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yume no katachi
シリーズ完結4巻目。
拓哉と滝沢がどちらも同じ父親だった事が前巻で判明し、そのショックで拓哉は東野が現れる前は彼にとって唯一の拠り所だった絵を描くという事に対して画材さえ見られない程に拒否反応を起こします。
その彼をまた絵の世界へと引き戻したのは東野が美大時代に描いた絵。
偉大な画家を父親に持つ拓哉と滝沢はどちらも彼の存在に苦しめられる訳ですが、拓哉には東野が、滝沢には岩沢という良き理解者であり恋人がいてその力も借りながら2人共その壁を乗り越えます。
多少甘くご都合主義的な展開もあるんだけど、それが気にならない位の力というか魅力がこの作品に流れていて凄く好きなシリーズの一つです。
白銀みるくさんの商業誌は6冊、その内4冊がこのシリーズ。
金ひかるさんの描くラストページの東野と拓哉の笑顔の挿絵が印象的に作品を締めくくります。
この世界観、やっぱ好きだなあ。
シリーズ最終巻としてまとめの意味でも神で。