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むしろ、電車の中では不審なくらいニマニマ笑ってしまった。
一人暮らししていた祖母が亡くなり、遺品整理のために祖母宅に暫時すむことになった一弥。
そこに現れた千里は、随分前から、おばあちゃんの知り合いだったらしくて、いつの間にやら同居することに。
「おばあちゃんの味」で、あれよあれよという間に絆されてしまう主人公・一弥。
六つも年下の高校生なのに、家事全般、とくに料理をそつなくこなし、ワンコのような切ない目で懐かれて、素直な(単純ともいう)一弥も満更じゃあない。
そこへ、毎年のようにふらっと家出してしまっていた、千里の父親・万里が戻ってきて、万里からのセクハラまみれの奇妙な同居生活が始まります。
この三人の、ポイントのずれた掛け合いが、おもしろくて漫才みたいです。
で、そのやりとりがおもしろくって、サクッと軽く読み終わったんですが、
読み終えて、ふと、我に返ると、なかなか、怖い。
っていうか、それ、人として、親として、ダメだろう。って
そして、末永く、みんなで仲良く暮らしましたとさ。って、ほんとにそれでいいのか?って
とりあえず、やっぱり万里みたいなキャラは、地雷。
帯『あの……キス、してくれないんですか?』
年下ワンコ攻設定は大好物なので読んでみたんですが、う~ん、ちょっと微妙でした。
文章は読みやすくてサクサク読めます、ペースも悪くないんだけどどうもそれに乗れない。
導入部分はいいんですよ、一弥〔受〕と千里〔攻〕が出会って、千里が一弥の祖母の知り合いだったというのを思い出す所や、何故千里が金髪だった理由とか、その辺りは彼のお人好しさがよく出ていて、可愛い大型ワンコ!って感じだったんですが、千里の父親が出てきてからあれ?って素直に読めなくなります。
どうもこの父親の行動が突飛過ぎるというか、いや変わった父親でもいいんだけど何か彼が出たとたんに話に面白みがなくなりました。
父のキャラクター自体はいいんだけど、使いどころを間違っちゃった?みたいな印象。