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水上ルイ×明神翼が贈る、美形王子×狙われた御曹司のラブバカンス!
もはや安定安心の読みやすさ。
大富豪で王族貴族×庶民または大企業令息の恋のお話のパターンは水上作品では当たり前と言うか、目新しい物でもなく。多少の当たり外れがありますがこの作品は面白かった。
というか、キャラが良かったというか?
大学生にしてはちょっと子供っぽいかな?と思う19歳の悠一ですが妙に好感のもてるキャラに感じてしまったのは、体型や顔立ちにコンプレックスがあっても卑屈な所がなく、早く大人になりたいという小さくも微笑ましい努力と意地っ張りな所があったからでしょうか。
ユリアスも意地悪だなんだと言われていましたが嫌味の少ない攻めでした。
むしろ悠一にメロメロのベタ惚れなので、意地悪い言動なんかは初めだけで、だんだんと甘い人になっていっていた。
無防備な悠一に対して、自分の気持ちをだんだんと我慢できなくなってしまいそうだ、という流れも水上作品お得意の流れなので、来た来た、こうなってくると攻めってむっつりスケベに感じてくるんだなーとか。
お話としてはストーカーに付け狙われた悠一を父親同士が親友という流れで、ユリアスがストーカー事件が解決するまで所有の南の島でバカンスついでに預かり、ついでに紳士教育も施しましょうと言うもの。
紳士教育してるシーンは殆どありませんでしたが、その代わり性的に知識ぐらいしかない初な悠一に性教育と言うか大人の階段を登らせてました。
なので、甘い雰囲気がそこかしこに散らばっていて、甘々々話好きな方にはおススメです。
一番印象に残っているのは・・・
初めてイタすシーンで、盛り上がりメロメロに感じてしまっている悠一に対してユリアスが言った言葉がどうにも可笑しくて笑ってしまった。
「偉いぞ、とてもいい子だ」本当はもう少し長い文章ですが、ココ!この文章。
なんか違う、この褒め方はワンコがフリスビーなんかを取って来てご主人様に「ほめてー」と尻尾を振っている時に言う言葉じゃない?なんて思っちゃって甘いシーンなのに気が散ってしまった。
しかし、イタすシーン自体は甘々々なのでその一文を忘れれば堪能させて頂きました!ごちです!でした。
ちなみにシリーズものですが、特に繋がりも無いようなのでどこから読んでも大丈夫そうです。