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水上ルイ×明神翼が贈る、強引な王様×受難美大生のロイヤルウェディング!
昨日読んだのと同じシリーズなのに、こちらはすごく良かった〜!
最後の一文を読んで、そうだった!既視感があると思ったら水上ルイさんだ〜!
もうBLおとぎ話ゴージャス版です。
美大を卒業する和馬が卒業旅行に念願のロマノフ美術館へ行くと、改装中で入れず帰り道に男とぶつかり階段落ちして、残されたタバコの箱には美しい指輪がっ!
なぜか左手の薬指にはめてしまったらはずれない!!
ミハイルと和馬の両視点で書かれてあります。
豪華客船シリーズに似てますね。
庶民の和馬が指輪の窃盗犯と疑われ、ロマノフ王宮に連れて行かれ…。
ロマノフ元首ミハイルと恋をしちゃうのです〜!きらびやかな王宮の内装やインテリアや地下倉庫の宝物や美術品たちや、パーティーやら本当にゴージャスです。
愛を信じないミハイルは周りのお膳立て通りに王妃を娶るのか?指輪は誰を選ぶのか?
まあそんなにハラハラはしないのですが、こうBL王道の階段を駆け上がって行くようなお話でした。
どこがモデルなんだろう?行ってみたいなロマノフ公国。
国に伝わる『妃の指輪』がもたらす恋です。
シリーズ通していつもロマンティックで甘い展開のお話ばかりですが、指輪とそれにまつわる伝説が合わさって出てくると気分的にもよりロマンティックな感じがします。
指輪が元首の運命の花嫁を選ぶ、選ばれると指から抜けなくなり、愛を誓い合うまで指輪は指から抜ける事はない・・・という伝説があり。
ミハイルも幼い頃に母が指輪に選ばれた時の話を聞いていた。けれど、ミハイはそんな伝説は信じておらず、どうせ話し合いの結果で選ばれた花嫁候補が指にはめた時「抜けなくなった」と言うのだろうという冷めた考え。
さて、そんな伝説を持つ指輪を偶然にも手にしてしまい、薬指にスポッとはめてしまった事から、和馬は指輪の窃盗犯に間違われ王宮へ、ミハエルの元へ連れて行かれることになったのでした。
和馬はやんちゃで元気で明るくって初でちょっと天然な庶民受けで。
ミハイルは美しく男らしい、なんでも出来る国家元首でセレブリティな攻め。
シリーズ通して、攻めと受けの組み合わせはほぼ同じで、それぞれ設定也職業が違うぐらいなので、ワンパターンと言えばそれまでですが…。
でも、やっぱりこういうワンパターンだからこそ萌えちゃうってのもあるんですよね。
それに凄く安定感があって読みやすく面白い。
このシリーズを読んでいていいなと思えるのはそれぞれモデルになった国が想像できる所と、その国の設定を大まかにではありますが語られているところかと。
ああ、ここはこういうところで、これこれこうなんだ、というのが想像できるのは読む上で文章では見ることの出来ない背景が、私の貧弱な想像力でもある程度想像できるところでしょうか。
今回は気持ちを確かめ合って終了、ではなく結婚まで話が発展している。
ミハイルはさすが元首です。同性婚が認められる法案を国に提出し、通りしだい和馬と籍を入れると宣言しております。
指輪が選んだ運命の花嫁ですから!きっと法案も通って無事に籍を入れる事ができるでしょう。