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namae no nai kaknkei
と、叫びたい気分になりました
この作家先生、大好きなんです
で、もちろん古本屋を巡ってノベルズも持っていましたが
文庫化にバンザイ!こういうところ、ルチルさんはいい仕事されます
で、読んで感想ですが、ノベルズのときよりも
底辺に流れる空気が明るくなったというか
幸せになった感じがしました
これは、読み終わっているからなのか
書き直しのせいなのかがわからなかったので
もう一度ノベルズを読み直そうかと思います
ほんとうに、作家先生そのものが進化された感じ
(そういう感想はおこがましいですが)
全体の空気がやさしくなって、しかもテンポが揃ってきたかな~
悩む~~)( ̄^ ̄)(
「神」か……「萌」か……。
と、いつまでもグズグズ悩んでいる私とは違い、本書の受け、馨(カオル)の「悩む」は気持ちが良い!
「悩む」で、気持ちが良いってのは、なんか変…でも、そうとしか言えないんですよねぇ~。
「悩む」というよりも「考える」というのかしら?
うん。「考える」のほうがしっくりくるな。
「悩む」という言葉にあるような暗さではなく、もっと前向きな……ひたむきな?明るさが「考える」にはありますよね(私だけかな?)。
そういう雰囲気の作品です。
受けの馨は、毎年夏にとんでもないトラブルに巻き込まれるというジンクスをもっています。ストーカーにあったり、万引きと間違えられたり、空き巣に入られたり……そして、今年もまたジンクスは破られず、トラブルが・・・
攻めの笠原はとにかく謎。常にイロイロ考えている馨とは対照的に、何考えてるんだか全然わかんない┐('~`)┌
で、なぜか泣けるんだわ~;馨がなんかもうホント一生懸命考えてて……はすっぱな物言いをするくせに、結構他人のことまで考えてちゃったり。
あと、当て馬役の石井が良かった!いや。コイツ最初の頃はホント最低なやつだったんだけどね。でも、最後には泣かせてくれる!
志保子さんも真奈ちゃんもいい人だし。ここまでいい人ぞろいのBLってなかなか見つからないと思いますよ(・∀・)ノ
※軽ぅ~い感じで、感想を書いちゃってますが、内容はそんな軽くないですよ!!むしろ切ない……私、泣いちゃいましたから;
あ~。やっぱ、「神」にすべきかなぁ。←まだ、悩み中。
男との関係は体だけでプライベートはお互い詮索しない
そう割り切っている美貌のバーテンダー馨と
馨の勤めるバーの常連笠原の話なんですが…
何でこんなに…!
と地団駄を踏みたくなるぐらいに二人とも揃って不器用すぎます!!!笑
過去に苦い経験があるからこそ深い関わりは求めない馨ですが何故か契約で付き合い始めたはずの笠原のことに無関心でいられないんですよね
口下手で不器用ながら、忙しい合間をぬって馨を迎えに来たり料理を作ってあげたり…
笠原は淡白なようでいて意外にも献身的なんですけど、その愛情が何ともわかりにくい
馨に意図が伝わらないと意味がないと思うんですが…
その上余計な誤解を生むような情報ばかり伝わるから馨も不安になるんですよねえ
笠原は馨のことを想う余り強引なことはしないから束縛もされない
でもこれは物足りないし自分に興味ないのかなって馨が勘違いするのも当然!
馨は馨で過去に囚われてるせいで踏み込んで捨てられた時を恐れて嫌なことには耳をふさぐからすれ違いは続いて…
も~~~~じれったい!!!!笑
馨はツンデレなんですね多分.
