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knight to bishop
我慢に我慢を重ねて、なんとかシリーズ読了しましたが、今思えばなんでここまでして読んだのか、もっと早く見切ればよかったと後悔しきりです。
とにかく、瑛(攻)は将人(受)より大人なのに余裕がなさすぎるんですよ。それを魅力(可愛さ)にできる作品も確かにありますが、これについてはまったくそうは思えません。
カテゴリとしては私の大好きな『年の差(年上攻)』ではあるんですが、年の差があればいいってものじゃないんだなというのがこれでよ~くわかったよ。
この瑛は、せっかくの『年上攻』のいいところが何ひとつ感じられない。虫唾が走るほどにキライなキャラクターです。
各キャラクターの『よさ』はあるんだと思います。まったく描写されてないわけじゃありません。
でもそれが、こちらにはこれっぽっちも伝わって来ませんでした。
もうとにかく何もかもが合わなかった。キャラクター全員に苛立ちしか覚えませんでした。最初から最後まで、誰にもまったく好感を持てないまま終了って感じでしたね。
いったいどうすればいいのか、と思うくらい読むのが辛かったです。きっと今なら1作目だけでやめたでしょう。昔は無駄に我慢強かった・・・
ラブにもストーリーにも共感できるポイントは皆無。もう何もかもが神経を逆撫でする、稀に見るくらい合わない作品でした。
設定やストーリーがどうこうどころじゃなく、この作家とは徹底的に合わないなと実感しました。
この作家の作品は、今まで何読んでもまったく面白くない・どこがどういいのかさえわからないとは思っていましたが、このシリーズで『何があっても二度と読まない作家』確定になりました。ただ時間と金の無駄でしかなかった。
イラスト買いですので、金さんのイラストが見られただけでよかったとでも思って自分を宥めなければ、他にどうしようもないです。
人に勧められるか、というと難しいんですが、わたしはとても好きなシリーズ。おそらく年の差モノ、再会モノのツボを開発された作品かもしれません。
チェスがキーアイテムになっていますが、いろんな雑多なエピソードには意味があって、次第に開かされていく展開がいい感じ。
攻めが書いた受けの両親へ宛てた手紙には泣けました。
このシリーズの攻めは、今でももっとも好きなキャラです。