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ai towa ienai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
恋とは呼べないを先に読みました。
ふわっとした世界観にしっかりしたキャラクタ。さすが榎田尤利さんです。
今回は、恋とは呼べないにも出てきた攻めの橘高と受けのサガン。女と書いてサガンと読む特殊な苗字です。
大学で心理学を教えているサガンは取り付く島もないけれど、橘高は学生時代に彼を手に入れられなかったことを忘れられず、再会したことを機に付き合いをしようと持ちかけますが、サガンには過去の事件があって…
ちゃんとその内容はこの巻で解決するのですが、本当の意味での二人の関係はこれからってところです。サガンのツンデレ(ともまた違うんだけど)的なあしらいと、橘高のスパダリ的立ち位置とのやり取りがなんとも言えないペースで進んでいきます。
次を読むのが楽しみ。
萌え的にはまだもうちょっと進まないとこの巻だけでは苦しいかな。
「マガビー」とは、マガジンビーボーイの略?
榎田先生の作品は、面白い。
面白いので、うっかりシリーズものの1巻を読んでしまうと、全巻をよまないと気になって仕方なくなってしまう。
この「愛とは言えない」もシリーズで、よく似た別のシリーズ、「恋とは言えない」まで揃ってる。
二人は仕事が出来るし、性格も異性には良いので、凄くモテる。
だからお互いに恋人が居ると勘違いをして、すれ違う。
★橘高義美:やり手の実業家:愛したい男
大学在学中、男女を問わず付き合い、唯一「好き」と言わなかったサガンの心が欲しいとずっと無念に思っている。
★目雅彦:理屈屋の大学准教授:愛せない過去を持つ男
橘高の後輩。口が悪い愛想が無い男。でも、同衾すると別人のように豹変する蠱惑的な美男。
大学時代に付き合って、自然消滅して18年後、
橘高が経営するレストランで、ドタキャンされて(実はそうじゃない)独りでディナーをとっているのは、サガンだった。
声をかけて、そのままホテルに行く二人。
橘高が目が覚ますと、名刺の裏にメリークリスマスと書いて、置き去っていた。
橘高は、どうしてもサガンから「好き」という言葉を引き出したい。
探し出して、また会う。でも目は、靡かない。
目が恋に踏み込めない訳、その一は、死んだ妻。
サガンの死んだ妻の日記が出てきて、義弟との不倫を知る
結婚式の夜の日記には、「幸せになりたい」・・式から半年後、妻は目がゲイだと知る。そして不倫。
義弟に日記を渡して、義弟の暴力を解決。
短編ではなく、二人についての物語が続いているので、続けて読む予定。
★クリスマスで始まって、クリスマスで終わるシリーズ。
・・橘高義美,37歳x目雅彦,35歳
愛とは言えない(1) 2010年12月17日
愛とは言えない(2) 2011年1月19日
・・橘高義美,38歳x目雅彦,36歳
愛とは言えない(3) 2012年2月17日
愛とは言えない(4) 2012年11月19日 完結
自然消滅した二人が、相愛になる。
どこでまた会うか分からない、ひとの縁を大事にしたほうが良いよって、教える作品なのかな?
先に「恋とは呼べない」を読んでからの本作。
なのである程度の成り行きは分かっているのですが、
やはり視点が違うとキャラクターの重みがぐっと違ってくる感じ。
全部で四巻あるのですが、
エピソードとしてはこの一巻でも上手くまとまってます。
それでもやはり、橘高とサガンの物語としてはこれからで、
深い傷を抱えたサガンを、
自分自身を愛しきってない橘高がどう愛していくのか、
それをサガンがどう受け止めるのかが楽しみ。
そしてなによりも、榎田さんがどう読ませてくれるのかが楽しみ!
やはり榎田さんの文章は一味違うなという感じ。
それにしても、切ない。
サガンの痛みや孤独がひしひしと伝わってきて、胸が痛い。
同じように橘高も孤独を感じているのに、
彼はそれを上手く紛らわす方法を知っている。
けれど、大人になって、それでは埋められないことに気づいてしまう。
こう書いてしまうと、傷の舐め合いみたいに見えてしまいますが、
その辺は……今後の展開で……という感じでしょうか!
