絵夢
ボーダー・ライン ターニング・ポイント その後のお話。
蓮川愛さんのコミック 譲
久能さんの小説 由利と譲 佳也と響子 2編
という作りになっています。
コミックでは亜久利を想う譲。
夢の中でさえ亜久利の部屋の扉を開けられない譲のせつない想いがひしひしと感じられます。
小説では、だいたいそのコミックの続きというか・・・ひとり鬱々としているであろう譲を由利が引っ張り出します。
グレイは冬コミということで冬の描写が多いそうですがクリスマスです。
由利は、いつもいつもナイスタイミングで譲をかまいます。
お姉さん?と弟という感じで微笑ましいです。
ま、由利は一筋縄ではいかないのでなにか考えているかも?ですが、いつも譲が前を向くきっかけになっています。
佳也と響子 こちらは、佳也が記憶を取り戻したいと響子に協力を求めますが・・・。
このふたり、過去に付き合っていたんですよね。
一度別れてそれなりにいい関係でしたが佳也が記憶を失ったことでその関係が揺らいでいるような気がしました。
商業誌のサイドストーリー・・・小説をコミックで読めるのは楽しいです。
そして、同人誌でストーリーを進めないところも好印象。
ただ読者としては続きも読みたいです。
グレイ・ゾーンが書き下ろしを加えて文庫化されました。
ボーダー・ライン ターニング・ポイント ともに文庫化されると良いなと思います。
ただ、ストーリーを先に進めるとして、久能さんがショートでそれを書き下ろすか・・・と考えると謎です。
長くなりそうな予感がします(笑)