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『凍らない水』
妻・良香に出て行かれた三國は、慣れない一人暮らしを隣りに住む大学生・藤川に助けられる。
毎晩夕食まで世話になり、穏やかな彼と過ごす時間を次第に大切に思うようになる三國。
良香は三國のことをとても理解してくれていました。
三國が藤川に惹かれるであろうことを承知の上で、三國が藤川を頼るように仕向けた。
自分が藤川に癒されたように、三國も藤川によって救われるようにと願って。
良妻なのに、三國はもったいないことをしましたね。
『夏の体温』
高校生モノは甘酸っぱくてきゅんときます。
このお話が一番好きですね。
美少女のような容姿のために、入学早々男子生徒に追い掛け回された原。
女扱いされるのを嫌い、丸刈りにしてしまう。
そんな大胆な原を気に入った有賀。
それ以来二人は親友同士で、今では男子寮の寮長と副寮長だ。
同性になんて一切興味がなかったのに、彼女を抱く有賀の声に欲情してしまった原は・・・。
皆の前でついこぼれてしまった原の本心。
原の気持ちを聞いた途端、即行手を出す有賀。
原の気持ちが変わらないうちにと、がっつきます。
協定まで結んで、みんなで原のことを大事に守っていたのに。
落ち着いているようだった有賀も、実はいっぱいいっぱいだったんですね。
寮生にはバレバレですが、二人の仲を暖かく見守ってくれることでしょう。
『決戦のクリスマス』
小学生の頃に転校してきた佳孝を想い続けている凌。
二人にとって10年前のクリスマスの出来事は、特別な思い出となっていた。
そして今年のクリスマスに込めた、それぞれの想い。
盛り上がりのシーンで説明調の長ゼリフが増える傾向のある桜木さん。
凌視点で話が進み、佳孝は意外に印象が薄いのですが、ラストは佳孝が語ってくれました。