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nokushoku joushi no shitsukekata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は元眼科医のヘッドハンティング会社ハンターと
転職して攻様の部下となった新米ハンターのお話です。
攻様が秘匿していた事件に関わることで
彼の過去の罪が詳らかになるまで。
受様は元々
大手製薬会社で新薬開発に携わりますが
薬害により人事に関わる仕事をしていました。
受様の元上司の画策により
攻様のヘッドハントの対象となりますが
受様の能力を高く評価した攻様に口説かれて
彼の職場に転職し、彼の部下となります。
攻様は元医師と言うキャリアながらも
医療系人材会社のエージェントとしてなり、
メディカルチームのエースとして活躍しています。
また受様は
攻様の部下として口説かれたばかりではになく
彼の恋人としても口説き落とされておりました。
オンオフがはっきりしている攻様と違って
個性的な面々が揃うチーム内で
うまくやれるのかと緊張ぎみな受様でしたが
攻様の自分への信頼が揺るぎない事を知り、
更に応えていきたいと思うようになります。
攻様のフォローを受けながらの
受様の初仕事はある眼科医の案件となりますが
その眼科医は攻様の元同期で
攻様と浅からぬ因縁がある人物だったのです!!
しかもその因縁は
元同期が反対にも関わらず攻様が
元親友の臨終の場でとった行動に端を発し
彼が医者をやめるに至ってもまだ
彼の怒りが収まらないのだろうと言います。
詳しい事情を語らずとも
攻様が出した結論を話してくれただけで
良しとした受様でしたが
親友の墓参りに向かったはずの攻様が
昔の恋人と並んで墓前にいる姿を見てしまい?!
『肉食上司のアイしかた』に続く
コラボ企画の小説バージョン第二巻の今回は
前巻で伏せられていた攻様の過去が
明らかになる様子を軸に展開します。
受様は攻様の元同期の説得にかかりますが
やがて彼と攻様の関係には
攻様の墓前にいた元カレも
大きく関わっている事が判明します。
少しづつ判明していく
攻様の隠された過去に対して
受様はいったい何を思うのか?!
人は色々な人と関わって生きています。
本人にとっては正しい事でも
他の人にとっては間違っている事も有り
全ての人が納得のいく方法を選ぶ事は
とても難しいですよね。
関わった四人の想いが複雑に絡み合い
受様は攻様の元カレに拉致られたりして
先が見えそうで見えない展開に
最後までドキドキし通しでした♪
小説バージョンは次が最終巻となりますが、
最後の最後に次巻への伏線で
受様が新薬開発で関わった研究所の
閉鎖の知らせが飛び込みます。
次は夏発刊との事なので
だいぶ先になってしまいますが
次巻もとっても楽しみにしています。
このところBBNでは
ノベライズされると雑誌本誌の短編掲載が
定番になっていますので前巻同様、
コレの番外編も期待したいなぁ♪
本作は単刊でも読めるかなと思いますが、
既刊『肉食上司のアイしかた』も
セットの方が楽しいですよ。
肉食上司シリーズ3冊のうちの2冊目です。
1冊目の「肉食上司のアイしかた」は一応転職を決めたというエンドがついていることもあり単独でも読み終われますが、この「肉食上司のシツケかた」は、3冊目の「肉食上司のトラエかた」へ続いていますので、これだけだと物足りません。続編じゃなくて2冊でひとつの物語という続きものなら2とか番号表示がして欲しいんですけれど。とまず文句を。
当初から3冊シリーズが予定されているのでしたら、2冊目は起承転結の「転」を担当するのが必然で…。1冊目は二人が恋人同士になって、同じ会社で働くことになりましたが、2冊目は危機でした。
九條の過去が明らかになります。
九條は医師時代、不治の病に罹った親友・高見に酷な願いをされます。それは死後、九條の当時の彼氏・美添に角膜の移植をして欲しいというもので、当時の法律ではそれは許されないものでした。
九條が好きだった高見は、せめて九條の彼氏の瞳になって見つめ続けたいという思いだったらしいのですが…。
私はここを読んだとき、何とも表現できない後味の悪さを感じました。
それは、高見が内緒で美添に提案し、二人は結託していたのがズルいとか。九條が可哀想だとか、なぜ断らなかったのかとか、そんなものではなく。誘惑に抗えなかった心情は察せられるものの、三人それぞれのエゴで互いの弱味を突いている感じがして非常に不快になりました。
終盤まで有城(読者)に過去を明らかにしてもらえないというのもイラついて、理由になっているのかもしれませんが、有城が襲われかけたのや、九條に意地悪気味に抱かれたのとか、後のストーリーだけでなく、それ以前の展開がどうでも良くなるくらい、胸の奥がむかむかしたものです。巻き込まれた甲野が本当に気の毒でした。
千輝の明るくはっきりした言動だけが、救いのような2冊目でした。
ヘッドハンティングの仕事により、有城が九條を連れて甲野と出会うことで、九條の過去を知るような展開になっていくのですが、有城は甲野の他には仕事らしい描写がなく、九條とのエロで埋まっているので、仕事ものというより、恋愛面重視の作品だと思います。
ただ、ちるちるのあらすじ(表紙裏と同じもの)にあるような、軽く楽しい作品だと思って読むと、ちょっと違うなぁと感じるかもしれません。
2010年刊。
ヘッドハンター肉食(?)上司×部下として引き抜かれた草食(?)部下のシリーズ2冊目。
攻め・九條は肉食と形容されているもののそれほどがっついている印象はなく、デキる男の仕事ぶりと惚れた部下に見せる恋人としての顔を読む事ができる。
有城の初ヘッドハントの対象者・甲野ドクターは、元眼科医だった九條の同期でありながら彼を憎んでいる。
更に九條の元カレ・美添に、既に亡くなっている高野ドクターを巡る九條の過去の因縁が明らかになる。
九條の過去を知らない有城は、甲野ドクターが見せる九條への憎しみの感情や、九條とヨリを戻したいと明言する美添に戸惑い悶々とする。
九條が過去を隠そうとする行為に、恋愛に不馴れな有城は不安でも我慢しようとするが、同僚の千輝が第三者としての意見をガツンと代弁してくれるので、さほど苛つきは感じなくて済む。
ちなみにこの巻から脇役にも新たな同僚達が加わる訳だが、3冊通して九條×有城メインで進行するので、彼らの活躍を見る事が叶わず期待薄に終わってしまう。
個人的には一カップルをじっくり読むほうが好きではあるが、魅力のある脇役の一面が埋もれてしまうのは残念だなと思うのだ。
更にこの巻にて九條の過去の辛い経緯については明らかになるものの、有城の初ヘッドハントの行方はまだ決着がつかず、終盤になって新たな厄介事も入ってきて〈以下次巻へ続く〉って形で終わっている。
不器用で周囲と上手く溶け込めずとも、頑張っている甲野ドクターがいい方向に向かうかどうかは、次巻も追う必要がある。