天の邪鬼の純情

aanojaku no junjo

天の邪鬼の純情
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌10
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
43
評価数
19
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
一城れもん 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784862638113

あらすじ

「どうやったら、君にかかった呪いは解けるの――?」好きな相手ほど素直になれず、想いとは反対のことを口にしてしまう津山。ある日、大好きな先輩・芦原に告白されるが、ひどい言葉で振ってしまう。気持ち悪いくらい恋してるのは自分なのに空回りの毎日。もう一度チャンスがあったら好きと言いたい! そんな津山の呪いを解いてくれるのは、王子様の口づけ!? キラキラ★天然王子様×一途な天の邪鬼の『超』不器用な恋!!
(出版社より)

表題作天の邪鬼の純情

26歳,天然王子様の先輩社員
24歳,乙女な天の邪鬼

その他の収録作品

  • 天の邪鬼の憂鬱

レビュー投稿数7

キスだけじゃ駄目!初恋の呪いは王子様のHでトロけちゃうんです

攻「意地っ張りな君が僕に泣かされて……僕のことしか考えられなくなると思ったら、なんか……堪んない」

そりゃ堪んないでしょうなあああ!!
あ~かわいい。こりゃかわいい。

受のキャラが苦手な方が多いようですが、私は可愛いというか…一種の魔性だと思いました

受の呪われた唇から出る言葉ときたら
「冗談じゃない、なんで俺が男なんて好きになるんですか。やめてくださいよ。ホモとか、気持ち悪い」
でも心の中では
──俺も、あなたが好き。
──大好きなんです、ずっと。

う~ん、楽しい!

素っ気無いどころか、嫌われているとしか思えない想い人が
体を張って自分をかばい、ずっと好きでいてくれて、
自分に抱かれることを夢見て童貞処女なのにひとり後ろを慣らしていた
普段の態度も、全ては初恋のトラウマからくる天の邪鬼な好意の裏返し
快楽にトロけると素直に好意を表してくれる…
そりゃあ堪らんでしょうとも。魔性ですよ、これは。魔性です

途中までは受のあんまりな天の邪鬼っぷりと攻のひたむきさに
これはちょっと攻が理想の攻様になりすぎかな?と思っていたものの
読み進めていくうちに攻の天然が発覚して、にまにましました
おお、王子よ、あなたもポンコツだったのですね…!
なーんだ、ポンコツ王子と呪われ天の邪鬼の破れ鍋に綴蓋カップルじゃないですか~
そこからは安心してにまにまにやにや読みました

切なさに胸が痛むとか、ハラハラドキドキとか、感動とか、名作!といった話じゃないんですが
YoutubeのAV(アニマルビデオ)を見るような、リラックスした感覚で楽しめる良作です
疲れてて頭も感情も使いたくねえ!だけんどもBLで癒されたい!キュンキュンしたい!な気分のために本棚に保管しときたい一作です

とはいえ中盤の
受「俺があんたを好きになる可能性なんて、一パーセントもない」
攻「それでも〇・一パーセントでも希望があるのなら、それに賭けてみたくなってしまったんだ」
は名言でした。

エロが特に素晴らしかったです
ワタクシ、鬼畜攻、俺様攻は趣味じゃない民、優しい攻が萌2&神民なので
柔らかい口調で甘い攻のガッツリエロスは大好物でした~
そして新鮮だったのが、
ビッチでもH狂いでも、攻に無理矢理させられたんでもない
健気さからくる受の公開オ〇ニー&攻の体に局部を擦り付けるシーン
可愛かったです!萌えました!受可愛かったです!
受の痴態がエロいんじゃないんです可愛いんです!ここ大事な違いです!可愛いんですよ~!

