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凌辱はどーしたっ!!!?;つД`)
と、思わず叫びだすほど甘々です。
ベッタベタです。受を他の男に抱かせる!?なんてことっ
西野作品にしては数少ないベタアマ系ですな。
昔、母の男に性的ないたずらをされていたことがきっかけで
不干渉になってしまった受。
これまで抱かれても感じることなんてなかった。
それが一転?!という展開なのであります。
ただ、せっかく感じないという設定なのにもかかわらず!
お金の為に身体を開くというハジメテなのにもかかわらず!
触られただけでモロ感でどーなのよ。もったいない。
正直それが一番の感想でした。
ストーリー的にも設定てきにも、キャラ的にも
全体的にベタな展開でありあんまりおもしろさは感じなかった。
エロは相変わらずふんだんなんですが、最初から最後まで
ラブラブというか、甘々というか、お砂糖いれすぎというか。
申し越し刺激スパイスがほしかったかな。
バーテンダーの葛城千歳は、幼い頃に母親の恋人に性的虐待を受けてから、誰かを好きになることも、誰かと必要以上に距離を縮めることもできずにいた。
そんな千歳目当てで店に通い続ける男が一人。
年下の男・秋津和馬だった。
彼は、見た目には普通のいい男だったが、彼と同じタイミングで入ってくるもう一人の男が、彼がそうではないことを現していた。
そんな千歳はある日、母親の借金の肩代わりをヤクザから強要されてしまう。
どれだけ「自分には関係ない」と口にしても、相手はヤクザ。そんな言い分が通用するはずもなかった。
そこに和馬が通りかかり、助けてもらう。
しかしその代償は、「千歳の体」。
断るすべもない千歳はいやいやながらもその条件を飲むが、和馬に抱かれると今まで不感症ようだった千歳の身体が初めて反応し、快感を覚えてしまう。
そんな自分に戸惑う千歳だが、ある日、和馬に結婚話が出ているという噂を聞き、また女性から電話がかかっているのを聞いてしまい、千歳はショックを受ける。
そして、自分の本当の気持ちに気がついてしまう。
という話でした。
人を寄せ付けなかった千歳の心の中に、和馬が入っていって。
千歳がそうと気づいた時にはもう追い出せなくなっていた……という感じ。
割とベタですね。
傷ついた受けの心に攻めが入っていって、最後はハッピーエンドでした。
初読みの作家さんです。
BL作家さんは、どれだけ人気のある作家さんでも、自分に
合わないと読み切るのが辛くなるので、最初は基本中古で買います。
エンジェルヒートの評価が高かったので、本当はエンジェルヒートが
読みたかったんですが、ブックオフにこちらのお話しかなかったのと、
あらすじを読む限り面白そうだったので、購入してみました。
読んでいて気になったのは、内容の薄さもさることながら
文体もでした。
なんだか作文か日記を読んでいるような気分になって...
決して文章としての日本語がおかしい訳ではないんですが、
小説と言うには、何かが足りないと感じさせられる文章でした。
全てに置いて、さらっと、あっさりと、淡々と流されていて
なんというか性描写以外の部分というのが、性描写に至るまでの
つなぎというか、そのために用意された話の展開なのかなぁ?と
思わせられるような感じで。
エピソードがただ羅列されているだけで、その中の何一つ
掘り下げられてないような物足りなさがありました。
このお話を読んでいる間中、私の脳裏には、予定調和という
単語がぐるぐると渦巻いていました...
このお話を読む限り、私には合わない作家さんなのかなーと
思います。
後一冊位は様子を見ようかな...
キャラ設定は大好きです。
年上のトラウマを抱えたガードの固いクールビューティー受が、年下にメロメロのドロドロに溶かされるっていうの。エチでも感じないと思ってたのに、凄く感じさせられて、そんな自分に戸惑うけど止まらないどうしよう!?
