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今更2009年12月号なんですが、どうしても読みたいものがあったので友人に借りてきました。
「暁に濡れる月 第2回」和泉桂
1回目と3回目の雑誌は持ってるのに2回目だけ持ってなかった。
というか、この友人が買うので後で借りればいいや的な。
が、この2回がどうやら私の好きな感じのお話で。
物語は和貴の次の代、鞠子の双子の息子・弘貴と泰貴を中心としていて。
その中でも私はどこか歪んだ泰貴が好きなのですが。
前回に続き泰貴は皆に愛されて清澗寺でありながら純粋無垢に育った弘貴を陥れようと画策するのですが。
そこで自分の中になる藤代に向けた感情と向き合うことになり。
罠を張り巡らしておきながら、それを実行できずに、自分が身代わりとして抱かれることを選んでしまう。
その偽りの時間は更に泰貴を昏い感情で満たすことになるけれど、そんな子供の計画は実は相手にはバレバレで。
それを知った上で、ある意味弄んでいた相手に、それでも愛されたいと思ってしまった泰貴は隷属するような形に。
自分の望んだ形ではない、少しも相手に大切にされていない関係。
その関係に悩みつつも抜け出せないでいるが…。
もうとにかく泰貴のぐるぐる具合が好きなんです。
たぶん、和貴っぽいのだと思う(和貴スキーなので)
今回は和貴と深沢のえちシーンを覗いてしまうシーンとかもあって。
その姿に自分を重ねてみたりとか。
この清澗寺らしい血を引いてるという意味では泰貴の方がその血が強いのだろうな。
弘貴のまわりはいたって平和といえるので。
「コルセーア海月」御園えりい 原作:水壬楓子
ノベルスのコミック化。
ヤバイ、これ好きだ!
ノベルスの時もいい感じのお話だなーとか思ったのですが(その時は同時収録の盈月の方が好きだった。というか盈月CPの方が好きなのです)
とにかくカナーレの乙女っぷりがかわいくてかわいくて。
これ、音声化されてないのに見事に全てが音となって聞こえるのは何故でしょう(笑)
私、そんなにコルセーアの世界にどっぷりでしたっけ…。
これもCD化希望!とか言いたいところですが、まずは本編をちゃんと最後までCD化してくれること希望(…)
その他で気になった作品といえば。
「スロウ、スロウ」栗城偲
施工管理者の1級建築士(30)×土木現場作業員(40)
受がヒゲもあるオヤジなのになんか雰囲気がかわいいの。
で、攻の方は現場でもスーツ着用のインテリちゃんのようでいて受に対する対応とか反応とかは意外とかわいいの。
お話もさることながらイラストの攻がかなりステキで。
更には受の息子(高校生)がかなりの美人さん。
この子の話はないのかしら…とうっかり思ってしまいました。
「肌にひそむ熱のありか」神楽日夏
彫刻科卒の新進気鋭のアーティスト×日本画科3年生
攻が受をモデルにしようとするんだけども、この人のモデルっていうのは骨格のモデルであって。
なのでいろんな部分に手が確認するように触れる作業が繰り返されるわけですが。
なんだかその雰囲気がえろい!
そういう意味合いなく触れているはずなのに、なんか文章中に漂う空気がえろかった。
それがすごくいいなーと思いました。
「カウンターの男」火崎勇
手負いのヤクザ×バーテンダー
自分の店の前に転がっていた怪我した男を助けたことから始まる関係。
といっても、ちゃんとした恋愛ではなく最初は受の方が客からの誘いを断るために恋人のフリをしてほしいと頼んだだけで。
次第に受の方が惹かれていくけど攻はノンケ。
組同士の抗争に巻き込まれる形になった受への礼のつもりで抱こうとしたりして。
一瞬でも共有できるならいいかと受はその申し出を受け入れるのだけれど、すんでのところで踏み止まったり。
きっと興味はあったのだろうけれど、礼としてそういう行為に及ぼうとする攻ってある意味スゴイなと思ったり。
まあ、それはその行為自体が攻にとってなんでもないことだから、とも取れるだが。
受の性格がなかなか男前でステキでしたv
「涙キラキラ」桐嶋リッカ
受と付き合ってから女遊びに拍車がかかった感じのある攻。
そんな攻の行動が理解できない受。
そこにある理由は「受が好き」ってことなんだけども、その浮気の理由をあっけらかんと話す攻に理由はどうであれ受同様、私もついていけない…。
その上、最終的に受から別れを告げられて取った行動が「自分を軟禁」ていうのもスゴイ。
病んでるなーと思わされた作品でした(笑)