彼と会えた日から、僕の世界は始まった。

兄弟の事情2 恋人の事情

koudai no jijjou 2 koibito no jijou

兄弟の事情2 恋人の事情
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌7
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
2
得点
65
評価数
22
平均
3.2 / 5
神率
22.7%
著者
渡海奈穂 

作家さんの新作発表
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イラスト
阿部あかね 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
兄弟の事情
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522468

あらすじ

兄・和臣と晴れて恋人同士になり、着々と家庭内恋愛進行中の紬里。時を選ばず手を出してくる和臣に困りながらも幸せな日々だったが、未だ和臣の気持ちに確信が持てずにいた。かつての和臣の悪行のせいで心の休まる間もない。和臣に浮気の気配はないが、紬里にはまだ水橋家へ引き取られて来たばかりのある日突然和臣に構ってもらえなくなった記憶が拭いがたく残っていたのだ。日に日に膨らむ不安に和臣との間もギクシャクし始め…?人気作「兄弟の事情」続編!!
(出版社より)

表題作兄弟の事情2 恋人の事情

受様を振り回す義兄で恋人で超俺様な大学生
攻様が大好きな義弟で恋人の健気な高校生

レビュー投稿数2

攻様の事情

今回は受様を振り回す超俺様な大学生の義兄と
攻様が大好きなで健気な高校生の義弟のお話です。

攻様が受様の特別さを恋だと自覚するまで。

受様が長年恋していた義兄の攻様と
晴れて恋人関係になって早三ヶ月が経ちました。

受様の気持ちに気づいていた長兄は
二人の関係を仕方がないと半ば諦めつつも
受様が高校生のうちは自嘲しろと
攻様に釘をさしますが、

自分のしたい事をしたい様にする攻様は
家長である長兄の言葉も全く聴く耳を持たず
事ある毎に受様に手を出してきます。

攻様の望みを本気で拒めない受様は
攻様に望まれる事が嬉しい半面、

なぜ攻様が自分を選んだかが判らない為に
彼を拒めないという気持ちも有って
結局は攻様の望むままに
攻様に抱かれる日々を過ごしていました。

攻様は受様に手を出す際に
受様以外とはしないと誓ってくれましたが
受様は攻様が自分だけで満足しているとは
信じられなかったのです。

攻様を信じられない自分が悪いのか?
信じさせてくれない攻様か悪いのか?

恋人同士なはずなのに
攻様といても心から安心できない状況は
受様の感情を後退させ
攻様をも落ち着かない状態に追い込みます。

そんな時
疎遠だった養母の兄が訪ねてきて
攻様が受様を押し倒している所に遭遇、

叔父は良識ある大人として
受様を攻様と同じ家に置いておけないと
受様を養子として引取ると言いだします。

二人はこのまま引き離されてしまうのか?!

前作『兄弟の事情』の続編♪
前作で兄弟から恋人になった二人の
その後のお話になります。

兄弟として育ったとはいえ
受様と攻様の気質はほぼ正反対で
だからこそお互いに
魅かれあったのかなと思われますが

今回はその考え方の違いが二人の間に
大きな波紋を呼ぶ展開となっています。

前作は
受様のトラウマ解消と恋がメインでしたが
本作の根底のテーマは
攻様のトラウマ解消と恋なのかな。

攻様に拾われて以来攻様一途で
兄として以上の感情を自覚するまでにも
色々と悩みまくった受様に対して

多くのセフレと付き合ってきた攻様は
受様と抱き合うようになっても
受様とセフレの違いを考える事は
ありませんでした。

しかし
二人の仲を反対する叔父の登場で
受様と引き離されそうになって初めて

攻様は受様とのスレ違いの根本が
自分自身に合った事を認め
二人の関係を見つめ直す事になります。

前作同様
受様視点がメインですが
攻様人称もチラホラ入って進む為、

それぞれのもどかしさも伝わってきて
最後までハラハラしながら
楽しく読む事が出来ました♪

前作が好評だった為の続編だと思いますが
ムリヤリ続きを作ったというより
前作でこぼれていたモノを取り込んで
完結した感じ読了巻も良かったです。

今回は義兄に恋をしている受様のお話で一作、
真崎ひかるさんの『恋より甘く愛より熱く』を
おススメ致します。

6

前作よりはまだマシです。

前作よりは、まだマシでした。ほんのわずかにでも、和臣(攻)が痛い目(ってほどじゃないかもしれませんが)に合ってるから。でも全然足りないけどね!

とにかく、やっぱり和臣がダメでした。相変わらず何の魅力も感じないキャラクターでしたね。単に幼稚なだけですよ。もう子どもじゃないんだから、とイライラしました。
紬里(受)もますます痛々しさに拍車がかかったんじゃないのかなあ。

叔父さんは、役柄的には『憎まれ役(悪役)』だったのかもしれませんが、決して本当の意味での悪い人・嫌な人ではありませんでしたね。それどころかいい人ですよね。そこはよかったです。『引き立て役』の如く悪い人間を出すのって、安易過ぎて醒めてしまうんですよ、私は。

BLにあるまじきことですが、利一郎(長兄)と茜(紬里の友達)が出てくるとホッとしました。この2人『だけ』が清涼剤でしたよ。

渡海さん自体はかなり好きなので、ここまで嫌な思いをする作品って他にないですよ(面白くないと思うものはありますが)。

2

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