本編を決して邪魔しない出しゃばり過ぎない脇カプが何気に名設定でもありました
凄いネタバレなりますけど
幼いころに養子になったため義兄弟関係にある旅館の息子ズ
寡黙真面目仕事できる義弟攻×年齢不詳の可愛くて奔放で男前な義兄受
お互い両想いであることは分かっていた?
家を出た義兄は義弟の知らないうちに風俗でサバを読みあっけらかんと働いていた
義弟の言葉で帰ってきたものの、親に悪いと手を出さない、でも離す気はない義弟にやきもきする義兄は
とうとう「俺はもうお前に興味はない」発言。
「プラトニックなんてありがたがって喜ぶような年じゃないからな。どうしてもってんなら、どっちか選べ。俺のことは諦めて放っておくか……俺をテメエで可愛がって満足させるかだ」と選択を迫る

0

天の邪鬼ぶりを受け入れられるかがポイント

「天の邪鬼の純情」「天の邪鬼の憂鬱」の二本立てです。
両思いになるまでが「純情」、天の邪鬼を直すまでが「憂鬱」になります。

普段仏頂面の津山(受け)が好きな人にほど、心と反対に悪態をついてしまうのは分かるのですが・・・エレベーターから降りてきた時の野獣のような様はちょっと行き過ぎでは。正直引きました。口が悪いだけ、焦ってパニックになる、というのとちょっと違うので、それを受け入れられるかがこの作品を楽しめるかのポイントになりそうです。

死にそうになる時とエッチの時だけ素直になるのは面白かったです。

あと、「純情」で登場した津山(受け)の相談相手であるヒカルが「憂鬱」で意外な登場をするのは良かったです。後半でてこなかったらもやっとしてしまったくらい好きなキャラでした。

2

もえ・・・はしたけど

確かに萌えたので「萌」をつけていますが、
正直どう評価すべきか悩みました。

王子様×天の邪鬼とゆう大好きな設定だったのですが、
あまりにもキャラがぶっ飛びすぎてる気が。
どこがどうとゆうとネタバレになりそうでアレなのですが、
受けが天の邪鬼すぎる、呪いどころではなく精神異常者に見えてしまいました。
せっかくのデートシーンもまるでリハビリ風景のよう・・・(まあ実際そうかもしれないけど)
すべてにおいてやりすぎていて、せっかくの設定が生かせていない感じ。
天の邪鬼の解決の仕方もワンパターン。二回とも同じって、どうなの・・・?


正直ストーリー展開に全く魅力は感じませんでしたが、
えちには萌えれました。
純情っぽい雰囲気・流れとは裏腹に結構しつこい系+おもちゃもでてきます。
でもここでも攻めが超天然王子様キャラなのが急に・・・って感じで、ちょっと違和感。
いっそこの本はエロギャグ本だ!と思うとすっきり読めるかもしれません。

最近砂原さんは新しい本が出るたびになんだが期待はずれとゆうか落胆がましていきます・・・

1

恐るべし、天邪鬼

過去のトラウマで、好きな人相手だと本当の気持ちとは裏腹な言動をとってしまう津山くん。
密かに思いを寄せていた、才色兼備で女性社員にもモテモテの先輩社員・芦原さんに告白されちゃったからさあたいへん。
ここまでくると、ツンデレだのツンツンだのとのんきなことは言っていられません。
素直になりたいのにことごとく反対の言葉が出てきてしまうのです。
(死ぬような目に遭うとちょっと素直になれるのですが・・・)
しかし、なぜかモテモテなはずの芦原さんは、自分が彼女達に遠巻きにされている理由を“嫌われている”と思い込んでいるし(ある意味、思いっきり天然くんです)、津山くんが密かに芦原さんの机を拭いたりしている姿を目撃しちゃったりしているし、現場で事故に遭ったとき津山くんが「好き」と言ってくれた記憶があるので、彼が天邪鬼な行動をとってもへこたれません。

で、いろいろあって二人は結ばれるわけですが、陰の立役者がゲイ向けの風俗店員・ヒカルです。
彼あってこそのお話だったなぁと思うほどです。
二人の関係をかき回すのではなく、後押しする存在だし、ただただもどかしい展開になりそうなお話にちょこちょこ面白かったり考えさせられたりする場面を持ち込んでくれるのがかれなのです。

