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この年になって兄弟なんて、ぜったい無理!
kyoudai wa koibito no hajimari
初めて知ったのは、『ルナノベルズ フェア2011 ~番外編CD全員サービス~』
のフェアでした。
その時は購入せず別の本を手に取っていました。
その時から、あらすじを読んで興味を持ち、ずっと気になっていました。
初めは古本で買うつもりだったのですが、しばらく経って特典ペーパー付きの
存在を知り、特典ペーパー付きの新刊を何もフェアがない時に購入しました。
受けと攻めの年齢と自分の年齢が近いので、親近感が湧きました。
28歳で同い年の兄弟が出来る心境がとても伝わってきました。
同業者同士だったり、義兄弟や実兄弟、従兄弟同士だったりすると、
どうしても仕事の描写が描かれなくなる傾向が多いのに、
この作品は仕事の内容も詳しく書いていて、仕事と兄弟を密接に
描いているのがとても良かったです。
職業モノと兄弟モノ好きにとっては嬉しい限りです。
最後に両親の再婚について攻めが話した内容には少し驚きました。
偶然かと思ったら意図的だったとは。
そんな攻めの発想力が凄いです。
攻めがそんなことをするようには見えないので、意外でした。
だけど攻めに執着されて、こうして兄弟になるのは嬉しいとも思いました。
犬猿の仲だったはずの二人が兄弟になったことで、
攻めが自分自身に向き合ったり、受けが攻めに向き合ったりして、
仕事だけでなく家族としても お互いに切磋琢磨していく二人に
好感が持てました。
表紙絵について、読み終わるまで気が付きませんでしたが、
読み終わってみてみると、表紙だけで二人の関係がたくさん語られていて、
遊び心が満載で、とても面白くて可愛らしい表紙だと思いました。
今回の評価は、「萌×2」と「神」で迷いました。
読み終わった後、レビューを書く前までは、あまり迷うことなく「萌×2」で、
本当は この評価にするつもりでした。
レビューを書くにあたって、もう一度 読み返してみた時、
他の義兄弟モノの作品と比較してみて、仕事や兄弟、
恋愛がしっかりと書かれているので、こんな三拍子
揃った作品は、記憶している範囲では、この作品を
読み終わってからレビューを書くまでに読んだ作品では
見かけなかったように思うので、また、全編に渡って
萌えどころが満載だったので、少し甘いかもしれませんが
最終的に「神」評価にしました。
兄弟もの好きとしては、題名からなんだか美味しそうな予感がします。そして、読み終わって表紙を見ると、イラストの一つ一つの意味が分かって、面白いな~と思います。
28歳の一は、父親が早くに亡くなったこともあって、ちょっとファザコン気味です。
そんな一に、母親の再婚によってできた父親と弟に喜んだのも束の間、弟になったのは同僚の瑳苗で。瑳苗は一にとって、憧れから喧嘩ばかりする相手に変わった同僚だったのです。
だけど、母親たちの希望で同居することになった二人。嫌々ながら一緒に過ごす内に、本当の瑳苗を知って見直す一。
その気持ちがだんだん愛情に変わっていきます。
二人で過ごす小さなエピソードが可愛くてホッコリします。
クールに見えて策士で、一に執着してる瑳苗が好きです。
ゆっくりじっくりと愛情が深まっていくのもイイし。
実はベタベタするのが好きだった瑳苗に、両親にばれるのも時間の問題ではないかとニヤニヤしてしまいます。
お仕事面でも恋愛面でもしっかり書かれていて、どちらも楽しめてお気に入りの1冊です。
『あなたは僕のマスコット』を先に読んでしまいまして、
登場してきたカジーシャ(w)が気になったものですから
遅ればせながら読ませていただきました。
同じ出版社で働く同期の瑳苗(さなえ)があまりにもハイスペックイケメンで
鍛治舎一(かじしゃはじめ)は入社時こそ嫌っていなかったものの
自分だけには何年経っても愛想がなかったり
ご尤もすぎる理論でねじふせてくるような態度が気に入らないw
一は見た目も性格も良いので勝手に期待値を上げられて
悲しいことに残念なイケメンと呼ばれる始末ですが
編集の仕事にも精を出して頑張り屋さんなわけです。
お互いの親が再婚する事で義兄弟になり
その後恋仲に…というのは結構ある設定ですけれども(すみません)
こちらの作品では、瑳苗が一に対してつーんとしているようでいて
実は!っていう真実がすごく嬉しかったんです!
