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田舎の朗らかな農家長男×都会のクールな青年、さわやかラブ!
koi to taiyo to kanjuku tomato
たまに読みたくなる年下攻め。
しかしこのワンコな年下攻めの太陽が良くも悪くもちょっと面倒な奴です。
強引でおおらかでちょっと人の話を聞かなさそうな雰囲気で。
こっちとしてはこれ以上のラインを飛び越えて来てほしくないし、それを匂わすのだけど、そんなの気にせず(気付かず?)ひょーいと飛び越えて、こちらの気持ちを考えずにずかずかと突進してくる。
それに一目惚れが加われば強引さに拍車がかかっても仕方がないのかな?
けれどその強引さがあったからこそ、研究だけ出来ればいいやと思っていた受けの長嶺伊吹の心を開かせ、恋する人に変えたのだと思うと、そんな強引さも悪くないと思える。
都会育ちで根っからの研究好き、友達付き合いはそれなりに時間があればするけれど、そのせいで恋愛からはどんどん遠ざかっていた。
恋愛よりも、研究。
そんな研究馬鹿にトマト馬鹿が恋のアタック開始!
男が男に惚れるという事態に、伊吹は初め受け入れられるか!と思い拒否していたけれど、強引にキスされたり「好きです」と何度も言われているうちに、だんだんとほだされちゃったのかなぁって感じです。
もうひとつ、太陽は伊吹が持っていないものを持っている。
その自分が持っていない要素を太陽がたくさん持っている所にも、魅力を知らず知らずのうちに感じていた。
そして何よりも、ふたりの間には美味しいトマトを作りたいという同じ志があるので、一度わかり合えば仲が良くなるのは目に見えている。
伊吹はちょっとツン気質があるので素直になれなくてこれは恋なのかな?と恋心を自覚し始め悶々としている所に『農家の長男』である太陽には早く嫁さん貰って家庭を築いて貰わないとな、という太陽の両親の言葉を聞いてしまい、なおさら自分の気持ちを通すわけにはいかないと思ってしまったり。
けれど、最後は結局太陽の粘り勝ち。
しかし、このふたりちっとも室内でイタしておりません。
いくら田舎だからって、それこそ噂が出たらあっという間に村人全員知る所になりそうなんですが・・・。
野外での強引キス3回しかもうち1回は真昼間の畑の真ん中遮るものなし!
そして初めてイタしたのも満天の星空の下。
しかも恥ずかしがる年でもないし、と伊吹は淡白そうに見えたのにかなりの誘い受けでした。
気持ちよければ素直に言うし、もっと弄って欲しければ欲しいと口にする。
でも満天の星空の下でだけどね!
極めつけ真昼間の駅前の空地に駐車した車の中で、別れがたい太陽から伊吹への車中での咥えちゃう行為です。
駄目だ!駅前は人気がなくてもそんなことしちゃ駄目だ!そういうことするのはM受けが出てくる話に任しときなよ!と突っ込みを入れちゃいました。
愛してるではなく、好きと言葉を交わすふたりの関係がいつまでも続けば良い。
遠距離恋愛なので、そうそう会えないだろうから太陽はしっかり伊吹を捕まえなくちゃね。
この本、読んだはずなのに、レビュー書いてなかった。
なぜかと思って、パラぱらっと振り返って納得。
地雷キャラだった...
この本の主人公・長嶺も私と一緒で、太陽みたいな、よく言えば邪心がなくて一途、悪く言えば人のことおかまいなしな無神経な人間がだいきらい。
それなのに、野菜はおいしいし、星はきれいだし、気が付けば、うっかり、すっかり、絆されて、、、
お話の展開としては、普通にアリなパターンだし、太陽が私の地雷系キャラって言ってもかわいげのあるワンコ属性だから、それほど嫌じゃない。
年下ワンコとツンデレ美人さんのお話としては「萌」
1冊丸ごと表題作です。伊吹と太陽、両方の目線で進んでいくので、両者の気持ちが分かりやすいです。
伊吹(受け)は、トマトの研究開発のために、太陽(攻め)に試験株の栽培を依頼しに来ます。そんな伊吹に太陽は一目惚れ。年下ワンコはやや強引に伊吹に迫りますが…。
見事な「ほだされ」系かなぁと思いました。最初から快活な性格に苦手意識はあっても好感も抱いていたのもあるでしょうが、恋愛感情に移行するには短時間でお手ごろな印象でした。伊吹、それなりには抗っていたのですけれどね。
太陽は実家暮らしですし、伊吹はペンション宿泊なので仕方がないとはいえ、初エッチが高台って…。田舎という環境を思うとこれから毎回戸外なの?と思うと笑えました。
題名そのもの、太陽とトマトと恋の話でした。明るいストーリーで気軽に読めます。あと、表紙イラストの、伊吹の腰に回した太陽の手がちょっといいなと思いました。
スピンオフとして、ペンションのオーナー佑也が主人公の「気むずかし屋と初恋」が発刊されています。太陽と伊吹の遠距離ラブっぷりが読めますよ。
普段、物語の登場人物はあくまでも登場人物だから、その人間性についてどうのこうのと思うことはあまりないのですが、このお話の主人公・太陽、彼は「いくらなんでもあり得ないでしょ…」と思うことが多いキャラクターでした。
田舎の純朴な好青年という設定ですが、これは純朴というより単細胞で欲望を抑えられなさすぎなのでは?と…。
そして対する伊吹さんも「なんでこれに絆される?」と言いたくなるような。
農家のワンコ系青年と理系インテリの組み合わせで、ストーリーとしてはよくまとまって面白い部分もありはするのですが、キャラへの共感出来なさが引っかかる一冊でした。
色々なことをあまり深く考えないようにすれば、軽く楽しめると思います。
強引な攻めは好きです。
年下わんこ攻めも好きです。
…でもこの話の攻めは…好きくないです。
この駄犬めがヽ(`Д´)ノ
「待て」が一切出来ず「開かぬなら押して押して押しまくれ」なやつです。
1回目は思い余って…としてもその後のものは…(´Д`)
因みに2回目は謝罪のつもりが思いが通じない苛立ちから襲おうとして急所蹴り上げ+涙目で逃げられたにも関わらず…部屋まで追い掛けるわorz
あんだけトマトに心を配れているんだからさ…もう少し人間の気持ちを考えようぜ…。
伊吹も振りまくっておきながらワンクッションも無く…気持ちの変化というか好きになった過程が分かりづらく…(__;)
あと研究室に引きこもる勢いで研究好き設定ならば仕事風景書いてほしかったな…せっかく専門職なんだからさ。
もったいない。