二人の今後の繋がりに期待。
評価も迷うところですが、
とにかく榎田さんの文章に胸がしくしくされて、切なさ全開!
ちょっと甘さは足りませんが、やはり今後の期待も込めて「萌×2」で!
丸ごと一冊がひとつのストーリー。
シリーズの1冊目。
なので、色々始まってます。
橘高とサガンの再会だったり、ネコ絡みで津森さんとサガンが出会ったり
取引先の人として・・・だけではないですが津森さんと橘高が出会ったり。
サガンが良く行くカフェの店員の名嘉真さんと橘高が出会ったり。
それに、最初は謎だったサガンの過去も終盤ではハッキリと明らかになり
もやもやしながら読んでいたところは、スッキリしますw
これから2人がどうなっていくのか?それから
津森と名嘉真もなんとな~く気になりながら、次の巻へ続きます。
今回はサガンの過去についてのお話でした。全体を通しては、あまり大きな展開はありませんでした。
相川の傍若無人が素晴らしかったですねー。榎田さんの文章力がとても素晴らしいから物語だけ読んでるとすごくサガンが痛ましくてせつなくなってくるんですが、相川の行動のみ拾ってそれを想像すると、相川の行動がものすごく幼稚だとわかります。
サガンも自分を責めてるから、その行動を諾々と受けいれてしまうのですよね。非常にもどかしいです。
そして最後、結局の真相がわかるんですけど、相川のこの行動は本当に幼稚な八つ当たりでした。
いろいろ状況が複雑なようなので、相川もかわいそうなのかもしれませが、同情の余地もありません。
てか、何がしたかったんだこいつは?
結局なんだかんだ言って、自分だってサガンに責められても仕方ないことをしていたのに、あそこまで執拗な嫌がらせをできるのってスゴイですね(汗)
その行動力があれば、他になんかできそうなもんだけど。なんか相川の行動にばかり目が行っちゃって、主役2人が脇に行ってました…。
ところで、サガンがやきのりと出会ったときのポーカーフェースをがんばる姿がなんとも可愛かったです(笑)英の真面目にやきのりを宇宙一可愛いという姿もまた可愛かった(笑)
わかるわかる!私も猫派だから、目が合ったときの、その気持ちわかります!やきのりはこれからもっと出番増えるんですかね(わくわく)
サガンと橘高の甘い恋への道のりはまだまだですかねー。
シリーズ1作目で、これからさらに面白くなると期待して評価は『萌』で。
英と平が出会ったクリスマスイブの日、橘高と彼の後輩である目も偶然再会します。
橘高の経営するレストランで一人で食事をする目を、橘高は気になって仕方がないのです。
父は実業家、母は高貴な家の出自ということで、何もかもが完璧すぎる橘高が、唯一落とせなかったもの…。それが目であり、今夜はこうして彼が目の前に居るのです。そして、契りを交わすのです。
目はこの夜のことを「魔が差した」とあっさり評価するのですが、橘高は獲物を手にするまで追いかけるハンターといった感じでした。(笑)
目のかつての結婚相手である双葉と、その双葉の弟、相川との確執も書かれていて、ここで目がなぜ人を頑なに避けるのかが少し分かったような気がしました。
橘高、目、相川の気持ちが丁寧に描いてあるので、展開が早いのですが、すごく読みやすかったです。一度『恋とは呼べない』を呼んでいる後なので、どうしても橘高と目の結末を知っている後に楽しめるかなと思ったのですが、結構ふたりの分からない部分が穴埋めされていくようで、楽しく読めました。
クリスマスイブの夜の二人の再会。
レストランで二人分のディナーを前にして、一人黙々と食べ続けるサガン。
そしてそのレストランは、橘高が経営している店でした。
訳ありげなサガンと一夜を共にする橘高ですが、
夜が明けると、連絡先も残さずにサガンは消えてます。
この再会シーンがすごく良いです!