しかも、担当の作家に対してすごく親身になったり
何事に対しても丁寧な様子が好印象でした。
料理も出来て、天ぷらを上手に揚げられるとか…すごいよ瑳苗…!尊敬する!!w
一は胃袋掴まれても当然ですww
二人だけの映画鑑賞会を開いて実在するDVDを観てるシーンは
とても微笑ましかったですし
「わかる!!」とうなずくセリフもあったので
BLと違うところでも楽しませていただきました☆
ピザとフライドチキン(宅配だけど)、冷凍庫にアイスもスタンバイって
夜なのに大丈夫ですかイケメン達!?と余計な心配もしましたがw
妙なところが羨ましくもなりましたよ。
一の担当の入江先生を自宅に呼ぶことで
二人きりを打開したかった気持ちもわからなくなかったですが
そこから更に瑳苗に対する感情が変化していったり
仕事面でも影響を受けて思い切った言動をしてみたりと
読み応えありました!!
瑳苗が“努力”という言葉を嫌っていた訳を
瑳苗の元お手伝いさんが話した時の言葉が目からウロコで
今回も「おお…!」ってじんわりしました。
鳩村さんのセリフって〝何へぇ〟も押したくなる時があるのです。
(めっちゃ古くてすみません)
瑳苗はクールだと思いきや、我慢しきれなくて一を押し倒したり
想いを告げたからすぐ結ばれる流れでは無かったので
読み終わるまでわくわくが持続されました!
ギャップが好きなのですよ…。
ふざけて「義兄さん」って言ったりとかね!!イイ!!
三か月しか違わなくても、やはり一の誕生日が先なので。
更に、陸裕さんのふんわりしているんだけどしっかり大人の男で
セクシーな挿絵も良かったです!!
表紙がサービス満点で、色んな瑳苗と一が描かれているのですが
読む前だと「??」で、読後改めて見ると「!!」になれます♪
お互いに無いところを補えるのって理想ですよね…。
対等な関係で、仕事面もしっかりの鳩村さんのお仕事BLは
ほとんどハズレがない気がします!!
…実は、『あなたは僕のマスコット』で読んだ時は、
一は攻めだと思ってましたww
小説家編集者の一(はじめ)の母親が再婚した相手の連れ子、それは敏腕編集者で同期の瑳苗(さなえ)だった。
ありがちな設定だけど、鳩村ワールドたっぷり堪能できてほんと楽しかった!
お仕事BLの第一人者と勝手に言い切ってしまうけども、今回もその辺しっかり読ませてもらえたし、なにより二人がくっつくまでの焦らし配分がお上手なことったら。
恋なのどうなのでも同僚なのに?義兄弟なのに?いやその前に男同士なのに?でもなにこのときめき!という過程こそが面白いんだということを、噛みしめながら読みました。
何やらせてもそつなくこなす瑳苗が、一に対しては毒舌で不器用な感じが萌えどころでした。これもまたツンデレというのでしょうか。
しかもかなりな策士なんだけど、一に接近するには親同士を結婚させて義兄弟になるしかない!って、ちょっと待て。その策それは合ってるのか?(笑)と読み終えた今でもまだツッコミたいところです。
結果合ってたわけだけど、なにか根本的なとこでズレてる気がしてならないよ(笑)
喋れば喋るほど嫌われていくことに自覚もあり、誰にもわからないけど実はへこんでいたり、映画鑑賞会に誘われてすごく喜んでるとことか、腕を振るってご馳走を作ってるとことか、嫉妬したり悶々としたりの心情を、嵯苗視点でも読ませてほしかったかな。
まあそれは欲張りというものでしょうかね。
全体的には帰ってきた鳩村節!って感じだし、ほんとに楽しかった。
イラストもイメージぴったりだったし、読み終えてもういちど表紙を見ると、このイラストにすべてが集約されいてるなあと感心しました。
作家の入江先生のイラストも見たかったんですが、これなんとなく続編出そうな気もします。
お相手は、嵯苗が受け持っている新進気鋭の作家か、宿泊する予定だった東京在住の友達か…
そして、桃色パラダイス部分はもっと詳しく読んでみたかった!というわけで前言撤回。
配分やっぱ間違ってましたね。もう少し早い時点でくっついてもらえばよかったな。はい。
28歳で親の再婚により、義理の弟が出来るらしい。叶わない夢だと思っていたけど、昔から弟という存在に憧れていた。。。しかしその義理の弟は同期の苦手なあいつで!?というお話でした。
同じ出版社に勤める同期(とそのお父さん)が突然家族になります・・・と顔合わせの時に初めて相手の顔を知った、受けの鍛冶舎 一(かじしゃ はじめ)。「なんじゃそりゃー!」状態です(笑)
