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今回の本には中編が全部で4つ入っています。
「ヴァン・ヴェール」「クレオパトラの夢」「ビヨンド・ザ・スリープ」「パパラチアン・キス」の4つ。
ちょこっとずつだけ中身と感想を。
1つ目の「ヴァン・ヴェール」は、いきなり叩き起こされたハルキがシャルルによって「シャンティイ」という競走馬の産地でもある土地へ連れてこられる話。
そこでいきなり馬を見せられて、「オーナーにならないか?」と。
ハルキはてっきりシャルルとその馬を調教している少年ができているのだと、勘違いして嫉妬する話。
結局のところ、それはあくまでもハルキの勘違いで、実際は休暇が出来たのでシャルルがハルキを旅行に連れていきたかっただけ……という話。
これはどちらかというと、ハルキの嫉妬かしら……? でも、深読みすると、実は絶対名馬になるから、ハルキに名馬を持たせたかったシャルルのちょっとわかりにくい愛情……という気がしなくもないです。
で、次が表題作・「クレオパトラの夢」。
シャルルの指令を受けてハルキが潜入した先は「クレオパトラの夢」という名の高級ホストクラブで、警護を依頼された相手が、かつての恋人・ジェイだった……という話。
これに関しては基本的に、ハルキ視点だったりするんですが、いつもよりもシャルル視点が多め……だったような気がする。
今回のシャルルはどういう訳だか、「ハルキに」と言われた依頼だったのに、なんとか自分で片付けようとしてみたり、それでダメで結局ハルキを呼んだり、呼んだハルキに余裕無く当たってみたり……。
ちょっと変。
それって……という感じなんですが、今日も相変わらず、シャルルは無自覚で。
そういうパターンなのか……という感じでした。
で「ビヨンド・ザ・リーフ」。
「コーリング・ユー」の続編。
一仕事追えてハルキと共に休暇にきていたシャルルが、コンクパールを欲しがるハルキのために一肌脱ぐ話。
……意外なくらいにシャルルがハルキにあまあまなんだなー……というのが伝わって来る話。
そして最後が「パパラチアン・キス」。
「パパラチアン・パラダイス」の続編。
シャンパンまみれのえっちをする二人の話。
そんな感じで。
今回は全体的に、シャルルがハルキにメロメロな感じがして。
あー……なんかやったらハルキの片思いっぽい感じに書かれてたけど、そうじゃなかったんだ! と言いたくなるような感じでした。
相変わらず、ハーレクインのようなきらびやかな舞台設定でしたが……。