精神年齢とステータス、
ギャップがあるほど、妙~にミステリアスに見えたりするもんです。
本人、全っ然そんなつもりがなくってもね(笑)
そういうワケで、テルちゃんは…まんまと色男の餌食になっちゃいますが、
ざまぁみろでございます。(ドSだろうが)こんな男をゲットしておいて、
贅沢言ってたら、世の女性の何割かを敵に回してしまいますぞ!
さて…お楽しみのエロですが、ドSと銘打つ割に、そこまで変な事はしてません。
(↑でも、ピロートークがエロ可愛い☆)
でもね、病院のトイレでってのはねぇ..思い出になりますよ(笑)

4

可愛がられてるとしか思えないセクハラ

ライトなラブコメ風味でしょうか。
あとがきによると攻めは鬼畜のS様で受けはMとのことですが、ちょっと違うような…いやそうかもしれない。

セクハラってましたね!
原稿を書くために攻めと同居させられることになった受け。辛辣な言葉やセクハラに耐えつついつしか快楽を教えられ同居も楽しむようになってきて。

最後まで攻めはからかってセクハラしてるんだと思ってる受けが、うーん。セクハラであそこまでするかいな?とふにおちず。でも受けは恋愛歴ないみたいなので百戦錬磨の攻めには敵わないですよね。
はたから見れば可愛い可愛いって可愛がられてるようにしか見えないのに。

勝手に実家に帰るのが一番重いお仕置きが待ってるなんて、帰したくない離れたくないってことじゃない?
でも攻めは受けに好きと言わせたかったんですね。美人助手の強気の手を上手く利用して?受けに恋心を自覚させて。いや偶然か?

しかし甘くてイチャイチャで良かったんですが、編集長が受けの父親がわりなのに、仕事の為に攻めに差し出して助けを求めても認めないとかちょっと納得がいかないかな。

1

じわじわドSと天然無自覚Mが絶妙のマッチング☆

ラブコメ部門で大変に注目している作家さん、名倉さんの2月はルビーから。
ちょっと軽めで敬遠しがちなレーベルなんですが、やはり名倉さん♪(←ひいきしている)サクサクと軽いノリなんだけど、そのじわじわと攻めるS具合と、無自覚天然Mの組み合わせが絶妙で、これは上手い!と思った作品でした。
や、本当!これは丁度いい!ディープじゃないけど、エスエムスキーも満足できる具合じゃないんでしょうか?

新人編集者の輝季は、TVの辛口コメンテーターとして「黒宮さま」と人気を博している大学準教授の次回執筆作品を書く為の材料として、黒宮に希望され、また編集長の命令で黒宮と同居を始めることになる。
母と祖母のいる実家で暮らしていた輝季は家事がまったくできなくて、失敗してはお仕置きと称されてキスされてしまうのですが、思いがけず勃ってしまい、うろたえるのだが・・・

黒宮のS具合が、大人の余裕で遊ばせている感じで軽いのだが、この具合がどうにも、”いぢわる”の度を超えた程度のものではあるのだが、本人が愉しんでいる様が伝わって実に小気味がよいのです♪
また、輝季はヘタレで、それでも健気で使命感はあるものの、それでも流されていっている様、無意識に黒宮の誘導にはまってM具合を見せているところが本人無自覚なんで、そこがとても面白いのです♪
この輝季が、快感に溺れて泣いて赦しを乞う姿の描写が、思わずそそられますーww

全然依頼された原稿を書いている風の姿を見せない黒宮。
黒宮の家での様子の描写が多く、輝季は一体編集の仕事をきちんとしているのか?とか、
編集長は、輝季を人身御供に差し出した腹の内丸わかりだが、ひょっとして編集長もドSなのか?とか、
ストーリーや設定を小難しく考えて掘り下げようとすると、アレ?みたいな部分もなきにしもあらずなんですが、
主人公達の描写が余りに自然で、人との関わりの部分も違和感なく馴染んで登場してくるので、そんな部分のツッコミは不要なんだとわかります。

とにかく、黒宮のドS策略に知らずのうちにはまっていく無自覚Mvこれが最大の萌えツボでした!
快感に逆らえず、誘導のままにおねだりする輝季がエロい!
深く考えなくても純粋に楽しめる良い出来あがりのラブコメ、名倉さん、本当に上手いな~っていうか自分的ツボ押しすぎだよ=3と・・・

3

ヘタレじゃなくって、へなちょこである。

それが受けの輝季の印象です。でもなんだろ、この妙な可愛さは!
名倉さんの作品に出てくる登場人物は、成人して『大人』という年齢に達しているキャラが多い多い印象を受けます。可愛いキャラ前提ではなく『大人』でありながら、どこかしら可愛げを持っている愛すべきキャラといった雰囲気とでも言いましょうか。
でも、ひと括りに『大人』と言っても色んなタイプがおりまして。
成人していても大学生はやはり、学生特有ののほほんとした部分があるまだまだ子供、な大人。
成人したてでも既に働いて頑張っているキャラなら年齢の割にしっかりとしていて、若いが落ち着いた大人。
苦労して育ってきているなら尚更、そういう部分は色濃く出るのではないかと思います。
受けである輝季はまだ社会に出て間もなく、早くに亡くなった父親の職業と同じ出版社の編集者という職を選びました。
母と祖母に育てられた、言うならば母子家庭に育ち。祖母や母の手助けをするため家事なども率先して手伝い、父さんがいないから自分が頑張るよ!という良い子・・・ではなく、いや、良い子なんですが・・・
なんというか・・・この子は、その・・・大変のほほんとおおらかにへなちょこに育った、お子ちゃまでした。

