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renai zatsugaku dokuhon
幸せな家族。
前作、『先生と先生のロマンス』シリーズ２作目。
こちらの新装版にも、書下ろしがなく、残念だった。
だが、やはり天王寺ミオ先生のイラストは可愛くって癒された。
前作で父親同士が恋人になり、２家族が一緒に暮らし始めて１０年が経った。
幼稚園児だった、玲央奈（攻め）と基（受け）も高校生。
まだまだお子ちゃまな基だったが、ある時、玲央奈が同級生の男の子と抱き合いキスしていたのを目撃し、ショックを受けてしまう。
更には同じ図書委員の朝霞先輩に、玲央奈へ手紙を渡して欲しいと預かるのだが、なかなか渡せずにいた。
それをきっかけに、基は今まで兄弟の様に一緒に暮らしていた玲央奈を意識し始める。
玲央奈は玲央奈でずっと昔から基が好きなのだが、基に気持ちを知られてしまったら軽蔑され一緒にいられなくなってしまうと思い、気持ちを抑えている。
玲央奈の事が好きな朝霞先輩や、基に手を出そうとする朝霞先輩の幼馴染の小早川がいたり（他にも色々）で、本当はお互いが好きあっているのに誤解や思い込みもあってなかなかうまくいかない。
じれったいよ！
お互いの気持ちを知ってからも、玲央奈は基を抱きたいのだが、なかなか機会に恵まれず、かわいそうな玲央奈･･･。
基はお子ちゃまで天然なので、そんな玲央奈の気持ちもわからず相変わらずな日々。
そんな時、熱が出て早退し帰宅した基は、ソファーの上で半裸の父親が久住（父）にのしかかられているのを見てしまい、２人の関係を知りショックで家を飛び出してしまう。
お子ちゃまで天然な基は父親達の関係を今まで知らなかったのだ。
そこへ早退した基を心配した玲央奈が帰宅。
玲央奈は父親達の関係に既に気付いていた。
斗南は子ども達に知られた事にショックで泣いてしまうのだが、４０前とは思えない可愛さ！
やっぱり斗南は可愛い！！
泣いている斗南に玲央奈が言った言葉、「父親同士が愛し合っていると知ったときは嬉しかった。ずっと基と斗南さんが僕の側にいてくれるんだと思ったから」には斗南だけでなく、久住も嬉しかっただろう。
その後のセリフも玲央奈の家族への暖かい思いや気持ち、基への愛でいっぱいだった。
玲央奈は基を追いかけてなぐさめ、お互いの気持ちを確かめあう。
もちろんそこでやっとの初Ｈ!
玲央奈、ここまでよく我慢したよ（涙）。
始めてのＨに恥ずかしがり、痛がる基！
斗南同様に可愛い！
なんて可愛い親子なんだ！！
ヽ(*´∀｀)ノ
斑鳩先生のＨはなんて可愛いんだろう。
最後の１ページは私もとても幸せな気持ちになりました。
斑鳩サハラ先生もこのページが書きたくて、このシリ－ズを書いていたとおっしゃっていたほど。
これからも２組みの家族はすごく幸せな家族なんだろうなって思えた。
読んだ後も幸せな気持ちにしてくれる、そんな本です。
恋愛雑学読本
「先生と先生のロマンス」の主人公だった斗南と久住の子供で、高校生になった、基と玲央奈が主人公のお話。
直接主人公たちとは関係ないけど、斗南と久住のカップルも、登場するかな。なんて思っていたけれど、最後にちょっと登場しただけだったのがちょっと残念に思った。
基と玲央奈のカップルは、想いが通じ合うのは早かったけど、斗南と久住にいいところで邪魔されちゃって、玲央奈がかわいそうだったかな。基にとってはそれが天の助けに思えたみたいだったけど。
基が玲央奈の想い人が先輩なんじゃないかと思い悩むところが可愛かった。
