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shitsuji to nemurenai goshujinsama
執事と坊ちゃんの組み合わせはわりと好きです。
昔読んだのを発掘して最近読み直してみたら、やっぱりキュンキュンした作品だったのでご紹介。
現代を舞台にしてるので、この作品の執事はあまり執事執事してないのがよかです。
祖父が執事だったので、海外のそういうスクールで学んだ斎昭(攻)と、
執事を必要としていない学生企業家の翠(受)の話です。
両親に無理やり執事を雇わされたたため、はじめは契約ありきでのとってもビジネスライクな付き合いです。
二人ともわりとサバサバした性格なので、すごいドライな感じなんですが、
翠が自分の健康を度外視したオーバーワークな生活を送っているのを目の当たりにし、
斎昭は「このままじゃ死んでしまう」とだんだん翠を心配するようになります。
学生で小柄で一見かわいいのに、気が強く、異常なまでの責任感でもって仕事をしている翠が
だんだん愛しく思えるようになるんですね。
一方で翠は、昔遊んでくれた斎昭が初恋の相手だったりもして、
実は密かに恋心を抱き続けていたりする。…表にはまったく出しませんが。
そんな二人がお互いを意識していく恋のお話です。
魅力はずばり『翠』というキャラの描き方です!
翠の身の回りの世話をする人間が何人か出てきますが、
その誰もが不器用で頑張り屋さんな主人に好感を抱いています。
それだけ、翠が手を貸してあげたくなるような人物に描かれているのです。
だから、ビジネスライクに付き合っていた斎昭の態度にだんだん温かみが出てきて、
そこに思いやりや愛情を感じるようになるわけです。
その変化が胸きゅんなんですよね…(*´ω`)*
そして翠の魅力にハマッてしまうのは読者も同じ。
読めば読むだけ、翠というキャラを知れば知るだけ、
「なんて健気なやつなんだ!」と、好きになってしまうんです。
そういうキャラクターを、エピソードを通して描けるのはすばらしい。
読んでいて非常に楽しかったです。
ただ、個人的に後半の一番盛り上がる場面での展開が好きではなかったので、
萌は1つ…。残念です…。
翠の性格的に、自分から折れることはしてほしくなかったな~…
斎昭に、「好きです、好きです!あなたが大事です!」と尽くさせたかったな…というね。
その展開以外は、非常に相性のよい、ずっと見守っていきたいカップルだと思います!
私が永遠に翠のファンであることは違いありません…!
翠らぶ~ヾ(*´∀`*)ノ
《個人的 好感度》
★★★・・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★★・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★・・・ :構成
再会もので執事ものということで、
Wの目玉ということで、手にとりました。
18歳で起業した翠は、コンピューター系の仕事であることから、
24時間稼働のようなワーカホリック気味。
アメリカに住んでおり、アメリカの大学を辞めて、
仕事に集中したいという想いがあるものの、
親からは、大学を辞めることは大反対され、
1年休学し、親の年収を超えるまで稼げば大学中退を許すと
言われます。
翠の家は名門で、親の名前で稼ぐようなことは嫌だという
男気のある男です。
そして、1年間の仕事は日本でであり、
親はワーカホリックな様を心配し、翠に執事をつけます。
その執事は、翠が幼いころに遊び、初恋の相手であった
斎昭で。
内容としては、ワクワク感満載なのですが、
ちょっとテンポが遅い様な・・・。
2人の距離が近づくまでの楽しさもあるのですが、
物足りなさを感じてしまいました。
「ドロップアウト」「ブレイクアウト」が大変に気に入った作家さんだったので、迷わず手に取りましたが、読むのに時間かかってしまった。
いや、正しくはものすごくサラっと読めてしまったので、後味が残らないのです!
だから何か探そうと必死で一字一句を拾って丁寧に読み返すのに、ものすごく労力を要して・・・結局やはり文字をなぞるばかりで・・・
それは気に入った作品が特殊なんでしょうか?
主人公の翠はクォーターで、資産家の3代目でアメリカで生活しています。
飛び級で大学に通っていましたが、すでにコンピューターのハッキングに才能があり、そこで知り合った友人ステイーブとコンピューターセキュリティの会社を立ち上げて軌道に乗っている為、大学は必要ないと考える翠に両親がせめて大学は出て欲しいという願いとの折り合いをつけるため、休学し以前住んでいた日本にやってきたのでした。
大きな屋敷に一人で住むのは心配と、翠の両親の執事をしていた綾部の孫の斉昭が執事として屋敷にやってきます。
実は翠は昭とは10歳の頃夏、一度だけ一緒に過ごしたことがあり、その時仄かに斉昭に初恋をし、彼から教えてもらったメールアドレスがきっかけでコンピューガーの世界に足を突っ込んだと言ういわくがあるのです。
しかし、8年ぶりに再会したした斉昭は、あくまでも執事で8年前の面影もみじんもなく、密かに期待していた翠の気持ちは打ち砕かれてしまうのです。
また、斉昭もおぼろげに8年前の事は記憶にあれど、子供だった翠ですから特別な感情もあるわけでなく、執事として主人になる翠のよいところを探して接しようとするのです。
という再会から始まるので、二人の進展の遅いこと遅い事!
いや、これは恋愛にはならないのではとじっと我慢でした。
翠の育った環境などの要因があり、彼がコンピューターや仕事に躍起になるあまり、不眠症になるほど仕事ばかりしているのはわかります。
その折々で常に斉昭を意識しているのですが、斉昭があくまでも執事然とした態度なので、一向に翠の気持ちはむくわれません。
翠と斉昭の両サイドのからの視点があるのですが、斉昭の心の変化はといえば、翠が18歳だけにかわいいと思ったり、でも仕事はきちんとこなしていて感心していたり、絶対に上に立つことはしないし考えないのです。
後半、不眠の翠が外出先で倒れたことから無理矢理医者に連れて行き、それに乗じてアメリカから母親や友人やスティーブがやってきて、多少二人に進展がありそうな気配。
無理矢理取らされた休暇で、思いあまって翠が寝ている斉昭にキスをし、休暇が終わる直前、子供の頃斉昭に宛てて書いた未送信のメールの束を一斉送信する行動に出るのです。
しかし、斉昭はあくまでも執事、そしてヘタレ。
最後の展開を迎えるにあたっても、あくまでも自らではなく主人である翠を立てた形。
ここまでくると呆れるほどに見事な執事ぶりです。
ということで萌えどころが自分には全くなく、モヤモヤと文章を追うのが苦痛になってしまい・・・
せめてコメディタッチな部分があれば読みやすかった。
斉昭がヘタレならヘタレらしくもっとあがいてくれてもよかった。
斉昭の愛は主従としての愛では、庇護欲として愛ではないだろうか?
そんなモヤ~を残して幾分か消化不良気味。