なんせ愛くるしい表紙とは裏腹に攻めの田中瑳苗は愛想がないです(笑)クールとも言いますが、受けは入社面接で攻めに一目惚れの勢いで憧れがあったものの、発言は正論だけど厳しい言い方で、特に自分に対してはキツイ・・・嫌われている!と苦手意識があって。。。
攻めは受けといるのが居心地が良いから何でもポンポン言ってしまうそうですが、すこし不器用なので伝わってません(笑)
面白かったのが「同期なんだから弟じゃない!」という怒りに対し、瑳苗(攻め)いわく誕生日が受けの方が早いので「義兄さんだろ」と言い争う姿が微笑ましかったです。
そんな喧嘩ばかりの2人が一緒に生活をする中で、攻めの料理の上手さに感動したり。受けが強がっているけど寂しがり屋だったりと、新たに相手について知り距離が縮まっていく流れがリズムよく読みやすかったです。
周囲からも文句なしのイケメン!と言われる攻めにも辛い過去があります。「努力」は「力」という漢字が2つも入ってる、それでは力が入り過ぎて疲れて辛くなってしまう。丁寧の方が良い。と攻めのいう台詞には唸らせられました。
考えたこともなかったで、とても記憶に残りました。攻めがそう考えるようになった理由は悲しかったですが、受けがそれに真正面からそれに立ち向かう姿は男前で格好良かったです。
挿絵は陸裕千景子先生。先生の描かれるお料理は毎回「食べて見たい~美味しそう!」と思わせ、攻めのイメージ映像のドーベルマンは可愛かったです。そしてカラー口絵は絵柄が優しいイメージがあるぶん余計にエロチックな雰囲気で美味しく頂けました。
最後に攻めの長い計画を知った時には驚いたのと、これぞ執着攻めだわ!と感動しました。
同じ会社で義兄弟に!?といえば、つい榎田尤利さんの「StepBrother」を思い出したのですが、またそれとは違う味わいがありました。
何と言っても、表紙がちょっと興味を惹きます。
右上、、、あっ!?耳と尻尾が付いて、後ろに犬が~!!
真ん中左寄りと下には犬が・・・なして?
そうそう、読み終わって初めてわかる、本当はワンコ攻めだったのだww
しかも、全然かわいくないワンコw
本編に本物の犬は出てきませんのであしからず。
母親が再婚することになり、初めての顔合わせの席に出向くと先方の息子というのは、同僚で純文学担当のデキる同期(苦手)の瑳苗だった!
そこそこ顔もいいけど、成績が今一つで残念と言われている一(はじめ)は二世帯住宅に改築されている瑳苗の実家で、新しい家族として同居することになるのです。
てっきり瑳苗に嫌われていると思っていた一はたった二カ月違いで「義兄さん」と呼んでくる瑳苗が、意外にいい奴だったのだと見直すのです。
早速新婚旅行へ一カ月出かけた両親のいない家で、二人暮らし。
一の担当の作家が作品の映画化で上京し、一と瑳苗の家にお邪魔することになり、色々と互いを仕事を通して、一は瑳苗という人を知っていくことになる。
そうしたあらすじめいたものよりも、ラスト読み終わって何より印象的だったのが、瑳苗のしたたかさ(?)とか、腹黒さw
父親が一の母親と出会ったのも実は・・・w
最初は軽くて、一が好きでなかったというのに、人というのは変われば変わるもので。
しかも、何とな~く瑳苗の父親は公認のような・・・w
全く、瑳苗父子は侮れないのです!!
一といえば、会社の面接の時に瑳苗の美貌に見惚れ、入社式で一緒になって喜んだのもつかの間、飲み会にも参加しない、話す機会があっても毒を吐く、多少普通に話せるようになったものの、それでも嫌われているんだろうな~と思っていた相手。
元来がポジティブで結構クヨクヨしない明るい性格みたいなんで、二人きりの留守番の週末も楽しく過ごそうと、ホラー映画大会を計画するから、それでちょっとドキっとすることがあったりして、ちょっと意識するように。
そして、担当作家作品の映画化について瑳苗の言葉や、彼の努力を見て惚れていくんですね。
ラストでどうして瑳苗が一を好きになったのか、最初は嫌いだったのに、、それを告白するのですが・・・何と言うひねくれ者~!!いや、ポジティブ?
そんな人間になってしまったのにも、トラウマが実はあったんだよ、という過去のこだわりがあったと言う部分も見せます。
最初何でトラウマの話なんて、余り必要ないのにな~と思ったのですが、この告白でなるほど!と思いました。
本の帯に「次は義兄さんって呼びながらヤる-そのほうが、燃えるだろう?」なんて書いてありますが、そうなんです、瑳苗は腹グロのちょいSなんです。
Sのワンコっていうのも・・・爆!
