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青春群像劇。
著者がエゴサしている可能性もあるので、あんまり批判めいた事は書きたくないと思いつつも、あくまで一読者の感想ということで…
お世辞にもうまいとは言えぬ文章です。
数行の間に視点がコロコロ変わり、読み辛い事この上ない。誰の独白か分からず、思わず前のページまで遡って読み直した箇所があるほど。
登場人物多すぎるし、皆めんどくせ〜レベルにワケありすぎ。
おまけに人間関係が複雑すぎて、誰が誰とどないやねん!いや、群像劇なんですけどね…一瞬しか出てこないクソ雑魚キャラとかのシーンとか削って良かったんじゃないかなって割と本気で思う。あと、これはシリーズモノらしいんですけど、どうも別の本で受だったやつが攻だったりするらしくて、そういうの地雷な人には絶対向いてない。
10年前の明人が、攻を文字通りナイフでブッ刺した回想シーンが出てくるが、コンサート成功後の舞台袖でハイになってる状態で刃物向けられて、喩えるならば小アグリッピナの最期みたいな行動とれるのか?????否、私だったら絶対無理。
あとタイトル、「太陽の子」の方が良くない?
キーワードである征のキャラクターが薄すぎてあんまり印象にないし、太陽と呼べるほど彼がみんなを照らすような人物にも思えぬ。コイツもワケありだしな…コイツくらいは底なしに明るいバカ設定にして欲しかったなぁ。
投げられたビール受け取った直後にプルトップ開けて噴き出さないのも気になったし、朝の澄み渡った空がラピスラズリって、暗すぎない??夜?ここまで言うのウザいかな…と思ったけど書いちゃう。
あとがきもいまいちよくわかんなかった。高橋篤史って誰?調べても出てこない。著者の教え子っていうのも、まず著者が何者かもっとわからなくなった。自己紹介もっとして!
しかしながら、豆知識を読者に提供してくれようとする姿勢は評価したい。
・星の砂は、実は現生有孔虫の殻(え、もしかして有名?私知らなかったんだけど)
・沖縄の小さい島々やその地特有の植物、小舟、その他固有名詞。思松金とか。
・マリン・スノウとかここに書かない限り絶対忘れる…
上記が少なくとも私がこの本から得た情報である。
以前に同じ著者の作品を読んだ時も感じた通り、そもそもBL小説と認識して良いものか。角川ルビー文庫から出ているので、当然読者としてはBLに特化した作品を望んでいるんですけど、なんかコレジャナイ感…。あと一番言わせて欲しい。
エッチシーンないのかよ!!!!!!!