手懐けられたのはあいつか、俺か―――!

大型犬は恋をねだる

oogataken wa koi wo nedaru

大型犬は恋をねだる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
23
評価数
7
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
朝香りく 

作家さんの新作発表
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イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥581(税抜)  
ISBN
9784796400565

あらすじ

ホストの愁也はある日、愁也の過去を知る青年に告白される。どんなに袖にしても諦めない青年に根負けし、とりあえず適当に付き合うことにするが・・・!? 年下大型犬、愛まっしぐら!

表題作大型犬は恋をねだる

美容師時代の常連客で現役の工学部大学生
事故の怪我で美容師辞めてたホスト

その他の収録作品

  • あとがき(朝香りく)
  • あとがき(六芦かえで・四コマ漫画)

レビュー投稿数5

年下ワンコ攻め

ラブストーリーメインのお話。王道です。

元美容師でホストの愁也は、店に黙って客に体を売っていた。ある夜、酔った彼を心配して声を掛けてきた青年と衝動的に寝てしまう。

青年は愁也の好みど真ん中。しかし、彼の正体を知ってしまうとお付き合いなどできるはずもなく…

前途洋々なお育ちの良い大学生と、ウリまでするような水商売の自分がうまくいくわけがない。自分のことが好きで好きで、真っ直ぐに向き合おうとしてくれる加賀宮にずるずると絆される愁也。別れようと決心して、本当は好みなくせに、おまえは好みじゃないと諦めさせるためについた嘘が、後のストーリー展開にうまく繋がっていきます。

初恋一直線のイケメンワンコと、やさぐれはすっぱホストの恋の結末やいかに…?

縁日のエピソードがとっても印象的でした。どうも夏祭りや屋台、花火のシーンが出てくるとBLだーってテンションが上がります。もう、刷り込まれちゃってます笑。そこで交わされる会話がよかったりするんですよね…。

加賀宮が愁也のことを真摯に思っている様子と、彼を逃したら絶対後悔する上玉感のギャップにドキドキです。加賀宮が大人の男になった時の妄想が…笑

カプを愛でられたら楽しいかも。

0

大型犬攻め!

 交通事故により、手を負傷し、やむを得ず美容師を辞めることになった愁也は、ほとんどの知り合いと連絡を絶ち、やさぐれていたところを、ゲイ専門のホストクラブのオーナーに拾われ、そこで働くようになる。
 それどころか、気が向けば客に体も許すような自堕落な日々を送っていた。

 そんなある日、泥酔し、変えるのも面倒になったところに声をかけてきた好みの男を、よく考えもせず、半ば強引にベッドに誘う。
 目が覚めた愁也はその男が、大学生だと分かり、そのまま逃げ出してくるものの、数日後にその男が店に訪ねてき、衝撃の告白をされる。
 彼は名前を加賀宮利市といい、愁也が美容師をしていた時の常連の少年だったのだ。
 それどころか、彼のファーストキスも、童貞も自分が奪ったと知り、愁也は愕然とする。
 けれど、「愁也さんが好き」と言う利市は、愁也の勤める店にアルバイトとして入ろうとしたり、愁也を追い掛け回し始める。
 けれど、幼かった頃の利市を知る愁也としては、自分のしでかしてしまった失敗に驚き、利市を真っ当な道に戻そうと必死になるが……

 という話。

 美容師として、雑誌にも取り上げられるようになり、未来も明るかったのにそれが突然断ち切られて、やけになった愁也の元に、過去を知り、一心に愁也に憧れてくれている利市が訪ねてきて。
 最初は、自分の失敗に青くなってた愁也が、徐々に利市の一途な思いにほだされていく感じで。
 なんか大型犬の一途さっていいよなー……と思ってしまいました。

 まぁ、元々よくよく素性も確かめず、ベッドに引きずり込んだ時点で、かなり愁也の中ではポイントが高かったんだと思うので、ちゃんと愁也が自分のことを見つめなおせたのはよかったかなー……と思いました。

 それにしても、自分が突然、未来を絶たれたらやけにならない自信はないなー……と思って、愁也にはちょっと同情してしまいました。
 人生って何があるかわからないから怖いです。

2

一途な恋

元美容師でゲイ専用ホストクラブのホスト愁也(受)は禁止されているにも関わらず、お金と引き換えに平気で客と関係を持つ自堕落な生活を送っていた。ある日偶然出会った好みの男 加賀宮(攻)を酔った勢いでホテルへ誘い関係を持ってしまうが。。。

人気美容師だった愁也ですが、不慮の事故により天職だと思っていた美容師を辞め、住み慣れた町からも離れて暮らしています。寂しさと空虚さを埋める為、金と一時の快楽に身を任せる日々。大切な何かを失った時の無力感は他人に計れるものじゃありません。そんな時、加賀宮と出会います。

加賀宮は愁也の顧客だった高校生。当時は素直だけど地味だった加賀宮が、数年経ち愁也好みのイケメンに。加賀宮の変貌ぶりに気付かずホテルへ誘ってしまうんですね~~ 数日後、愁也が好きでずっと探していた、愁也が初恋でキスも何もかも初めてだった、と加賀宮に告白されます。まだ学生で年下の加賀宮を自分の軽率な行動でコチラの世界へ引っ張り込んでしまった事に責任を感じた愁也は、加賀宮の熱心な告白を蔑ろに出来ず、付き合う事になります。

