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yamiyo no sanctuary
挿絵買いです。
高岡さんの作品は2作目ですが、これもイマイチ…。
1冊目に読んだものが本当につまらなかったので、期待せずに読んでもなおイマイチでした。
表紙と挿絵は申し分ないです。本当に綺麗です。
肝心な中身ですが、読み終わっても何も感じませんし何も残りませんでした。
新人刑事の真壁は、幼い頃に誘拐された過去を持つ。
その際、出口のない暗闇に、丸二日間監禁されていたため、暗闇は今も苦手であった。
そんな真壁は、暴力団対策の四課に配属されていた。
そしてそこで傷害事件が起こる。
襲われたのは、ヤクザの顧問会計士を務める男で、真壁はその捜査のために、新興ヤクザ・新堂組に赴く。
そこで現れたのが、若頭補佐で若くして組に君臨する北島だった。
先輩刑事からも「気をつけろ」と言われるほどの切れ者のはずだが、真壁に対しては、軽口ばかりを叩いてきて、まだまだひよっこの真壁は煙に巻かれてばかりであった。
獰猛さを端正な美貌に隠した北島は、どういう訳だか、真壁の過去を知っていて、それを追及する真壁に、誘拐された真壁を助けてくれたのは、姉だと話す。
けれど、真壁はそのとき助けてくれのは男の子だと確信していて……
という話でした。
刑事とヤクザの禁断の恋! すっごく萌えます。
ここから先、思い切りネタバレですが。
幼い真壁を助けたのは、当然といえば当然、北村で。
その時から北村は、真壁のことを気にしていて、なんとなく動向を知っていてはいて。
もちろんそれは、真壁のことをにくからず思っていたからなんですが。
一方の真壁は、その少年のことを忘れてはいなかったものの、それがどこの誰かはわからないまま大きくなっていて。
それで、再会した後に北島が言った台詞が帯に書いてあってそれがものすごくぐっと来ました。
「なんで刑事になんかなってんだよ。俺の気持ちはどうすればいい?」
って書いてあって。
なんかもう、どうしようもない運命のいたずらなんだと思うんですけど、そのどうしようもなさが、逆にものすごくぐっと来ました。
もちろん、最後はハッピーエンドですが。
どちらも決して、男くさくないわけじゃなくて(初心ではあるけど)、プライドも高いのに、それを蹴っ飛ばしてまでつながりあうのって萌えですよね。
こういうのをきっとMLって言うんだろうなー……と思います。
この作者さんのこういうちょっと男クサい系の話は決して登場人物が硬派なわけじゃないんですが、ぱりっとしていて、かなりいい感じです。
MLをお好みの方にはオススメです!
挿絵とヤクザキャラ、タイトルに惹かれて購入。
キャラのそれぞれの設定はすごく好きです。
でも、受けのトラウマがもっと全面にでるか、事件をもうひとひねりあるか、エロが増えるかどれかあれば面白くなる気がします。
受けの暗闇に対するトラウマで、そういう状況になるのですが、
こうイマイチ切迫してる感じがもてなく
ドキドキしなかったんですよね・・・
2人もいつ結ばれるが遅く、まさかエロなし?
なんて思わせるほどかなりの後半にエロが・・・( ̄ー ̄;
昔幼い頃自分を助けたヒーローが大人になってからも、
助けてくれるという設定は好きな作品でした。
しかし・・・
高階祐先生の挿絵はいつみても綺麗ですね・・・(*^^*)
高岡さん初めての刑事ものだそうですよ!?
ヤクザがあれば、何となくセットで刑事もありそうだったんですが、そうだったんですね。
最後にあとがきを読んで、なるほど~。
ご本人も書かれているように火サスな作りだったんですよww
ある事件を負う刑事、その刑事には過去の事件によるトラウマがあって、それを知っている男が、その事件に絡むヤクザとして登場して、、
実に火サスっぽいつくり。
おかげで、事件の追及と、主人公の過去への思いがたんまりと登場して、一体これはラブになるのか?と終盤までハラハラ・・・
ラスト、エチが登場した時には、いや、この二人の関係エチまでいくのはまだ早いだろ?みたいな、、まだ早急すぎないか?
いきなり子供の頃のヒーローが体の関係にもつれ込んじゃうのは自分的にうーむ、、、な感じで終わりました。
主人公のキャラクターはとってもよかったと思うんです。
暗闇と閉所が過去の事件で苦手になっている刑事・草壁は、新米刑事として、まだまだ駆け出しと自分でわかっていて決して優秀じゃないってこと。
ごくごく普通のどこにでもいる人。
北島は、やんちゃな少年がそのまんま大人になったみたいで、またこれもどこが優秀なんだかよくわからないんだけど、それでも威勢がよくて男前なヤクザって感じで少しエロい。
二人が再会する元になった事件、この被害者が実にどうしようもないオッサンで(包茎らしいww)喰えない奴だけど、そんなに深刻じゃなくて、思わず拍子抜けする痴話げんかの延長みたいな結末だったのが、、ちょっと肩すかしだけど、そんなことのほうが多いよね、っていう等身大の事件。
こうしてみると、主人公達も、彼等に関係する事件も、草壁の過去のトラウマになった誘拐事件も、実にぶっとんでなくてすごく身近な庶民的なレベルなんですよね。
お茶の間サスペンスではないけれど、ヤクザ×刑事っていうと、ドラマティック展開を想像する場所で、この以外感がありうるかも?なもので親近感だったのかもしれません。
それだけに、ラストエチのもつれ込みはあまりに急激で、そこまで気持ちはないだろ?と思わずにいられなかったのですよね~
ヤクザ×刑事で、やんちゃ×ツンデレがもっと極端に出て、「やらせろよー、、」「嫌だよ!」で追いかけるシーンが途中で頻発すれば、もっと納得できたのだと思うのですが。
悪くはないけど、萌えるかといわれると自分的萌え要素はあるのに、萌えラインまで至らなかったというちょっと惜しい作品でした。