俺しか知らないんだろ――? 人気俳優×パン屋の幼馴染みラブ!

好きとキライの間には

好きとキライの間には
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
27
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
0%
著者
御堂なな子 

作家さんの新作発表
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イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784044548049

あらすじ

ベーカリー・アサダ2代目の瑞樹の幼馴染みは、今をときめく人気俳優の桐嶋裕也。早起きのついでにと裕也の目覚まし役を頼まれた瑞樹だけど、寝ぼけた裕也にセクハラされ、おまけに昔の告白を蒸し返されてしまい…!?
(出版社より)

表題作好きとキライの間には

デビュー以来常に今をときめく人気俳優
ベーカリーアサダの看板息子のパン職人

レビュー投稿数3

人気俳優×パン屋の幼馴染モノ

いい具合にサクサク読めて面白かったです。
個人的な見解なんですが、自分がルビー文庫に求めてるものってちょうどこんな感じなんですよね。

裕也〔攻〕と瑞樹〔受〕とは幼馴染で家も隣同士、2階の窓から出入りする距離っていうのがお約束ですがこれ地味に萌えポイントの一つ。
パン屋の跡継ぎ息子、瑞樹の幼馴染、裕也は今をときめく人気俳優なんだけど暇を見ては瑞樹の元へ訪れてはパンを食べたいと強請ったり、朝食を強請ったりします。
瑞樹はかつて、裕也に告白された事があるんですが、それを無かった事として友人付き合いと続けてます。
そんな裕也に新たな主演映画の撮影が始まり、そのヒロイン役のファンだった瑞樹は彼女のサインを貰う事を条件に、撮影中に裕也の朝食の世話をする事に。
ヒロインのサインも貰えて、実際に彼女を目の当たりにして可愛いな~とメロメロになったりした瑞樹だったんですが、裕也とその彼女との熱愛がスクープされた事によって、彼女に嫉妬している自分に気付きます。
そして裕也に二度目の告白をされるのですね。
癖のない読みやすい文章で、商店街の人達や、パンを届ける幼稚園や通りすがりの少年野球試合のちょっとした描写、そして幼馴染同士の恋愛で相手は人気俳優という、肩の力を抜いて甘く楽しめる一冊でした。
軽く読めるんだけど、地味に文章の端々まで丁寧で好感が持てました。
なかなかの良作だと思います、しかもお値段ほぼワンコインだし。

0

この仕事に就いたのは…

今回はデビュー以来常に今をときめく人気俳優と
ベーカリーアサダの看板息子のパン職人の同級生カプ。

受様があるきっかけで疎遠になっていた攻様と再接近、
彼への気持ちを自覚して恋人になるまで。

ベーカリーアサダは
東京都下の商店街でも評判が良く
カフェスペースも賑わう人気店。

受様はそのベーカリーの看板息子であり、
両親と共に一日中パンを焼くパン職人です。

姉が結婚して家を出てからは
両親やお客さんに度々
見合い話を薦薦められますが

専門学校を出てまだ三年の受様には
毎朝三時起きから始まる小麦粉との格闘と
閉店後のオリジナルレシピの作りに忙しく、
まだまだ身を固める決意はつきません。

ある日の閉店後、
試作品作りに勤しんでいた受様は
毎日注文を取りに来る
八百屋店を継いだ同級生から
初恋相手の同級生の結婚話を聞かされます。

特に感慨も無い受様でしたが、
その彼女が受様の幼馴染を好きだった事から
受様と幼馴染が喧嘩をした事は
仲間内では周知の事実だったので
話が幼馴染の事に流れます。

その幼馴染こそが今回の攻様ですね♪

攻様は
中学時代にスカウトされて以来俳優業に勤しみ
今ではTVや雑誌で彼の顔を見ない日はない…
らしいのですが、

受様にとっては
小さい頃から兄弟同然に育った攻様は
商店街の誇る大スターでは無く、
隣の「幼馴染」でしかありません。

しかも受様は初恋の彼女の事がきっかけで
攻様に好きだと告白されていて
それが原因で受様は彼を避けていたのです!!

そんなある日、
攻様主演の映画撮影が
商店街の近くで行われる事になり、

受様は
早朝から撮影所入りが必須の攻様の
遅刻を心配した彼のマネージャーに
受様がファンの主演女優のサインと引き換えに
攻様の朝の目覚ましと
食事の配達を頼まれてしまいます。

早速、翌朝、
クロワッサンサンドを持って向かった
攻様の部屋で受様を待っていたのは
寝ぼけ眼の攻様のキツイ抱擁で?!

返事をうやむやにしてきたけど
こいつってまだ俺を好きなのか?!

王道設定真っ向勝負な御堂さんの最新作♪
今回は俺様な攻様と
意地っ張りな受様の恋物語になります。

この後、受様は
見合話を知った攻様に突然押し倒された揚句、
本格的に口説かれる事になります。

撮影現場で攻様の真剣な仕事ぶりを知るにつけ
攻様への煌きに惹かれていく受様ですが、
幼馴染として一緒に過ごした時間に捕らわれて
なかなか彼への気持ちを認められません。

そんな受様のヤキモキ感と
格好悪いところを見せないままに
自分に惚れさせるべく奮闘する攻様の様子が
とっても楽しい一作でしたよ♪

今回はパン職人繋がりで椹野道流さんの
『お花屋さんに救急箱』をご紹介作とします。
収録作の『意地っ張りのベーカリー』に注目!!

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幼馴染の俳優とパン職人

攻めは受けのことが好きで付き合いたい。
受けは攻めのことが幼馴染として好き。

俳優と、パン職人の幼馴染ものです。

今の関係を崩したくなくて幼馴染から恋愛の好きへと気持ちが認められない瑞樹
かわいかったです。


裕也は完ぺきな男じゃなくていい感じでした。
瑞樹に執着して周りに嫉妬したりして、受けのことが好きなのが伝わってきました。
仕事に私情を持ち込むのはよくありませんが自分の精神状態によって全然だめな時が
あったりして、人間らしさが出ていてよかったです。



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