二人は結ばれたものの、ヒカルのその後がちょっと気になる状態のまま本編は終了。
しかし、続編でそちらのフォローもされているので一安心。
ただし、主人公は芦原×津山ですよ。
それも、再び思いっきり天邪鬼なままなので、もどかしいったらありゃしないのですが、雨降って地固まるってことで。

しかし、津山くんの天邪鬼加減は確かに“呪い”と言ってもいいくらい徹底的でございました。
ま、ファンタジーってことで。

1

これって天の邪鬼かなあ

キラキラ王子様天然攻めというだけで、購入いたしました(笑
こういう攻め、大好きなので。

受けの津山は天の邪鬼リーマン。
自分が好きな相手であればあるほど発言が悪くなり、思っていることとは正反対の暴言が止まらない。
からあげ事件で芦原へ片想い中の自覚あるゲイ。

攻めの芦原は、社内で王子様とあだ名をつけられるほど人気のある先輩。
しかし、自分では女性に嫌われていると果てない勘違いをしている天然さんでこれまたなぜか津山に片想い中。

まず、あれくらいの…というのは悪いかもしれませんが(BL界ではもっとすごいトラウマありますから)、津山が天の邪鬼となった原因がちょっと弱いです。(女性恐怖症ぎみになったのは、理解できますが…)
だって津山の暴言は、天の邪鬼なんて可愛らしいものではないですから。
死ぬような思いをしなければ本音が言えないっていうのは意地っ張りっぽくてまあ良いとしても、発言内容がひどすぎてちょっと不快になりました。

芦原のふだんの天然王子様ぶりからは想像できないSキャラえっちはかなり萌えで、それがあるから萌評価にしました。
ただ、芦原が津山を好きになるに至ったもう少し強いきっかけがあれば良かったです。
砂原さんの作品はけっこう読んでいるので好みのはずなのですが、残念です。

1

あっち向いて、こっち向いて、グールグル!

作者さん、初のB-BOYノベルス作品。
砂原作品につきもの(?)の病んだ人というかちょっとずれた人を軽いコメディに仕上げると、こんなにもややこしくなるのか!?と驚きました。
お互いが一筋縄でいかない性格同士だから、何だか言ってることが訳わかんなくなっちゃって、”えっとー”、、って何度ページを遡って会話を復習したことか。
自分の頭の理解力が足りないだけか?

受けの一思の天の邪鬼、まず小さい頃に意識した女の子に告白したら思いっきり嫌がられて苛められたのがトラウマで天の邪鬼になって、それが大人までっていうのが信じられな~い!!
ま、でもそういう設定だからそれを楽しみましょう。
って、ことで読み進めていくのですが・・・
一思が会社に入ってからあげ弁当をひっくり返した時に優しくしてくれたのがきっかけで好きになった先輩社員の芦原もまた、とんでも天然でビックリでぇ~すv
芦原が、一思を呼び出して告白するところから始まるんですが、その好きになる基準が何とも女子に対するものに非常に近い気がするんですよね。
でもって、彼もまたすごくモテてモテて女子が緊張してしまうくらいの王子様っていうんですが、本人はそれを女子に嫌われているからと思いこんでいるからって言うのが爆笑しちゃいます。
どうやったら、そこまでなる??
そんな、ある意味天然記念物に指定してもいいくらいの天の邪鬼と天然ひねくれなんで、噛み合わないったらありゃしないww
一思はトラウマからホモになった人で、あるお店でヒカルという店員に自分の弱音を吐いて天の邪鬼を反省しているわけで、このヒカルという男もすごくアクが強いキャラ。
まあ、彼のおかげで天然と天の邪鬼はくっつくのですが・・
早急な展開に、ちょっと唖然としました。
また、ここで芦原に粉をかけようとするしたたかな女性社員というのが出てくるんですが、これはムカつきますよー!!
自分が先輩社員だったら張り倒します!ってか、社会人としてこんな人間、本当にいるのか?信じられない~、、と思ったんですが。
エロシーンだけは面白かった。
ヒカルに騙されて(?)買った道具を芦原に発見されてというシチュ。
天の邪鬼を責めていくS発動具合とエロ魔人ぶりはすごく楽しかった。

