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そんなやり方じゃ、私はいきませんよ?
初めて読む佐々木禎子さん。これ、好きです!
話は、小さな任侠組の嫡男が組存続の為に、他組織の男に体を差し出す・・・これは鉄板だけど、登場人物達のキャラがそれぞれが立っていて枝葉エピソードも面白かったー♪
主人公だけあって、哲也は不思議で興味深いキャラでした。
小さい時から、水たまりがあったら入ってみる、木があったら登ってみる、その後は後悔したり叱られたりを繰り返して、組の方針が薬ご法度なのに、どんなんだろ?と手を出して薬物中毒で勘当・・・;
朝井に体の契約を提案されたら「ハイ」とその場で服を脱ぎ始めるのも、三つ子の魂なんでしょうかね~^^
警戒や躊躇するという防衛本能が一般よりかなり低いようなんだけど、その割に、母妹・組員の言動にいちいち敏感で、鈍いんだか聡いんだか、1冊だけじゃ説明しきれないキャラに見受けられました!
クールでSな朝井も面白いヤツです。
茶鬼さんレビューにもある、朝井のデスクの引き出し!
作者は「アサエモン」と仰ってましたが、ドラポケのようにHグッズのあんなのやこんなのが出てくるのが楽しい。
次はどんなの?他には?って、家捜ししている自分が想像できちゃってます(恥)。
哲也のYシャツの胸粒周りをくり抜くのだって、朝井、Sでやっているつもりだろうが、きっとプレゼントを開ける子供の様だったに違いないよ!
苦笑する朝井の秘書も、古平の暑苦しいツンデレも、ホスト崩れエンジの安藤兄貴の秘ラブも、どこを取っても誰を主演にしても何話も作れるような抜かりない話作りに、佐々木先生ーもっとーとおねだりしてました^^
あ、そうそう!ゲイバー「アジト」のママ、作者が演じているように思えたよー!
面白かったー♪
「優しいお兄ちゃんだったのに、大きくなったら意地悪するぅー」
↑こういうの好きな方にお勧めですー!
この作品ですねー、読んでみて最後の作者さんの後書きが如実にこの作品の爆ツボを指摘してくれてます♪
なので、それは本編読んでからにしてくださいねv
一見、どこの組にも属さない古臭い任侠組を継いだ跡継ぎが、他の組から自分込みの脅しをかけられて、上手くやっていくために昔接点のあった広域暴力団のフロント企業をしている男に仕込まれるが、そこに一応の恋愛もある。
といったお話なんですが、調教モノというのが正しいかもww
この主人公哲也が小さい頃から好奇心旺盛で、怖いものを体験してみたいという性格がありきなんでしょう。
一見、ヘタレたぼんくら長男みたいだけど、22歳の年相応にきちんと頑張ってる。
浅井の援助を受けることになった時も、かなり潔いです。
一応、浅井の元で今までとは違った頭を使った金儲けの方法を勉強するという名目で、普通の社員のように浅井の会社に通い、教育を受けるのですが、実務教育は、下半身のアッチ教育も含まれておりますww
でも、嫌がらせをする暴力団の幹部に迫らるのは嫌悪を感じるけど、浅井には大丈夫で、むしろ惹かれていくのですね。
どちらかというと、身体優先だとは思うのですが。
この浅井、実は陰険野郎なんですよ。
最初は変に哲也に憎しみめいた気持ちを持っていて、自分が調教したらコマにつかってもいいかって、実は下心があったんですよね!
一応恩人の息子だからというんで、いつも哲也に丁寧な敬語を使ってるんだけど、哲也を屈服させる行為の時もなんで、すっごいイヤラシイ感じが満載でエロさが倍増されますー!
しかも、お道具いっぱい持ってるみたいでww
そりゃ、浅井の秘書もうんざりします。
浅井に「毎度匂いをプンプンさせて戻られると困ります」と、苦情を言う所、なんか変にウけてしまいましたw何の匂いかよ~って(爆!)
このお話、会社では浅井目線、その他では哲也目線、と視点が変わるんですが、浅井の憎しみについては、哲也の家族がうらやましかったというそれだけで、どうして過去哲也の家と接点があったのか、その理由とか彼の詳しい過去とか、家の事情とか、どうやって成りあがったのかとかがまったくわからないので、哲也への羨望だけでは、動機づけが薄い。
単に、彼が鬼畜で、いたぶって泣かせたいドSという性癖の持ち主だという設定も、プレイの場面ではとても面白いが、もちょっと他の部分でも見てみたい気もしました。
とにかく、浅井は謎なんですよ!!
哲也にちょっかいを掛けるヤクザの幹部・古平という男、浅井が好きみたいですよねw
しかもMみたいだし(受け間違いない!)
そんな存在も面白かったし、哲也の組の死神と呼ばれる安藤と、顔だけはいい元ホストのエンジの関係も気になるしw
それなりに脇も面白かったですよ。
エンディングとしては、二人とも好きになっていたというハッピーエンドにはなったんですが、
頭脳派の組に変わっていくことで、汚い仕事に手を染めることにもなっていくんだろうな~と、ちょっと哲也が、組の舎弟達が、かわいそうかも?なんて思ってしまったのです。
やっぱりこの作品の一番の見どころは、浅井の攻めっぷりでしょうねv