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謎のコワモテ色男×天然系大学生で贈るドタバタ・ラブ!
gokujou no ai de tsukamaete
あらすじに神戸・大阪と書かれていたので、それに惹かれて購入しました。
大阪弁の七海も可愛かったし、観光めぐりみたいで、面白かったです。
大学のゼミの飲み会で酔った先輩の介抱を任された七海は、仲間とはぐれてしまい、駅へ向かうつもりが、どんどん妖しげな路地に入り込んでしまいます。
あげくチンピラに絡まれて、危ない所を助けてくれたのが、コワモテの龍一。
そこに定期入れを忘れてしまった七海なんですが、翌日龍一が七海の両親が経営するケーキ屋へ定期入れを届けてくれたので、お礼をと・・・。
そこで龍一が神戸でデート♪と言ってきたので、案内する事になったのですが・・・。
その夜に酔った仕草を誘われていると勘違いした龍一に美味しく頂かれてしまった七海です。
しばらくは龍一の連絡を無視していた七海なんですが、龍一が直接会いに来たので、仕方なく龍一のリクエストの動物園に行くことに・・・。
見た目がヤクザななりをしている龍一に段々と惹かれていく七海です。
二人で観覧車に乗った後に合意で身体の関係をもつのですが、龍一はそれらし言葉は一言もないです。
『なんの約束もやれねぇ。詳しい事も話せねぇ。』と・・・。
それを承諾した七海なんですけど・・・。
幸せな夜を過ごした次の朝に、龍一のマンションに女の人がきます・・・。
七海のキャラはとっても好きです。可愛い天然君なんだけど、迷いながらも一生懸命で、健気な受け!
でも龍一はあまり好きになれなかったですね・・・。振り回すだけ、七海を振り回してるのに、何も話せない!って言いながらする事はして、挙げ句に俺にはあまり近づかない方がいい!なんて言ってるオヤジにはいささか矛盾を感じてこんな奴のどこがいいんだ~!!可愛い七海に勿体無い!とか思ってしまいました。
実際はヤクザじゃなくって、弁護士の龍一なんですけど、七海に対してやってる事は結構勝手だな~と思いました。
でも結構楽しく読めました♪
今回は大坂ミナミの繁華街で受様を助けてくれた謎の男と
実家がケーキ屋の経済学部所属の大学生のお話です。
攻様の職業を誤解しつつも惹かれた受様が
素の攻様を知って恋人に落ち着くまで。
受様は洋菓子職人の父を持ちますが
元来不器用で職人の路を目指せず
地元の大学に進学します。
受様はある夜
心斎橋で行われたゼミの飲み会に参加し
酔った先輩とともに帰宅の途につきますが
道に迷った揚句に
先輩が胡散臭いチンピラ二人にぶつかって
因縁をつけられてしまいます。
殴られる!!と思った瞬間、
受様達は派手なスーツを纏った男に助けられます。
この男こそ今回の攻様です♪
攻様は物騒な脅し文句を吐くでもないのに
チンピラとは段違いの風格を漂わせた男で
彼らを言葉だけで退かてしまいます。
何とか難を逃れた受様ですが
そのイザコザで買ったばかりの定期を
落としてしまって踏んだり蹴ったり。
落とした定期代を思って
ヤクザな風を纏う攻様な事など
すっかり忘れていた受様ですが
なんと次の日、
攻様が落とした定期を携えて
受様の実家のケーキ屋に現れるのです♪
相変わらず堅気に見えない攻様に
ビクつきながらもお礼をと思う受様の前で
攻様がケーキを選び始めます。
舎弟への土産か?!
それならとケーキ代を
お礼代りにしようとした受様ですが
攻様は礼は不要と取りあいません。
すると攻様は半ば意地になって
追い縋る受様の唇を己の唇で塞ぎ
本気で礼をしたいなら
神戸の案内をしてくれと言い置いて
呆然とする受様を残して帰ってしまいます。
胡散臭さ満載ながら
攻様に世話になった自覚満載の受様は
律儀に案内をして回るのですが、
攻様に一日付合った礼だとおごられた
フレンチレストランでワインに酔った受様は
天然な無邪気さで攻様を誘惑してしまい
美味しく頂かれてしまうのですよ♪
以来、攻様は
週末毎に受様を呼び出すようになって?!
夏目さんの新作は
攻様をヤクザと思い込んだ天然な受様が
彼との恋にスッタモンダするラブコメディです。
攻様は職業柄と元々の性格柄
よく暴力団関係者に間違われる為
受様が誤解している事は判っていて
何でも素直に信じる受様を面白がって
あえて誤解を解かずにいたのですが
受様に本気になってしまったら
真実を話す為には
受様の覚悟が必要になってしまった上、
攻様の本業故の事情も重なって
受様が攻様の正体を知った時の攻様には
受様を手放すしか選択肢がありません。
えええええ、このまま別れちゃうの?!
終盤間近の愁嘆場はかなりドキドキでしたが
最後のハッピーエンドはお約束なので
安心してハラハラさせて頂きました♪
攻様は受様の関西弁がツボらしく
天然な受様が恥じらうほどに
攻様を刺激してしまう二人の床事情が
とっても楽しかったです(笑)
今回は本作同様、
強引な攻様に翻弄される天然な受様で、
夏目さんの既刊『家政夫は今日も眠れない』を
おススメ作としたいと思います。