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goshujinsama wa tama wo nekokawaigarisuru
けっこう分厚い本だったんですが、中身はものすごーく軽いです。
コメディだと思うんですけど、それにしても思い込みで後半まで引き延ばす作戦はちょっとイラっとしますね。
いい加減気がつけよ、お前みたいな(苦笑)
兄がヤクザの若頭の車を傷つけたその賠償にオークションにかけられた玉田光尋(タマ)
そこでとても美貌の男性・絆に性奴隷として買われるのです。
しかし、実質はペット扱いで、快感に追い込まれて、意地を張るとお仕置きをされてという甘い生活。
実に連れてこられて最初のお仕置きシーンが30ページで疲れてしまった(?)
絆の家には、タマと同じように性奴隷として買われたケンという青年がいるのですが、タマは要はこのケンの二代目で、いつか飽きたら捨てられるんじゃないかと、それでもケンは家事も完璧にやるし役に立ってるし、という無意識のケンへの嫉妬から素直になれないというお話。
こんなタマに1億も出して買うとか、都合のよい展開に、
彼等はこういう性格なんだから、こういう展開なんだと割りければそれないりに面白いけど、軽さばかりが目立って薄っぺらな印象ばかりが先立って、モノ足りなさを感じてしまうのでした。
自分だったら、反抗的だと躾けガイがあるとはいうのものの、こんな頭の悪いタマはお断りです(?)
なので絆は変わり者ということでしょうか?
それにケンの立場も、ヤクザの愛人の子供ということで悲惨な境遇から絆に買われて、いくら絆のボディガードで調教師のナオが好きだからとはいえ、SMショーに出たりとか、その扱いと、タマの扱いとの大きな差に、理不尽を感じてしまうのでした。
なので、余り話に入り込めなくて・・・
さらさら、っと読むには軽くていいけど余り考えて読む本ではないですね。
それにしても厚みがありすぎる。
こんなに軽い話だったらもっと薄くして、せめて例に出して悪いが、南原さんのオニキュン作品くらい、突き抜けた方が好きかも知れないと思ったのでした。
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