そして人一倍寂しがり屋で愛情に飢えてるんだと思います
笠原は馨のこと大事に思ってるのはわかるけど…
わかるけどわかりにくい!笑
こんな厄介な人彼氏にしたくありません(笑)
馨は大変だー
余りにいつも淡々としてる笠原の態度に読者としても不満が残る感じでしたが
それは恐らくBL作品の場合たいてい攻めは受けを溺愛していて多少(?)強引な位に激しく愛するのが常なので物足りなく感じてしまったのだと思います
でもこんな風にわかりにくいけど絶体的に優しく愛してる感じは(馨にとったらたまったもんじゃないと思いますが(笑))好きだなあと思いました
ただし……もう少し、せめてもう少しでいいから強引さが欲しい…
と思っていたら…
後日談でやってくれました笑
馨が何しても怒らない笠原の嫉妬は新鮮で萌えました
帯はルチルの宣伝帯でしたー、帯コピーないとちょっとしょぼん。
まあそれは置いといてレビューをば。
馨[受]はゲイで割り切った付き合い方をしますが、過去の経験から妻子持ちの相手とは一切付き合わない。
しかし石井という男は既婚なのを隠していた為に、馨に別れを告げられそれでも諦めずに執拗に追い回しております。
それを助けてくれたのが店の客、笠原。
なし崩しにプライベートな事は一切謎な男、笠原[攻]と馨との関係が始まり、ある意味ビジネスライクに割り切っているとも言える関係だったんですが馨が笠原の正体を知り、その関係を一旦終らせようとします。
他人を愛する事に臆病な馨。
そんな馨を好きらしいんだけどどうも言葉が足りない笠原、妙に行動力はあるんだからちゃんと説明してあげればいいのにと思うんですけどね。
そんなこんなで遠回りをしながらやっと彼等の心が通じ合います。
馨の勤めるバーの女性達がみんないい人達なのは安心して読めました。
同僚の女の子が可愛い。
まあママはちょっと物わかりが良過ぎで格好良すぎる気がしないでもないですが馨がぐるぐるしてるからこれ位バシッと言ってくれる人が居た方が話の展開としてもいいのかも。
石井が改心したのは初読時は蛇足っぽい気がしたんですが、読み返している内にこれはこれでいいかなって感じる様になりました。
じれったいけどこれが椎崎さんの味でもありますね。
密かな小道具に使われているのがタバコ、香りは記憶を呼び覚まし繋がる。小道具はあからさまに使うと鼻につく時があるのでこの位がいいかなー、と。
馨(受)にも笠原(攻)にも、まったく感情移入できませんでした。とにかく馨が自虐的で、後ろ向きで陰気なんですが、それ自体は構わないんですよ。
私はネガティブな受も、暗い(不幸な)過去を背負った受も、それ自体は別に嫌じゃない、というよりむしろ好き要素なんですが、椎崎さんのこういうキャラクターは、自分でもなんで?と思うくらい好きになれません。苛立つのみ。
なんというか、椎崎さんの作品ってストーリー全体のトーンもキャラクターに対しても、なんでこんなに冷ややかなんだろう、と感じてしまうんですよね。可哀想な受が標準装備というくらい多いんですが、『可哀想(不幸・不憫)な受』という存在を作るためのあれこれとしか思えなくて醒めるんです。
普段なら、馨のような可哀想な子は『幸せになっていいのよ!なって!』と肩入れしてしまうんですが・・・とことん相性悪いのかなあ、としか言えませんね。
とにかく、いつもながらキャラクターに魅力を感じなかったんですよ。あえて言うなら女性陣はよかったですね。でもこれBLなんですが・・・
自虐的な後ろ向きの受けは嫌いじゃないんですが、アホの子じゃなくてダメな子だったので、読んでいてつらかった。
攻めも言葉が足りない。
誤解が誤解を生み、さらに主人公の受けをへこませる展開で、こんな攻めだと受けがかわいそう。
脇キャラも、どれも微妙。
古い作品だから、というよりも、椎崎さんの作風というべき?
嫌いじゃないけど、あまりにも痛々しい。主人公の受けが救われたとは思えない。もともとの元凶である受けの先生は、ただの過去話、トラウマで終わってしまったことも、その原因かも。
イラストも微妙。表紙や口絵も下手というわけじゃないけど、何か足りないかんじ。残念。