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素直になれない男たちの、プライドと純愛。
兄の親友であり元警視の亜久利に憧れ警察官になった譲は、将来を嘱望されながら2年前突然警察を辞め
自分の前からも姿を消してしまった亜久利を、ある日偶然街で見かける…
『青の軌跡』がとても面白かったので、久能先生の本を他にも読んでみたいと手に取った本。
10年位前の本の文庫化とのこと。
この本、いきなりの喘ぎ声のシーンから始まるのだが、内容はかなり硬派。
美人で頭も切れ、お飾りのキャリアではなく自分も警察官であるという気概を持った譲だが、
亜久利のことになると、一服盛っても抱かれたいと思ったり、
ただ名前を連呼することしかできなかったり、一途で必死なところが可愛い。
亜久利は亜久利で、何かヤバそうなことに関わっているようなのだが、
譲を巻き込むまいとする遠ざけ方が、不器用でこれまた可愛い。
亜久利の相棒「超一流弁護士」(と自分で名刺に入れている)由利がくせものキャラで、
とても魅力的。
恋愛に限れば展開には予想がつくのだが、事件ということでは核心が全然見えないので
とにかく、下巻にGO!です。
本庁キャリアで研修中の香坂譲と元キャリアの片岡亜久利。
亜久利を番犬という、亜久利の相棒、弁護士の由利潤一郎。
物語は、譲と亜久利が再会するところからはじまります。
亜久利は、譲の兄、明良の友達で譲のことを弟のように可愛がっていました。
とある事件が起こり亜久利は警察を辞め行方不明に・・・。
亜久利の後を追うように警察に入った譲はずっと亜久利を探し続けていました。
譲にとって亜久利は兄ではありませんでした。
強引に亜久利と関係を持った譲。
亜久利は、由利とともに危険な行動をしています。
亜久利は、譲の立場話思い彼を遠ざけようとします。
それぞれのゆずれない想いが見え隠れします。
上下卷ということで、上巻ではまだ色々と核心には触れられていません。
上巻の書き下ろし「分岐点」では、譲は大学3年生。
ねたばれに配慮した過去編でした。