志も高く、やる気はあるけれど、そのやる気と性格が一致していない。
努力はするけれど、詰めが甘い。しっかりしているようで、天然で押しに弱くすぐに涙ぐむ。
社会人というよりは高校生?といった雰囲気です。

黒宮はしっかりした大人で、稼ぎもあるし妙にカリスマのある人物で。
TVのコメンテーターを毒を含みつつそつなくこなし、一部の熱狂的ファンからは黒宮様と呼ばれるカリスマも持っている。ドSなのはTV用ではなく、真のドSというから堪りません。
しかしながらガツッとSMではなく、相手の嫌がる顔や泣き顔なんかを見てニヤニヤして喜ぶタイプ。
サドというよりも苛めっ子。
そして、輝季はいじめられっ子です。無自覚Mで苛められ体質なのか?黒宮につつかれてはえぐえぐ泣いていました。可愛いけどその反応が弱すぎる。
でも、このえぐえぐ泣くところが妙に萌えツボを刺激されるのです。
性的お仕置きをされて、快感にメロメロになって、涙ぐんで、でも輝季が縋りつくのは黒宮なのです。
「せんせぇ」という甘えたような縋る助けを求める呼びかけ。
自分をのっぴきならない状況に追い込んでいる相手に対して、助けを求めるその浅はかさ。
黒宮様の思うつぼです。
そして、輝季がどえらく可愛いです。
しかし、輝季も弱っちいばかりではなく、恩師の不幸を耳にして憔悴した黒宮を慰めるシーンでは包み込むような優しさを見せてくれました。
また黒宮の助手の女性が何故か池に落ちて(?)黒宮のマンションでシャワーを借りて~というちょっとしたいざこざがあるのですが、その時の輝季の言葉で「自分たちのマンションにどうして女を入れた!」と、こういうニュアンスの台詞があり、あんなに黒宮との同居を渋っていて、早く帰りたいと思ってたのに、いつの間に黒宮さん家の子になったの!?と。
それだけ輝季の心の中の黒宮占有率が、そして黒宮のマンションが自分の住家だと認識しちゃってるのね~とほくほく。
イタすシーンでも輝季の不慣れさ初心さが黒宮によっていい具合に色っぽい方向に向かっていく様も素敵でした。

疑問に思った所は、黒宮がなぜ輝季を一目見た瞬間から理想の家族と思ったのか?
その部分がどうにも理解できずに、最後までう~ん???となりました。
あと助手の女性。黒宮の事が好きで、そういう行動に出ているというのは分かるのだけど微妙な登場と動きでした。
しかしながら、そういうことはどうでも良くなるぐらい、面白かった素敵な年の差ラブでした。

1

乗りきれなかった・・・

好きな作家さんなのですが、
すみません、乗りきれませんでした。
そんな自分が残念です。

新人編集者の輝季は、新作を執筆してもらうため、
辛口コメンテーターとしても有名な准教授、黒宮と
同居することに。

全く家事等ができない輝季に、失敗するごとに
おしおきを与える黒宮。
輝季のことがどうやら好きで、おしおきをする黒宮。
そして、おしおきをされているうちに、心が動いてしまう輝季。

う~ん。
黒宮のSっ気は大好きなのですが、
いまいち黒宮が何故輝季を好きになっていったかも謎でした。
また、私が乗りきれなかった大きな要因なのは、
たぶん、絵かなと。。。

文と絵が違うな~というときは、絵を見ないように
読んでいるんですが、今回はタカツキさんなので、
結構好きなこともあり、みていたのがダメだったみたいです。

いえ、タカツキさんの絵は好きなんです。
でも、黒宮は、違ったかなと。。。

3

こんなのがドSだなんて認めない

“攻め”の一目惚れから同居する事になった“受け”なのですが
“攻め”がベストセラー作家という事で
編集者である“受け”にはことごとく味方が居ず、読むのがいやになりました。
「原稿の為にセクハラくらい我慢しなさい」と編集長に言われ
「黒宮様(攻め)が悪い訳ないじゃない。黒宮様に頭下げて許してもらいなさい」
と聞く耳持たぬ祖母・母に言われ実家に帰って寛ぐ事も出来ない。
しかも“攻め”を狙ってる女に“受け”が嫌がらせされているのを“攻め”が見ていても
「“受け”の泣き顔・困った顔が可愛いから」と助けてもくれない…。
ドSでも何かしら愛が感じるシーンがあれば受け入れられたと思うのですが
私には愛が感じられるページは全くありませんでした。

2

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