「Merry Christmas」のメッセージだけを残して去るサガン。
必ずサガンを見つけ出すと決心する橘高。
まるで映画の様なドラマチックな再会です。
そしてその後、橘高の熱烈なアプローチが始まる訳ですが・・・
サガン、つれないです。キツイです。全く容赦がないです(笑)
それはサガンは元妻の双葉の死に対する自責から、
もう二度と恋愛はしないと誓っていたから。
それでもますますサガンに執着する橘高は、根っからのハンター気質ですね。
「体の関係だけ」と言うサガンにどうしても納得出来ません(笑)
ところで、橘高ですが・・・
コミック1巻を先に読んだんですが、その時の橘高のイメージと
小説を読んでのイメージが全く違います。
コミックでは、落ち着いて包容力のある大人の男に感じたんですが、
小説では、女好きで浮気症でちょっと我儘なボンボンに思いました。
だから、サガンの簡単になびかない態度は、ある意味正しい気がします。
というか「もっと焦らせ、頑張れ~」と、サガンを応援したいです(笑)
亡くなった双葉の弟の出現で、サガンは精神的にも肉体的にも追い詰められます。
しかしその事件がきっかけで、双葉の真実をサガンは知る事になります。
一番辛い時に、駆けつけて黙って側に居てくれた橘高。
「俺と恋愛しよう」と言う橘高に、サガンは心が揺れながらも拒みます。
双葉の真実を知っても、双葉の死の責任が無くなる訳ではないから・・・
なんか、本当は惹かれあってるのに上手くいかないですね。
双葉の死は決してサガンの責任では無い様に思うんですが、
当事者はそう簡単に割り切れないのも仕方ないかもしれません。
今後、橘高がどうやってサガンの頑なな心を解きほぐしていくのか、楽しみです。
うわー、
何だか久しぶりに、BLらしいBL読んだ気がする。
容姿も頭脳もよくて、仕事ができてお金もある。
そんな大人の男・橘高が、クリスマスイブの夜自分の経営する店の一軒で、大学生時代に付き合っていた後輩に15年ぶりに再会。
彼は二人分の料理を前に、一人テーブルで食事をしていた。
そしてこの後輩、目とかいて「さがん」が、超絶美しい容姿で、超ツン。
なのに、ベッドの中ではエロエロに乱れちゃう。
橘高のアプローチを頑なに拒絶しながら、罰のようにセックスを受け入れるサガン。
その頑なさの訳は、、、?
なんか、もう、この設定の豪華さ!
肉食系の年上の攻めに、ツンデレ美人の年下の受け。
これぞ、BL直球ど真ん中!
恋とは呼べないのあの最後に触発されて、ようやく読み始めました
読みたい読みたいとは思っていたのです。
完結にいうと、まだまだこれから!という序章な感じがいたしました。
サガンと橘高の出会い、再会。サガンが抱える大きな重石
二度と恋愛はしないといったサガンが落ち始めた大きな穴。
過去との話であり、未来への~な展開が楽しみな1冊。
金も名誉も地位も。ヴィジュアルさえも全て手に入れている橘高。
欲しいものなど何もない。そう言った彼が唯一手に入れられなかったもの。
それが学生時代付き合っていた唯一の男。
なによりも美しく夢中になった相手。再会した二人は・・・
なんだかんだで、榎田さんの描く攻が好きな理由の一つは
好きになったら受に一直線なところですよねww
「恋とは~」ではわりと、英にもちょっかいかけてたりでナンパなイメージもあったんですが、(もちろん女にゆるいところあったあり・・もろもろ~あるにしろ)サガンに対しての大事にしたい、甘やかしたい。好きが溢れていて思わずキュンとしてしまう。
どんなにそっけなくしても手を伸ばしてしまう。