今まで強く生きて行こうと気を張っていた受が、年下のペースに巻き込まれだんだんと氷が溶けるように蕩けて行く。お約束展開ですが、萌え滾ります。
しかも、ヤクザで年下×バーテンダーで年上なんて期待も高まるってもんですが、ちょっと期待しすぎたのかな?可もなく不可もなく面白かったんだけど、物足りないなぁという感想です。
攻の数馬は大きな組の組長の孫で、幹部で将来は組を継ぐであろう極道のサラブレッド。どちらかと言うとインテリ系ヤクザ。
受の千歳は人とのかかわりがあまり好きではないトラウマ持ちのバーテンダー。母親がいつもロクでもない男に貢いでは捨てられを繰り返していて、幼い頃にそのロクでもない男の一人に性的虐待を受けそれがトラウマに。
大変美しい顔立ちなので、自分の顔だけを見て誘いを掛けてくる男達との経験があるものの、今まで一度も感じたことが無いという。
母親の借金をチャラにする代わりに『ヤクザの女』になれって展開ですが、特に無体をされるわけでもなく、数馬が極道者らしからぬ男です。
作中でもヤクザらしからぬ雰囲気と表現されていたのですが、あんまりにも普通過ぎてなんだか年相応の少しやんちゃで、だけど傅かれることに慣れてる良いとこのボンボンみたいなイメージで極道!って部分はものすごく薄いです。
組内抗争などで千歳も数馬側の人間ということで危ない目にあうのだけど、そこの部分もあまり緊迫感なく過ぎて行きました。
『古傷の記憶』では千歳の高校時代の親友との再会が用意されています。
この親友が曲者で良い人と見せかけて実はちょっとDV入っているというとんでもない男で、千歳は彼に殴られ、母親と自分は同じだなと思ってしまう。男、というか色恋沙汰でこうやって上手くいかなくなるのは、血筋なのか・・・というような千歳の諦めの心境はちょっと悲しいです。
そしてこの親友、アテ馬的役割を担っての登場なのですがどうにもこうにも、アテ馬にもなりきれてないし噛ませ犬でもない中途半端な感じでした。
雨降って地固まる、でちょっとしたことで拗れていたふたりの仲は元通りになるのですが、はっきり言ってこの親友くんをアテ馬として出さなくても良かったんじゃないかなぁとか思ったりして。
全編通してイタすシーンはさすがだなーと思える濃さがあり、その部分は楽しめます。なによりも冒頭に書きましたが、今まで全く感じなかった千歳が数馬に出会った事によってグズグズのメロメロにされる部分は素敵で良かったです。
今回のお話は攻めが、ヤクザの組長の孫息子で将来多分跡を継ぐであろうという青年なんですが全然ヤクザらしくなくてびっくりしました。
何だか普通に、普通の青年って感じ。
読んでいてこの話におけるヤクザ設定というのは必要?って思っちゃいました(汗、)
まず話言葉、受けが年上で、一般人の事もありますが結構丁寧語。
好感度の高い大学生って感じの年相応の話しかた。
ヤクザゆえに内紛とかそんな設定は展開的に用意されてますが、
二人はまだ付き合い始めて浅いというのもあるかもしれませんが、
そんな雰囲気とか臭いは全く薄いです。
ヤクザスキーにはちょっとがっかり?
受けちゃん、母親が男に貢いでは捨てられてという家庭環境の中、男達に無理矢理奉仕させられた経験から不感症になっていて、恋愛に対して冷めている。
そんな彼を長い時間かけて少しづつ口説いて、借金のカタというのを愛人になることで救ったのが攻めさま。
その時間をかけて心を溶かしていたということがあったから、初めて攻め様に抱かれると本人もびっくりする感じ方をして、段々好きになるという~
まあ、それはそれでまっとうではないでしょうか?
そして『古傷の記憶』で、これまた攻めがある出来事について受けちゃんに隠し事をするのですが、そんな必要あるんかい!?
その前に結婚を否定してやれよ!
・・と、、、
ごくごく普通の男の恋愛話でした。
どこが、という特徴もなく、唯一ヤクザに萌えそうなポイントも薄かった為ツボが一切なかった作品になってしまいました(自分的に)
どっかいいところを探したいと思いましたが、あまりに平凡で見つけられなかった・・・ゴメンナサイ!