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契約にとらわれた男たちのアダルトスト-リー
koi no keiyaku wa itsuwari to tomo ni
水島さん初読みです。
叔父の借金のカタに、叔父の友人の御曹司・遼司(攻)に一晩売られた尚也(受)。
う~ん、設定からして多大な期待はしてませんでしたが、それにしてもあまりにも単調でした。ストーリー自体は、設定(あらすじ)で大まかには掴めてしまう、もうそのままです。まさしくテンプレートでした。
それでも、キャラクターに特別な魅力があるのなら、十分読み応えのある作品にもなり得るのでしょうが、たいして魅力なかったです。
特に遼司の『ギャップ』が・・・これが面白いと思えたら、また違うんでしょうが、私はただひたすらポカ~ンでした。ただ、そういう意味では『テンプレート』からは確かに外れてますね。
遼司の豹変というか、暴走がね~。しかも1回やらかして反省したはずなのに、まったく同じことを繰り返してる時点で、キャラクターそのものの芯がないというか、曖昧に感じました。
ストーリー展開上必要な流れだったってことなんでしょうが、なんとも微妙な気分です。
これもう、二重人格じゃないのか、ってレベルですよ。あるいは、常にあの鬼畜さが隠れてるんなら、普段の優しい顔がただの演技なのか?と思うくらい。
まあ諸悪の根源は、タイトルの『偽り』につながる誤解のモトとなった尚也の叔父・栄治なんですけどね。この栄治の始末のつけ方も、なんとも慌ただしかったです。ずっと放置で、終盤にいきなり他の脇キャラクターに押し付けんのかよ!と。
ラストの収束も、あまりにも適当過ぎて呆然。ホントにラスト数ページで説明だけで片付けた感じ。『予定調和』っていうのも憚られるくらいだと思いましたよ。
たとえこの形に持って行くのは最初からわかってたとしても(そこに突っ込む気はないです)、もうちょっと書き方で何とかなったと思うんですけどね。
もともとこういう作風の作家さんなんでしょうか。水島さんの作品がもう1冊あるんですが、すぐには読む気になれません、残念ながら。