ライトで明るくて、さらっとしているお話でした。
先に関連作の「あなたは僕のマスコット」を読みました。舞台は同じく常盤出版の文芸一部。
主人公は、大衆小説誌「小説マリウス」の編集部に所属の鍛治舎一(かじしゃ はじめ)。
幼い頃に父親を亡くし母ひとり子一人で生活してきたが、この度母親が再婚することに。
相手男性と彼の息子、つまりは義理の弟となる人と初めて4人で食事会をするのだが、その義弟となる男が実は……!という展開。
…それは青天の霹靂。同期入社の出世頭、同じく文芸一部の純文学誌「小説蒼茫」編集部の田中瑳苗だった!
瑳苗は容姿も態度も実績もズバ抜けた男。でも何かというと毒のある物言い、不遜な態度で、一は煙たくて距離を置いていた。
そんな2人が両親の結婚によって兄弟として同居することになって、最後は恋人になるわけですが、まあ確かに外側だけ見て「気が合わない」と思った人物が、一緒に住んでみれば知らなかった一面、良い面を持っている事を知り、思い込みを変化させていく点は、納得の流れ。
しかしながら、恋人にまで、というのは鳩村衣杏先生の筆力をもってしても些か強引だったかも。
瑳苗の方が一をずっと好きで、義兄弟になるしかない、と自分の父親と一の母親のキューピッドになったという展開は、ちょっぴりハテナ、というよりある意味怖い…
ただ、「お仕事BL」の側面はいつもながら面白いし、上手いし、読み応えも充分です。
一がある作家の担当を外れ、家の屋上で瑳苗と2人、星空の下で話し合うシーンなどジーンとしてしまいました。
表紙が可愛い~!読む前からすでに萌えてました。
でも本編読んだ後に見るとさらに楽しめるんですよ。
兄弟上等、パジャマの共用など(笑)ドーベルマンにはなるほど~と感心しながらもニヤニヤ。
お得感たっぷりの素敵な表紙です。
瑳苗が良いキャラしてますね~。特にラスト付近は色んな瑳苗の姿が見られて面白いです。告白の時の余裕ない様子がたまらん!そして再婚の裏にそんな想いがあったとは。一に対する執着がもの凄いです。
エッチシーンの瑳苗の攻め方に萌えました。義兄さん呼びがすごく卑猥です。
ラストのDVD鑑賞での瑳苗のデレっぷりが半端ない。パジャマ共用したり、義弟専用の指定席とか…可愛すぎる。そんな瑳苗のペースに乗せられタジタジな一も可愛い。
幸せな甘々エンドに満足です。
表紙の2人が数パターン描かれているのですが、
なんともかわいいです。何がって、田中に犬ミミがついていたり・・・。
表紙に黒い犬が描いてありますが、これ、田中ですね(笑)
ストーリーとしては、
同僚が偶然にも両親の再婚により、兄弟になるというもの。
編集者の一の義理の弟になったのは、
同期であり、できる男の瑳苗だったのです~。
瑳苗が結構腹黒でして、
まあ、読んでいっていると、この両親の再婚さえも
仕組んだのではないかと思わせられます(笑)
義兄弟物って、結構ありますが、
瑳苗の生き方というか、物事の考え方が、
とても共感できたので、面白くよめました。
また、編集者もので、お仕事の内容も出てきていました。
ただ肩書をつけただけでない点も良かったです。
いくら親同士が再婚したからって義理の兄弟同士がいきなり二人きりで同居はねーだろ、とか
元々自分の家でもないのにいきなり他人を家に泊めることを決めた受けねーなとか、
受けギャアギャアうるせー!とか色々突っ込みたいところがありました
しかし受けですが…段々躾のなってない小型犬みたいに見えてきて愛着湧いてきましたw
攻めを嫌っていたくせにアッサリ食い物につられるわ、駄目と言われたのに盗み食いはするわ、
自分で見ると言い出したくせに怖い映画でビビって攻めに纏わりつくわ…w
しかも攻めに『惚れてる』と言われて感激するんですよ!!
き…君それで感激するんだ…とこっちまで感激しました
クールで仕事が出来てイケメンで努力家でちょっと意地悪でドーベルマンっぽい攻めと
このちょっと躾がなってないけど愛嬌のある小型犬受けは相性すごく良さそうです
表紙の二人もかわいいな~とまじまじ眺めてしまいました
なんだかんだ長続きしそうなカップルですね
個人的に受けはもっと素直そうな子が好みなので萌評価ですが
前述の『惚れてる』で感激する受けのくだりは心に深く残りました