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nemesis
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「背徳の聖者たち」から始まる、闇の報復集団「タリオ」シリーズ第5作。
↓↓ネタバレ
私はこのシリーズを読むにあたって事前情報入れずに読んでいたのですが…
本作「ネメシス」で完結かと思いきや、終わってない‼︎完結してない‼︎どーしてくれるんですかぁ…
…とにかく、本作は第4作「タリオ」から続いている、対立する復讐組織「ネメシス」に関して進展していきます。
タリオの物件、その中でも桜庭が処理しているターゲットが殺された。それは、「タリオ」内部から情報が漏れているから⁈
それが誰なのかを探るため、幹部・夜刀の依頼でネメシスの証拠品を使って幹部たちに揺さぶりをかける桜庭。
…というネメシス関係の緊迫した駆け引きと同時に、今回鷹司に浮気疑惑が持ち上がります!
鷹司が怖いくらいの美貌の男と会っていて、居合わせた桜庭を完全にスルーした事が発端。
その謎の男の名は「クリス」…
この男はどうやら鷹司の昔の恋人らしい… 桜庭の心は千々に乱れます。カラダで鷹司の浮気を確かめようとするが、感じるばかりで全く確かめられない桜庭!桜庭ったら……
しかし、ネメシスには大きく桜庭の過去が関連していた。つまり聖グレゴ園に。
…と、ここで終わってるんですよー!
ネタバレなしで読んでたんで、未完だとは知らなかった。本作の発表から既に10年。これは未完のままでしょうか⁉︎ああ〜〜っ
本作の大きな転換点は何と言っても「クリス」。彼の過去は「堕天使の島」で読めるようです。
クリスが鷹司の昔の恋人と知った桜庭の脳裏によぎったフレーズが非常に印象的でした。
『鷹司は愛を使い分けているのだ。』
あんなに強く激しく快楽を与えてくるあの男は、愛情まで器用に使うのか。私も桜庭と共にショックを受けました。
うーん、これは山藍先生の世界を全部ぶちまけました的な小説。
いままでのタリオシリーズとはちょっと趣を異にします。
山藍先生といえば、古くは「長恨歌」や「花夜叉」で和の幽玄世界を、
そして「スタンレー・ホーク」シリーズでドライなミステリーを展開なさっていますが
その両方が合体したかのようで、ところどころ既視感があります。
とはいえ、面白いですよ。
タリオ特有の暴力的な描写と濃厚すぎるエロスが薄まって、
かなり読みやすくなってますし。
前半は「あれ?なんかフツーだわ山藍先生っぽくないわ!」と思ってたけど。
ネチネチした濃厚すぎて四次元へ飛びそうなエロ描写がコンパクトに!(驚)
鷹司と桜庭さんのスットコドッコイな会話がほとんどなくなっちゃったのが残念(涙)
今回のサプライズはですね、
まず冒頭から桜庭さん、愛する鷹司のためにいろいろ努力してるんです!
もう「努力」なんて言葉がみじんもなかった桜庭さんが!
おまけに嫉妬しまくるわ、着付けDVD見ながら和服着ちゃうわ、
だんだん恋する人になっていく過程がかわいくてかわいくてw
それと、1作目以来、ご無沙汰だった鷹司とドールの3P復活です!
桜庭さんのエロ和服Hもありますよッ!(鼻血)
オム・ファタール~トライアングルでエロエロ超えて変態プレイ祭りだったので
ここらでスタンダードな3Pって、なんか落ち着きます。
3Pで落ち着くっていったいどんだけ…orz そもそも3Pにスタンダードとか…
もう一つの読みどころは
1作目からずーっと語られるものの、放置だった桜庭さんのトラウマ。
それがついに解決に動き出した…!
…と思ったらエンド!
うわぁ~~~ん!!!続き読みたいよー!
もうそろそろ続きが発刊されるんじゃないかと思いますが、それはそれで悲しい。
ネメシスの続き=完結のような気がするんですよ…。
できればこのシリーズはまだまだやめてほしくないなぁ。
山藍先生のねっとりした異次元ワード世界が薄まったのはちょっと残念ですが、
ストーリーテリングがいままでより面白くなりました。
結構前から鷹司の桜庭さんへの溺れっぷりが常軌を逸していたのですが、なんだか今回はもはや「ちょっと大丈夫なの?」なくらいバカップルになっておりました。待望の3Pも復活!ドール、そろそろナニかしでかしてくれないかな~。
そして桜庭さんのダメぶりにもさらに磨きが。
ライバル(?)出現も、桜庭さんの思考回路は女でも男でも行きつかないとこへ。嫉妬のしかたもなんかヘン。
この話は(私の中では)、「ダメな桜庭さんをとことん愛でまくる!」お話なのでこれでいいんです。もう最高です!