そして書き下ろしで、恋人になった二人のデートのお話になっております。
せっかく恋人になったのに一思の天の邪鬼は相変わらずで、天然も相変わらずで、二人がデートを通して一思の天の邪鬼を治そう!作戦のようなんですが、なんだか天の邪鬼が発動して、天然が誤解してすれ違い。
天然は、素直に甘えて頼って欲しいと思っている。
天の邪鬼ということを知っているから、言うことの反対の態度だと思うとそれが反対ではなかったりして、一思が一人でじたばたしている感が強くて。
天然の芦原も、この書き下ろしでは何となく影が薄くて説得力がちょっと弱い感じ。
本編で影の立役者だったヒカルが出てきて、またまた彼等のおかげで結果上手くいくという、何だか他力本願なカプに先行き心配。

天の邪鬼だからこそいじめがいがあると、S発動させるエチの時、エロ魔人になる部分はとっても楽しめたんですが・・・
全体を通してコメディにはなってはいましたが、軽すぎて何となく滑ってる、設定は面白いと思うんですよ。
でも、それにはちょっと複雑すぎたような気がしないでもないんですよね。
自分の中でどう位置付けていいかよくわからなかったので中立。

1

面白いとは思うんだけど…自分には難しかったな…

砂原先生はリブレのイメージがなかったので、初リブレというわけで、新鮮な気持ちでドキドキしながら読み始めました。
ところが…可愛いラブコメ風で面白いとは思うんですけど、
受様が天の邪鬼で、結構な危険人物。
攻様は素敵な王子様系で、結構な天然人物。
攻様のキャラに救われて調和が取れているなら良かったんです。
蓋を開けてみたら、どんどん攻様も結構なヘンテコな人になっていって…。
最初こそ、変人同士で恋愛下手すぎる2人の恋愛模様が可愛く思えて、危険な恋の行方を楽しんでいたんですけど、
段々引っかかりどころが気になり始めていき、自分の中での矛盾が増えていくたびに、熱がさめていっちゃったんです(笑)

内容は、大手ゼネコンの営業の先輩•芦原 × 後輩 •津山 の天然王子 × 天の邪鬼っていう、インパクトあるカップルのお話。

津山の性格の発端は、小学時代の初恋のトラウマの呪いが原因。
いつも大事なときに本音をいえず、心とは真逆の言葉を発してしまうんです。
それは、好きな相手に対してほど、全身全霊で発動されます。
津山の天の邪鬼ぶりは半端なくて、最初から両思いなのに、なかなか両思いまで歩み寄れない…。
ラブコメで飽きない展開で面白かったと思うんですけど、
そこまで無理で面倒な関係に持っていかなくてもと…。
芦原も、王子様キャラのモテ男なのに、自分では全然そうおもってない天然さんで、いつも自分を卑下しすぎる所が、折角のいい男キャラがもったいないなあと、残念でした。

津山が素直になれる時が、生命の危機とあの時だけって…(笑)
2人の関係が読めば読むほど、複雑化して行く一方で、自分には2人の恋路は難し過ぎて理解に困りました。

2人の恋の行く末を心配して、手助けしてくれたヒカルさん。
結構な好きなキャラで、彼の事情も少し読めるんですけど、こちらのカップルも気になるところでした。

砂原先生らしい展開とキャラも面白い設定だとは思うんですけど、萌を感じるかと言われたら…私的には難しかったなあと思うだけで(笑)

津山の天の邪鬼もら、完治した所までは描かれていないので、まだまだ苦労しそうな2人だなあと心配な気持ちと、やや呆れる所です(笑)

私の様に、キャラが苦手だと感じる方がいそうなので、評価も分かれるだろうなあと感じます。
砂原先生のシリアスさが大好きな方も多いと思うので、今回のお話はアクが強い分、ギャップを感じる方が出てきそうな予感です。

1

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