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上巻で苦労して、苦労して、やっと報われる!!
・・・と、思ったのですが・・・やっぱり苦労するんですね、受けのレイテナ。。
貴族たちがえげつないことえげつないこと・・・!
BL初心者さんにはオススメできません。
ひょっとしたら(しなくても?)トラウマになってしまいます。。
しかし、受けと攻めがくっついてしまえばもう、そっからは甘々です!
それはもう、砂を吐くほどに・・・(笑)
やはり、突っ込みどころは満載ですが、そこは「BLはファンタジー!」の精神でカバーしましょう。
上巻からの続きです。
娼館からさる貴族に身受けされ、キースがヘタレている隙に買われていったレイテナ。
キースとイリヤが追っていたカルト集団のミサを追及する先でレイテナに再会。
レイテナな自分を卑下するあまり連れないそぶりをしてしまい、キースはレイテナに辛い仕打ちをしてしまい、と、二人はことごとく食い違ってしまう。
そして潜入したミサの教会で見た真実とは・・・
キースは輝神、いわゆる天使なんですが、人間に平等な愛を持たなくてはならないというこだわりが大きい為にレイテナを特別に見ているその気持ちを肯定することができない。
レイテナは、娼館にキースが来た時からその優しさにすでに心奪われていたのだが、自分の境遇が余りに悲惨であることと、身分が全く違うということにこだわり、キースにふさわしい人間ではないと思い込んでいる。
前巻からの流れもそうであるが、全てにおいてこのこだわりのせいですれ違いになっているのである。
もうじれったい、じれったい。
すでにラブラブバカップルであるイリヤとアーシェの助言によって、キースは自分の気持ちを確認するあたり、ニブチンもいいところである。
話は、天地上界から姿をくらました天使が実はキースに恋をしていて、レイテナに嫉妬するあまり、キースの為にカルト集団などという暴挙に出たと言う、@@!な展開が控えているのだが
天使も神も万能ではなく、感情に左右される実に人間くさい存在なのだ。
ミサの生贄にするために、アヘン漬けにされたレイテナを救うために実に3週間にわたりレイテナを抱き続けるキース!
これ、すごいです、いくら癒しの力を与える為とはいえエチが必要とは・・・ムフムフ・・・
これがエロエロに至る所以ですね♪
全編かなり甘い作りになっており、突っ込みどころ満載の本作品ですが、全体を通して見ればファンタジーとしてエロとしても、乙女心をくすぐる甘いお話に仕上がっております。