あのトレードマークの神父服を一旦脱いで、今回は男色春画模様の長襦袢で挑みます!
前回はひたすら不気味だったネメシスの内情がちょっとだけ(ほんとにちょっとだけ)浮かび上がってきてこちらも目が離せなくなってきました。
桜庭さんの心の闇も徐々に解明されてきてます。
こんなとこで、待て次巻!とは。う~。
桜庭さんピンチ!なところで続きになっていますが
鷹司のただの色ボケにしか見えなかった行動も、なにか裏の事情があったのだと信じて、次巻では「あっ、そうだったのか!」と思えるくらい挽回されることを期待します。
昨夜一気に読み終えました。 面白かったです…で感想終了になっちゃう、
安心して読める筆力は流石の大ベテラン作家。 ただ、ちょっと
言葉の選び方に癖があるかも。 ある程度BLに慣れ親しんだひとに
おすすめしたい独特の文体だと思います。 そしてえろえろです。
多彩かつ豪華なキャラクター勢がこのシリーズの特徴。
主人公が基本的に皆に愛されています。 絶世の美貌、
幼少期に実父から性的に虐げられ、心傷から様々な後遺症に苦しむ彼を
囲み、庇護する個性豊かな面々。 その筆頭である恋人、鷹司に
昔の男の影が… というお話。 気になるところで以下続編! なので、
また気長に待とうと思います。
一作目から追いかけているシリーズなのですが、
基本的に主人公がピンチに陥って危ういところで助かる、という
パターンが作られてしまっているのでややマンネリです。
でも、水戸黄門なんかと同じでそういうマンネリが心地よいのかも。
根幹にあるテーマは、主人公が自分自身とどう相対し、成長するかだと思うんですが、
危なっかしいというか、ふらふらしすぎ。
もすこし用心しなさいよ、と言いたい。
今回は一番深い傷を狙い撃ちにされたので、鷹司が間に合うように祈ります。
穴馬でシメールが駆けつけても嬉しい。
タリオシリーズの5作目はストーカー事件の報復仕事から始まります。
グロテスクな仕事内容の多い桜庭家の仕事にしては、少々地味…
かと肩透かしをくらった気分…ではすみませんでした。
この仕事の失敗をきっかけに、物語は急展開を見せます。
組織タリオで暗躍する3幹部達と、同業組織「ネメシス」の姿…。
薄いベールを脱ぐように、少しずつ明らかにされる桜庭の過去と記憶!
美貌の養父をナイトのように守ろうとする龍星とルキヤに、
桜庭の心をイラつかせる美貌のクリスと、桜庭を溺愛する鷹司!
そして…愛の営みを描く、耽美な言葉の洪水☆
(↑これぞ、山藍節ですから…あいかわらず美しいこと!)
お話は今回、ラスト付近で急展開を迎えます。
さて今回の見どころは…桜庭と鷹司の関係の、微妙な変化です。
元よりその素質はあったのでしょうが…今回に至り、
桜庭を見た読者は少なからず確信したはず!
「ああ、これは悪い女の類に間違いないわっ!」とね(笑)
それも妖婦というよりは、悪妻に近いような…最悪のアダ花!
ここが微妙にして、最高に魅力的な部分です。
だいたいがねぇ…悪妻というものは、なろうと思ってもなれるものじゃない!
女王様というほど強すぎてもダメだし、イノセントな可愛子ちゃんなだけじゃ…
もちろんダメ(当然のことながら!)
(↑女王様然と命令だけする人間は、男の庇護欲をそそらないし…
つまり、しっかりしているとダメダメ。
かといって…ただの可愛子ちゃんではねぇ、
美人は3日で飽きるの典型になるから、これもダメです。)
基本・風邪にも堪えぬ風情で、それでも恋の主導権だけは、
しっかり握って離さない(それも無意識に!)
(↑もはや薄気味の悪い強ささえ感じます。)
要するに鷹司は、治療不可能な片思いをずーっと患っているようなもの!
