あらすじ
他人の生死を透視する能力を持つ喜連川真純。
事故死した会社員の魂に憑依されている八木清春。
体に異常なほどの静電気を帯びている天宮伽那。
武山脳神経外科に暮す超能力を持つ三人が少女の失踪事件に立ち合って数ケ月後。
新入りの真純も武山邸での生活に慣れてきたある日、伽那の父親が訪ねてくる。
彼女の症状が改善しないことに焦れて自宅に連れ帰るというのだ。
伽那の家庭の事情を知っている清春は最後まで帰宅に反対するのだが―。
体質的に驚異的な静電気を帯びている伽那は、父滋雄の意向で帰宅する。しかし、後妻の絵美里や実母の園子にさえ邪魔者扱い、厄介者扱いされた伽那は心が荒む。更に、ボヤ騒ぎを起こした伽那は打ちひしがれて…。