「なにも欲しいモノがない」と言った橘高が夢中になっていく様子を読むのはすごく面白い。
また、恋愛心理を語りながらも、自らは、恋愛には距離を置こうとしているサガン。
恋とは落ちるもの。はい上がれない穴。
なにがなんでもはい上がってやると思っていた穴との葛藤。
巻末の描かれたそんなサガンの気持ちが、これからを予期しているようでドキドキしました。
奥さんの話。
同性愛者であるサガンが惹かれた唯一の女性。
一緒にいたい、いたら・とおもった気持ちは本物だとおもうと
より切なくなってしまう(´Д⊂
必然ではあるのだけれど、あの手帳の内容。。ショックでした。
綺麗なままのイメージで居て欲しかったというのはエゴなのでしょうかね。
やきのりチャン。
子猫なニャーンが可愛かった。きっともっとこれから可愛くなるんだろうな。
漫画の方でもたいがいメロメロですが、主役をくっちゃう勢いな可愛さ異常です。
なーん。
というか、なによりサガンって、苗字だったのね(´Д`υ)
2巻が早く読みたいぞぃ
金も名誉も美貌も頭も全て持っている実業家の橘高。
ハンター気質で遊び人な彼に初めはイライラしたものの、少しずつサガンにのめり込んでいく様子には思わずにやにやしてしまった。
誰が作ってくれたのかは忘れても、サガンのシナモントーストの味を忘れられずにいたっていうエピソードが橘高自身の本心がかいま見えるようで楽しい。
あらためて大人になっての本気の恋は色々大変だなあと思った。
素直になれなかったり、変な意地をはってしまったり、若いうちは勢いでできることができなかったり。
対するサガンは辛い過去のせいか本当に頑なで、もうちょっと楽な行き方をすればいいのになと言いたくなる。
これから彼がどう変わっていくのかも楽しみです。
じわりじわりとしか進まない二人の関係にヤキモキしながら続きを追いかけて行こうと思います。
それと同時にまだマンガをチェックしていないので、そちらもゲットしてこねば。
ああ、やきのりちゃんかわいい。
サガン先生の素直じゃないところが素敵です。
ツレな過ぎですが、じわりじわりとほだされていく感じがいいですね。
というかサガンは橘高に頼っている時点で深層心理的にはごにょごにょ・・・先生、人の心は読めても自分の深層心理には気づけないんですね(笑)
シリーズなので長期戦でしょうが、がんばれ橘高!(笑)
めぞん一刻とか、ああいうじれったい感じが好きな人なら読んで下さい。
逆にじれったい展開が苦手な人にはお勧めしません。というのも、「受」がかたくな過ぎるので、途中でめんどうくさくなるでしょうから…。
落ち着いた風格漂う文章で、大人の男同士の恋愛を描いてます!
ボンボンで、一歩間違えば鼻持ちならない橘高が、どこか浮世離れしたサガンにまとわりつく様子は滑稽で笑っちゃうww
なのになんか応援しちゃうというか。可愛いんだよね、橘高(≧∇≦)
サガンはサガンで、なにごとも上手くかわしてこなしちゃいそうなのに、過去にも現在にも重い物を抱えてて。
二人の掛け合いも楽しくて、重い部分もあるのにキッチリ読ませて、Hも多くはないけど色っぽい。
安心して読めました!
さすが大御所の先生!拍手!
あらすじは、他の方がとても上手にまとめて下さっているので割愛します^^
榎田作品のどれを購入しようかなと悩んでいた所、町屋先生の絵が美しかったのでこれに決めました
表紙裏のあらすじを読めば、40代にほど近い、言ってしまえばオヤジたちのじれったく進んでいく恋のお話、ということで
初めは、やっぱり交渉人シリーズにすれば良かったかなぁ、などとも思っていました…がっ!
