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表紙からも見てわかる通りに天使モノのお話。
まるでM社のマークのようなアングルの天使に、カラーイラストに、ショタを感じてしまうのですが、天使はどちらの存在でもなく、地上に降りた時、雌雄どちらにも変体できるという設定なんで、そこは突っ込まず、ショタエロ風味を味わいたい方にもおオススメです。
ある人間を見守る為に地上に降りてきた天使・ルカが、鳥の姿の時に銃で撃たれ、怪我をした為に、その見守るはずの人間に保護されるところから始まります。
怪我をした天使・ルカは自分が何の為にここに来たのか記憶を失くしています。
見守るはずだった人間・ピアニストの神藤京介は、冷たさを心に抱えており、その彼が弾くピアノを聞くのが音の魂がわかるルカには大変辛いのです。
いかにも天使のような外見と歌声を持つカウンターテノールの聖に嫉妬しながら、ルカと京介の運命が交わるまでのお話です。
このストーリーはラストに全ての不思議が解明するという、読んでいる最中に感じる疑問なども含め、全てが明らかになるという展開を持っているので、色々語ることはできません。
むしろ、その驚愕のラストにオオー!!そうだったのか!!的な、よくそこまで伏せていてくれたよね、的なドンデンが待っていたのがとても印象的でした。
心に傷を抱えた京介が、淡々としている分物語の温度もとても低いのですが、
いたいけな少年の外見をしているルカ(人間名は羽生暁登)がエロエロで、いきなり京介が知りたいからと体を求め、セックスをするシーンにどうして?とは思いましたが、最後の展開にて、だからそうだったのか~と納得する理由が待っていました。
ただ、昔京介が子供の頃に与えられた命は、本当に彼にとって幸せだったのか、待った20年というのは辛く悲しいものではなかったのか?そこは悩むところでありました。
全体的にルカがエロスな為に、エロ雰囲気満点な作品になっておりましたが、ドンデンな展開は好物なので却って新鮮な物語として読むことができました。
南田チュンさんの絵がまたショタ感あふれて淫靡で、この本の雰囲気にぴったりでしたよ。