凍らない水

凍らない水
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
桜木知沙子 

作家さんの新作発表
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イラスト
高永ひなこ 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784592870920

あらすじ

冬の寒い夜、離婚届を置いて三國泰弘の妻・良香が出ていった。
様々な生活上のトラブルを隣人の藤川に助けられるうちに、三國は穏やかな藤川に安らぎを感じるようになるが、藤川には秘密があった・・・。
表題作他、男子寮の高校生活と恋を描く『夏の体温』、幼い頃のほのかな気持ちを不器用に育てる物語『決戦のクリスマス』の3編を収録したアンソロジー。(裏表紙より)

表題作凍らない水

藤川稔・大学生
三國泰弘・会社員

その他の収録作品

  • 夏の体温
  • 決戦のクリスマス

レビュー投稿数1

北海道を舞台にした3作品

『凍らない水』
妻・良香に出て行かれた三國は、慣れない一人暮らしを隣りに住む大学生・藤川に助けられる。
毎晩夕食まで世話になり、穏やかな彼と過ごす時間を次第に大切に思うようになる三國。

良香は三國のことをとても理解してくれていました。
三國が藤川に惹かれるであろうことを承知の上で、三國が藤川を頼るように仕向けた。
自分が藤川に癒されたように、三國も藤川によって救われるようにと願って。

良妻なのに、三國はもったいないことをしましたね。


『夏の体温』
高校生モノは甘酸っぱくてきゅんときます。
このお話が一番好きですね。

美少女のような容姿のために、入学早々男子生徒に追い掛け回された原。
女扱いされるのを嫌い、丸刈りにしてしまう。
そんな大胆な原を気に入った有賀。
それ以来二人は親友同士で、今では男子寮の寮長と副寮長だ。
同性になんて一切興味がなかったのに、彼女を抱く有賀の声に欲情してしまった原は・・・。

皆の前でついこぼれてしまった原の本心。
原の気持ちを聞いた途端、即行手を出す有賀。
原の気持ちが変わらないうちにと、がっつきます。
協定まで結んで、みんなで原のことを大事に守っていたのに。
落ち着いているようだった有賀も、実はいっぱいいっぱいだったんですね。
寮生にはバレバレですが、二人の仲を暖かく見守ってくれることでしょう。


『決戦のクリスマス』
小学生の頃に転校してきた佳孝を想い続けている凌。
二人にとって10年前のクリスマスの出来事は、特別な思い出となっていた。
そして今年のクリスマスに込めた、それぞれの想い。

盛り上がりのシーンで説明調の長ゼリフが増える傾向のある桜木さん。
凌視点で話が進み、佳孝は意外に印象が薄いのですが、ラストは佳孝が語ってくれました。

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