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耽美でした。
初版平成2年らしいです。
「これが昔のJUNE小説かァ」と思いながら興味深く読みました。
奇妙で分かりにくい話でしたが、おもしろかったです。今の時代なら、あり得ない話な気がする。
『M』というクラブを舞台にしたお話です。
オーナーが16歳の女装男子です。
ある目的のために、15歳の少年に近づき、仲良くなり、Mのピアニストとしてスカウトする。
最後の最後に真相が明らかになります。悲しい結末でした。余韻がすごいんだけど、食い足りない感じ。
もっと読者サービスしてくれよと。いやいや、でもこの読者サービスの無さがこの話のいいところなんだろうな。
表題作の他の二編も面白かったです。
もう少し書いてほしいなァって思う場所で終わってる小説、好きなんですよね。