たまゆまま
まずはリーン付聖騎士ソレス視点の話から。
リーンとカイルは天藍皇国で幸せに暮らしていますが、ソレスからするとどうやら違うみたいで悶々とした日々のことがつらつらとあります。
リーンは奴隷生活が長かったせいもあり、大抵身の回りのことは一人でこなします。
リーンが具合が悪かったとしてもお世話をするのはカイルの役目。
そこに入り込む余地なんてありません。
閨のアノ時の声だって、部屋の前を警備しているので聞こえてしまいます。
結婚もせず、子供も作らずただ、ただリーンにつくします。
が内心はずっと悶々としているのです。
その状況が【散る花は影に抱かれて】の夏月の忠臣・春成に重なり、六青さんならやりかねん!
やめてくれよー!
という気持ちになるのでした。
もう一つ、アトラム視点の話。
暗いというか、ひたすらウツウツとしています。
救いはやはり最後にあの彼が魂となって出てきて、アトラムに地獄でもどこでもついていきます、というところだろうか。
本編でアトラムが最後、安らかな顔をしていたのはそういう訳でした。
しかし彼の人生も本当、むくわれないというか可哀想で切なくなります。
だけど、やってきたことは酷いのでなんともフ-ンですが。