一途に愁也を想い、尽くす加賀宮はまさに忠犬。そんな大型犬 加賀宮の忠犬っぷりが荒んでいた愁也の心をあたため、次第に解いて行くのです。加賀宮の一途さには胸がいっぱいになります。ここまで一心に受の事を愛する攻は最近ご無沙汰だったので、心を打たれました。大型犬らしく「待て」もちゃんと出来る賢い加賀宮はカワイイ。外見は大人っぽい加賀宮ですが、年下で経験も少ない為、時折ベッドではハメを外してしまう様ですが(笑)そこはご愛敬。

一途な攻めがひたすら愛おしいお話。最後には良かったね加賀宮、と拍手を送りたいくらいでした。未だ若い加賀宮の将来を想い一旦は身を引く愁也ですが、新たに出直す決心をする男前っぷりも非常に好感が持てました!末永く応援したい二人です。

1

イケメン犬を作るには

今回は美容師時代の常連客で現役の工学部大学生と
事故の怪我で美容師辞めてたホストのお話です。

事故で美容師を辞めた受様に
再会した攻様が彼を恋人にするまでに
オマケで攻様のある日を描いたSSを収録。

受様は
不慮の交通事故で右手首を痛めた事が原因で
天職と思っていた美容師を断念して以来
ゲイを相手にした高級ナイトクラブで
ホストをして暮らしてきました。

誘われて始めたホストですが
美容師時代のようなやりがいは見出せず
どんどんと心がすさんでいくような日々、

しつこく誘う客と酔い任せに寝てからは
受様は高額な報酬と
後腐れの無いひと時の快楽を求めて
客に身体を許す関係を続けてました。

そんなある夜
指名客に合わせて飲むうちに
かなり泥酔して頭が重くなった受様は
自棄気味に路上で蹲ってしいます。

すると受様を心配する
穏やかで優しく声をかけられたのですが

受様が顔をあげると
すごく受様小好みの男がひとり。
彼こそ今回の攻様になります♪

軽々と引き上げた攻様に受様は
今夜の売りの相手は彼にしようと決め
ホテルへと連れ込んで一夜を過ごします。

しかし翌朝目覚めた受様は
攻様の衣類から攻様が学生らしいと思い至り
攻様を置き去りにして逃げだします。

さっさと忘れようとした受様でしたが
その週末の週末、
攻様が受様の勤め先に客として現れます。

実は攻様は受様の美容師時代の常連客で
突然店を辞めた受様を
ずっと探していたと言うのです!!

ずっと受様が好きだった
誰でもいいなら俺にもチャンスがあるよね?

必至の思いで見つめてくる攻様に
受様はあるデジャブに襲われます。

従兄弟の家で飼っていた大型犬が
遊びに行く度に千切れんばかりに
尻尾を振っていた様子にそっくり!!

大型ワンコにがっつり懐かれた受様の
未来はいかなる事に?!

朝香さんのデビュー二作になります。

年下ワンコとクールビューティな受様は
私のツボのど真ん中なので
出る前からワクワクでしたが
期待通りにとっても面白かったです♪

出会った時から大人な社会人だった受様に
恋をしたと自覚した時から
攻様は受様に見あう男になろうと日々努力し
見事に受様好みのイケメン男に成長します。

真面目で真っすぐな受様に
一途に慕われた受様も徐々に攻様が
大切な存在になっていくのです。

でも
大学生の受様の未来の可能性を思うと
ホストである自分が攻様の隣りにいる事が
どうしても正しい事とは思えずに
一度は別れを決意します。

しかし結局は
攻様に相応しい自分になる為に
ホストじゃない自分になる事を決意、
めでたくハッピーエンドに♪

一生懸命な攻様の
ワンコぶりも可愛くて良かったですが
弱かった昔の自分を変える為に
昔の勤務先に向かう下りに見せた
攻様の芯の強さもポイント高し!!

現在のおこなっているガッシュの
ポイントバンクキャンンペーンのSS小冊子、
ガッシュ文庫の番外編との事なので
今からすごく期待しておりま~す(笑)

デビュー作同様、
カバー裏にオマケSS付きですので
こちらも読み逃しなく!!

今回は本作同様、
年下の大型ワンコに懐かれる受様のお話で一作
藤崎都さんの「弟のくせに生意気だ!」をおススメ♪

1

さらっと

ワンコ大好き人間なんで、読んでみましたが……。

受けはあんな純真な良い子に、ウリまでやってるような俺は相応しくないとかなんとか言って逃げ腰なんだけど、ウダウダ言ってないでさっさとくっつけ!としか思えませんでした。

攻めもワンコといえばワンコだけど、攻撃力が高めというかかなり気が強そうだなと思うところがところどころあり、微妙に好みじゃなかったです。

お祭りのシーンなんかは可愛かったけど、もっともっとワンコならではの可愛げがあればなぁ。

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