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素直に私のものになれ
伊郷ルウさん、初読みです。
初読み作家さんって、一番最初に何の作品を読むかとても重要ですよね。
それでその作家さんの次作を読もうとか、第一印象が決まってしまうのですから。
そういう意味で、伊郷さんのこの作品を手に取ってしまったことは失敗でした。
このお話は両親を亡くして祖父母夫妻に育てられ、その祖母も数年前に亡くなり、今は合気道の師範をする祖父と18歳にになった琳太郎が真剣を持ち演舞していると、突然の雷が琳太郎の持つ真剣目掛けて落ちて異世界に飛んでしまったことから始まります。
そこで攻めの沁王と出会い、妃だ何だと言われ、ちょっと抵抗するも俺様な沁王にものすごい執着を見せられ、あっという間に身体の関係になり、一悶着あるも抵抗していた琳太郎も沁王にほだされていくのです。
祖父さんを放っておけない琳太郎は嵐の日に剣を取り、雷に打たれ現代に戻って来ます。
琳太郎と離れたくない沁王も雷に一緒に打たれ、現代に来るのです。
そこで祖父さんと再会します。
祖父さんは沁王を見て、実は祖母さんはそちらの国の人だったと告白。
沁王、祖父さんに琳太郎を妃に欲しいとお願いします。
そしたら祖父さん、あっさりOK。
そして二人はまた異世界へ帰って沁王の妃になり、めでたしめでたし。
異世界ファンタジーの王道を裏切ることなく突っ走ってくれています。
人物設定も裏切ることなく王道。
何度裏切ってくれー!と思ったことか。
祖父ちゃん、若い頃も七十過ぎた今も、色々と物分り良すぎかと思うのですが…。
琳太郎も身内が自分以外誰もいない七十過ぎの祖父さんを一人残してもう二度と会えないかもしれない異世界に行ってしまうことにもっと悩んでほしいです。
それともあれだけ簡単に行き来しているから、これからも簡単に行き来できるのでしょうか。
なんだか特徴がほしいです。
どこかで見たようなそんな感じがしました。
居合いの演武中、突然、刀に雷が落ちて気を失った琳太郎。
ふと気がつくと、見慣れぬ景色の中にいて、見たことのない格好をした男たちがこちらに向かっていた。
驚いた琳太郎は、恐れをなして、洞窟へと逃げ込むけれど、そこに一人の男が迫ってくる。
男の持つ刀に恐れをなした琳太郎はついつい刺さっていた剣を抜いてしまった。
琳太郎に退治したその男はそれを見て驚愕に目を見開いた。
実はその剣は、『王妃の剣』で、それを抜いたものは迫ってきた男・沁王の妃になる運命なのだという。
まさかの事態に、必死で沁王から逃げようとする琳太郎だったが……
という話でした。
なんというか、これはひどい……ってちょっと思ってしまった。
知り合いも誰もいない世界で、いきなり優しくされたらその人に惹かれるしかないよなぁー……。
おまけに、敵方の男は、琳太郎を牢屋に放り込んで乱暴をしようとして、そこを助けられたら、誰でも相手のことを好きになるよね。
かなりずるい話だと思ってしまった。
そういう意味では、べったべたでした。
普通、たった一人の家族を残していたら、元の世界に戻りたいと思って普通だと思うんだけど、かなり無茶な方法をすれば、行き来ができないこともない、とわかったから、最後はハッピーエンド。
でもどうしても、その「それしかない」って選択肢でする恋ってどうなんだろう?? と思わずにはいられないので、個人的にはあんまり萌えられませんでした。
私の好きな「異世界」「花嫁」という事で購入したが…、残念でした…。
_| ̄|○
奉納演武の最中に落雷によって異世界へ飛ばされた琳太郎(受け)。
そこで石に刺さった剣を抜いたのだが、その剣は「王妃の剣」で聖なる石に封印されており、それを解いた者は沁王(攻め)の妃にならなければいけなかった。
琳太郎は男なのに、普通に受け入れる沁王。
速攻婚礼の儀式の準備を始めさせてます。
え!?決断早くない?って感じでした。
(;゚Д゚)!
だけど突然異世界に飛ばされ、知らない男の花嫁になる事を拒む琳太郎は沁王に強引に抱かれてしまいます。
おもしろそうな話に思えたのだが、内容は薄くて山場もほとんどない。
二人で琳太郎の住む世界に飛ばされた時、琳太郎のただ一人の肉親である祖父に沁王が琳太郎を妃として迎えたいとお願いすると、祖父は即許可。
ギャクでもなく真剣にあっさりとだ。
異世界の男が突然来て、男である孫を妃にしたい。
しかも異世界に連れて帰るので、祖父は今後独りになってしまう。
それなのにあっさりすぎやしなか!?
Σ(゚д゚lll)
琳太郎も琳太郎だ。
「今まで育ててくれた祖父に申し訳ない、でも異世界で沁王と共に生きていきたい」その葛藤を普通だったら結構悩むものだが、琳太郎、悩みはするが結論出すの早過ぎるっ!
何もかもの展開が早く、えっ?終わり?(;゚Д゚)!といった感じでした。
もっと広く深く読みたかったです。
残念でなりません…。
_| ̄|○