やっぱり榎田先生は素晴らしい
サガンは本当に頑固です
口から出る言葉はひねくれてるし、世の中をかなりすれた目線で見ていて、とてもじゃないですが可愛げなんてありません
ただそれは、相手が自分に近づかないようにするための仮面を被っているに過ぎない
奥さんの死を自分のせいにして罪の意識から逃れることの出来ないサガンは、死ぬまで孤独であり続けることが自分への罰だと思っている
端から見れば、そんなことをしなくても…と思ってしまうかも知れないけど、失った哀しみはやっぱり本人にしか分からないもの
痛みの度合いなんて人それぞれ違います
自分を責め続けて、虚勢で自分を固めるサガンは弱いのかも知れません
ただそれが出来るのは、サガンが本当はとても優しいということですよね
橘高は少々強引でせっかちですが、サガンを無理に理解しようとしない所に好感が持てました
サガンのつれない態度にイラつきながらも、結局は好きだから放っておけない
サガンのように深く傷ついてしまったが故に、慎重で疑り深い人間には橘高のようなパワーがある人がいいのかもしれません
まだまだちぐはぐでもどかしい二人だけど
いい大人が何を意地はってんだと思ってしまうけれど
心から応援したくなる二人です
いつか橘高がサガンの心に刺さった氷の刃を溶かしてくれる日が来ることを祈って
今回は都内にいくつも飲食店を持つ実業家と
執筆活動もする大学の心理学准教授のお話です。
2人の偶然の再会から
受様が元妻に関わる過去を振り切るまでを収録。
攻様は多くの飲食店をプロデュースしている
実業家です。
金も有り、容姿にも恵まれ、学歴も高い攻様は
もの心付いた時から女にもてるのが当たり前で、
好みであっても無くても多くの浮き名をながします。
欲しいと思ったものは必ず手に入れるけれど
手に入れた途端に飽きる攻様は
夢中になれるのはせいぜい半年ほど。
そんな攻様が
唯一手に入れられなかった相手が
大学時代の後輩である今回の受様です。
当時受様には本命がいて
攻様とは身体だけの付合いだったのです。
そんな受様と偶然の再会を果たすのは
クリスマスイブの夜、
攻様が自身のもつフレンチレストランに
顔を出した時の事でした。
沸き立つ店内で
2人分の料理が供されたテーブルで
一人でディナーを食べている男性客が
受様その人だったのです。
15年ぶりの再会を運命と呼ぶ攻様に対して
単なる偶然とそっけない受様ですが
攻様の薦めるワインに酔ったのか
そのままお持ち帰りさせてくれるのですが…
翌朝、攻様に残されたのは
「Merry Chrismas」と裏書きされた
攻様の名刺のみ。
必ず見つけてやる!!
果たして攻様は
受様を手に入れる事ができるのか?!
榎田さんと町屋さんのコラボ作品
「恋愛シリーズ」の小説版第1巻です♪
コミックスバージョン『恋とは呼べない1』と
同じ時間軸で展開している上、
文章になっただけコミックスより
主役二人の思いの密度が深まっていて
読み進むのも楽しかったです。
2人が離れていた15年の間に
受様は複数の著作を持つ
心理学の准教授となっていました。
以前の付合いから
攻様の狩人気質を見抜いていた受様は
再接近して復縁を迫られても
全く相手にしていませんでしたし、
誰かを好きになる事さえも
許されない罪の意識が
受様の心に重く刻まれていたのです。
そして最近、
その罪を忘れるなとばかりに
あるメールが届くようになって…
亡くしてしまったが故に
後悔だけが先に立つ思いに苦しむ
受様の選択が切なくて苦しくて、
やきのりちゃんにしか
癒しを求められないのが
更にやるせないです(泣)
受様に再会した当時の攻様は
昔のリベンジ的な気持ちで
受様に接触したのだと思いますが
元妻との間に負った受様の傷を
図らずも見てしまった事で
改めて今の受様に目がいって初めて
攻様はある事に気づきます。
なぜ何処かで食べたシナモントーストの味が
忘れられなかったのか?
シナモントーストが
自身の恋の象徴だと気づきながらも
まだまだ余裕な攻様なのは
本気の恋に落ちた事がないから?!
本作は特定書店で購入すると
町屋さんの描下しペーパー付きです。
今回の『やきのりブログ』は
愛猫やきのりちゃんの里帰り編になります♪
本作は単刊でも十分読めますが
『恋とは呼べない1』も読むと楽しいですよ。
サガンがもう、とんでもなく頑固すぎる!
