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haou aigi
架空都市、ミナト市のチャイナタウンでの物語。
元刑事の受は同僚が死ぬ間際に遺した言葉の意味を知るため知人を
通じて攻が実力者として顔役を務めるチャイナタウンへとほぼ無理矢理
住み込みます。
攻は街をうろつく受が目障りで、街から追い出したくて仕方ない。
でも知人への義理があって強引には追い出せない。
どうにか穏便に追い出せそうなとき、出ていくという(一方的な)約束を
反故にするかのような出来事があり、攻は激怒して受を軟禁。
嘘をついて逃げ出そうとする受を容赦なく殴ったり、隙を与えないよう
薬で眠らせたりと愛はどこにもみえません。
BOYS LOVEのLOVEが見当たらないまま話は進んでいくんですが
情を封じて生きる攻は受との会話で徐々に情を揺さぶられています。
ほぼ終盤でようやくLOVEのある話になってくるんですが好きなどという
甘い言葉は一切なく、攻の気持ち語りはなく、ただ態度でのみ攻の
気持ちが表現されているので、言葉や態度ではっきりと甘い気持ちを
読みたいという人にはまったく向いてない作品ではないでしょうか。
しかも事件性は薄く、大掛かりな兄弟喧嘩に巻き込まれただけという
かわいそうな受(と殉死した同僚)。
最後ちかくになってようやく見えてきた攻の執着(愛?)の激しさと、
受に憎まれたくないと弱音を吐いてみせ、大嫌いと言われたくなくて
唇をふさぐいじらしさが私のツボにはまりました。
LOVEがないまま9割読みきったあとでクールなLOVEにたどり着いた
到達感もいいですね(自分M?)!!
萌x2をつけたいくらいですがあの挿絵で41歳はありえんだろうと
いうことで萌。
この作者さんの本を読むのは7冊目ですが、自分的にはモルグの次
くらいには好きなテイストです。