憂惑をひとかけら

yuuwaku wo hitokakera

憂惑をひとかけら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
きたざわ尋子 

作家さんの新作発表
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イラスト
毬田ユズ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344820739

あらすじ

7年ぶりに帰ってきた血の繋がらない弟・竜司に口説かれた智暁。困惑と同時に、彼にどこか距離を感じてしまい…。
(出版社より)

表題作憂惑をひとかけら

同い年の義弟(21歳)
義兄、大学生(22歳)

その他の収録作品

  • 逢欲をわかって
  • あとがき

レビュー投稿数1

義兄弟の再会。

親の再婚で兄弟になった同い年同士の、7年ぶりの再会。

私は、もともと兄弟(近親)物は特に好みじゃないんですが、まあガチよりは義理の方がマシです。

ただ、これ『義兄弟』の意味あるんだろうか。『兄弟ならでは』の葛藤とか禁忌とか一切感じないんだけど。
まったく無意味とまでは言いませんが(まあ、父親の存在くらいか?)、別に単なる幼馴染みや同級生でもよかったんじゃないの?と感じてしまったんですよね。昔も今も『同居』させるための理由づけか?とさえ感じました。

第一、ラブがあまりにもいい加減というかなし崩し過ぎて呆然ですよ。いったいこれは何!?智暁(受)も流されか絆されか結局たいして抵抗もなく受け入れてるし。
戸籍上だけでも兄弟なんじゃなかったの?

しかし、個人的には何よりもこの竜司(攻)が幼稚なガキでもううんざりしました。しかも、スペックだけは高い(留学して大学スキップ・MBA、21歳で室長等)のがまた嘘臭い。

すべてにおいて薄過ぎて、ラブにも再開発・立ち退きを巡る問題にも何の思い入れもないまま(思い入れるほど描かれてないんだよ・・・)あっさり終了してしまいました。

私は(何だかんだ文句は言いつつも)きたざわさんは好きだし、今でも作家買いしています。正直、特に最近は微妙~な作品の方が多いんですが、それでも『どうしてもダメ!』『もう無理!』までは行かないので、細々と望みをつないで買い続けています。
それでも、これはここ最近では最低クラスでした。『なんだコレ!?』と新書買ってしまった自分にハラ立つくらいのレベル。

ただひたすらにつまんなかったです。 『しゅみじゃない』でもいいくらいというか、実際限りなく『しゅみじゃない』に近いですね。


なんか思わせ振りにちょくちょく出ていたわりに、たいした見せ場も活躍もなかった竜司の上司・澤村をメインにしたスピンオフ『ささやかな甘傷』も出ています。

1

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