まだまだお話の序盤といった印象で、全体像が見えない感じなのですが、それでも充分すぎるほど登場人物たちの人間像が描かれていて、さすが榎田さんと思わず唸ってしまいました。
同時期に発売された漫画『恋とは呼べない』とリンクしているんですが、先にそちらを読んだからか、サガンの裏側が見えた気がして一層切なくなりました。
漫画ではあんな笑顔全開で、猫じゃらしを手にやきのりちゃんを迎えたサガンでしたが、その裏側ではこんなことが起こっていたのか!とか、そんな切実な思いでやきのりちゃんを迎えたのか!とか、色々考えちゃって胸がきゅっとなります。
サガンの過去が、私的には思っていたほど衝撃ではなく、「それでこんなに傷つくかな?」と思わないでもなかったんですが、サガンは「自分のせいで妻が死んだ」ということ自体というよりも、「嘘を告白する機会を永遠に失った」ということや「妻はサガンに騙されたまま真実を知らず死んでしまった」ということに喪失感を感じていたのかもしれません。
誰かに裁かれたいって気持ちがあって、相川を諾々と受け入れていたんじゃないかな。
だから、ある意味相川の存在は、方法はアレだけども、サガンにとっては救いだったのかもしれないと、漠然と感じました。
いや、絶対間違いだと私は思うんだけどもっ!
橘高がとにかくチャラい印象なんですが、彼本人が自分の不誠実さをちゃんと分かっていて、それでもサガンを欲しいと感じていて、その身勝手さというかアンバランスさみたいなのがそのまま橘高の魅力に繋がっているんですよね。
う~ん。これは、ほっとくと永遠にくっつかないカップルの見本かもしれない……。
なんだか終着点の見えないお話です。
どうなったら終わりなの?くっついてめでたしめでたしとは思えない……。
ここはいっちょ、やきのりちゃんの愛らしい癒しパワーで、偏屈で馬鹿な大人たちを解きほぐしてあげて欲しいです。
つうーか、やきのりちゃんがもうっ!かわゆいよ~~~!!!
コミックス『恋とは呼べない』にもご出演の、橘高×サガンのお話♪
読後感は…どちらかと言えば曇り空。まだ太陽の光が見えない。
冬の夜明け前の曇り空のような感覚かな。
『恋とは呼べない』にも出てきていた、サガンの著書の「歯に絹着せぬ恋愛論」の恋についての抜粋部分がこちらにも載っていました。
恋とは異常事態――
まともじゃなくなる――
とまで書いている心理学部准教授サガンと橘高の恋愛模様。。。
最初サガンが恋愛について頑なに拒絶するのは、過去の恋愛のトラウマによる保身のためかなと思っていました。
でも読み進めて、、、贖罪だったのだと判って、、、
根は深いが…、でも真実恋がしたくないからではない。
そんなサガンはどうやって橘高とすごしていくのか、先が気になります。
どんなに年齢を重ねても、心理学を学ぼうとも、落とし穴に落ちないように生きるのはとても難しいと思います。
それでも頑なに自分を追い込むのは、サガンの真摯なまでの過去への償い。
亡き妻へした己の罪への呵責は、自分の一生分を使っても購うことはできないと思い切っていて、戒めのために恋を拒むサガン。
自分に孤独を科すことで己の存在を保っている彼は、それでもどこかに救いを求めていて…だからこそにゃんこ(やきのり)を引き取ることにした。
サガンの心の枷は、とても痛々しい。。。
その苦しみから救われるために、自分とちゃんと向き合って幸せになってほしいと思いました。どんなに罪を背負っても、事実を消すことはできないから。今の彼は救われることなど、許されないと思っているけれど。
一方橘高は、クールでドライ、仕事も女も不自由なくコンプレックスもないようなキャラクターとして描かれていて一見問題なさそうな男。しかし、両親の不仲もあり結婚を不必要だと感じ、自分に一人を愛する度量はないと達観しているようでいて、自分の最期は孤独だと思い切っている脆弱さを持っている。
ある意味二人はとても似たもの同士だと思いました。
己の最期に孤独を置く、潔いと言いたくない淋しさ。
橘高とサガンが惹かれあうのは、こういう根底の部分なのかもしれないと思います。
恋は落とし穴のようだと言われていますが、
いつから落ちたのかがわからないのも、恋の落とし穴の怖さの一つじゃないかなと思います。
今巻では橘高も、サガンも大人なスタンスでお互いの行動をコントロールしているかのようでいて、何気に相手に引っ張られている気がして♪w
もう始まっているのかもしれない。
シナモントーストの拘りとか、異常に反発する態度とか。。。
うん。落ちたことに気付いたときには、もう遅かったりしますよ~~。
もちろん榎田先生の筆力は変わらず素敵。
登場人物の取っている行動、目線が詳細に解ります。
シンクロしてキャラと同じ感情を伴うことができてしまうから、本当にすごい。サガンがやきのりに初めて触れたとき、うるっときました(><)
次巻は来月なので、すぐに彼らの続きが読めます♪楽しみ★
そしてもう一回『恋とは呼べない』を読みたくなったので、再読♪
橘高とサガンにシナモンシュガーのような甘い日々が来てほしいと願ってます!
お読みいただきありがとうございました
『恋とは呼べない』にも出てくる、橘高と目(サガン)のお話。
まず、その年齢設定。
橘高は37歳、サガンは35歳!に・・ええーーーっ!!
そっか、そっかぁ~
しかし、二人とも大人なだけに、本当に大人な物語でした。
『恋~』はまだ20代でしたから、その点でも恋愛という部分でもしっかりと違いがあって、全くタイプの違う人物の物語がリンクしているというのは、本当に面白いです。
まだこの一巻では恋も始まっていません。
ひょっとして、恋をこれからしようか?な部分で続くになってますので、この一巻は、まず一つの障害を乗り越えること、彼等の今までの歩みや、性格を知るという、前置きになるのかもしれませんね。
それでも、充分にその人物描写が魅力的でした。
プロローグのクリスマスイブのシーンは何もかもの始まり。
とても印象的な始まりで、本編への期待を誘いました。
導入がとても印象的で、彼等を表現するのに充分な場面だったと思います。
橘高の恋愛に対するスタンス。
さらっとして、あとくされのない、かといって全く嫌味でないスマートな男性です。
一方サガンが、あまりに恋をかたくなに拒んで、もう恋愛はしないと拒絶している理由を見て、なるほどなーと思いました。
結構真面目で融通がきかないタイプだったんですね。
心理学なんてやっちゃってるので、変に理論武装してしまって、元の素質もあるのでしょうが、素直になることができないんですね。
それにしても、サガンの元妻と義弟との関係があったなんて驚愕でした!
でも、そうでもなければあれほどの相川のサガンへの逆恨みは発生しなかったのかもしれませんね。
相川の嫌がらせに憔悴するサガンに胸が痛くなりました。
それが、罰されたいと望んでいたから受け入れているという立場も悲しかったです。
亡き妻の日記で彼はやっと望んでいた元妻からの糾弾を受けることができて、一歩前へ進むことができる。
だから、これからやっと恋をすることができる心と体になったのでしょうね。
サガンはもちろんだけど、橘高もサガンに執着してとか、再会して恋心が再燃というわけではないのがいいです(そうは簡単にはいかないのは当たり前よね)
だって、以前付き合っていたのも自然消滅するくらいだったのですから。
再会後でさえも、気軽な気持ちのつもりだったと思うのです。
サガンは逃げたい、橘高はセフレ的なあいまいな。
橘高はまだこの巻ではサガンを見守る立場だったのかな?と思います。
でもサガンの本音と苦しみに触れて、ほだされたわけではなく、彼の変わっていく姿が見てみたいと思ったのかもしれないな、、放っておけない危うさや淋しさがあるし。
と思ったのでした。
『恋~』でも英ちゃんが言ってましたが、「恋はストンと落ちる」
サガンも橘高も落ちる時が来るのか、それが待ち遠しいです!
そして、そして、まだ猫のやきのりちゃん、初お目見えのシーンしか出てきませんでしたが、2巻ではサガンをいっぱい慰めるのかな?
やきのりイラストに、胸がキュン(←そこか!?)しちゃいましたv