だからいつも、桜庭の心が離れないかとヒヤヒヤしてるんです(気の毒に。)
(↑まあ、その理由は桜庭の淫蕩な体と、
少々鈍感な頑なさが最大の原因でしょうが。)
だから…こういう絶世クラスの美形が悪妻体質なんか身に付けた日には、
良くも悪くも最強です☆
これを読んだ読者の皆様、女性なら1度はなってみたいと思いませんか、こういうの?
(とはいえ…なろうと思ってなれる類じゃないんですけど…)
さて、お楽しみのエロですが…「あのプレイ」が復活しております☆
それと…エロ描写の言葉も綺麗ですから、こちらも味わいましょうね。
「ちょっと、エロな表紙ね~」と思いつつオビを外してみたら、”ちょっと”どころではありませんでしたっ≧0≦ 胸から下が丸見えの上、鷹司の手が桜庭の菊の処で、悪戯の気配が…*o*
桜庭の過去が明かされ始めてきました。
謎の組織“ネメシス”のことも徐々に明らかになりそうな気配。
今回は、桜庭の使途 ルキヤと龍星の出番が少ないのがちょっと淋しいです(2人の洗面所エッチはありますが…);-;
異形の美女 シメールも出番は、電話越しのみ。
その代わりというように、”我こそが№3”と思っているオジさま方が3人登場するので、オジさま好きの方には嬉しいかも^^
桜庭もいつもの神父服ではなく、妖しい長襦袢を身に着けた着物姿で登場する場面も。これには鷹司もkOされて、いつも以上に大変なことに!
終盤で物語が急展開するので、早く続きが読みたいです^^b
死刑が廃止になった近未来を舞台にした「背徳の聖者たち」から始まったこのシリーズも5冊目を迎えましたが、毎回飽きることのないエロスと事件が主人公達に展開されます。
死刑が廃止になった為、犯罪被害者や遺族の為に秘密裏に、国から認められて同罪報復で私刑を行う秘密組織タリオ。
その総帥四ノ宮の実子で組織№2の鷹司と恋人になった四ノ宮の養子でタリオ幹部の桜庭那臣。
今回の作品で特に思ったのが、桜庭が随分女性になってしまったな~というところ。
以前から女性的な部分は大いにあったのですが、鷹司を恋人と認めて自分をさらけ出し快感を素直に受け入れるようになってから、随分に腐抜けみたいになってしまったようです。
仮にもタリオの幹部なんですが、他の幹部が疎ましく思うのもしようがないかな?と・・・本人は一生懸命努力しているのが見えるのですが。
しかし、ただのおバカではないようで、自分なりにきちんと頭を働かせて窮地には陥りますが、切り開こうとしている態度は昔から思うと随分成長したなということを認めます。
そして、今回は久しぶりに鷹司のドールと一緒に『二輪ざしプレイ』♪♪♪
以前、桜庭が嫌って言ってからなかったのと、鷹司が嫉妬してドールに余り桜庭を触らせないようにしていたのですが、登場しましたよww
桜庭は皆に愛されているな~。
桜庭の使徒のルキアと龍星は、前半でシメールの元へ行ってしまったので登場は少しだけ、でも相変わらず桜庭ラブでした。
そして、山藍さん独特のエロス表現はとても官能的で独特です。
肛環や肉襞のめくれあがる感覚、男茎や頭冠の動きの描写、他作家さんとは一味違う、大人な官能エロスは充分に堪能できます。
お話の方は、前回登場したタリオと似た報復行為を行う組織「ネメシス」について明らかになってきております。
そして意外な人物が其れに絡んで、後半桜庭を追いつめます。
また、鷹司の元恋人でタリオ幹部平坂の息子クリスの存在も気になる!
桜庭の過去、聖グレゴ園であった出来事もよみがえり・・・
鷹司は全てを知って行動しているのでしょうか?
桜庭のピンチは絶体絶命になるのでしょうか?ああー!!もう、早く続きが読みたい状態です。
相変わらずライトグラフⅡさんの絵は不思議なエロスを醸し出して、この作品にぴったりでした♪
ミルクティー猫さま、こんにちは。
>ここで登場するプレイ「2輪差し」って言うんですか?
そうなんですよ♪1穴に2本・・・
穴は別名:菊門とも申しますし、風流ですねww
よく3Pモノにもこの呼び名は登場いたします。
>このシリーズ中、最もタフなのは、実は…桜庭さんなのでは???
賛成!!
あんなことや、こんなこと、桜庭さんはすごいですね^^
茶鬼さんへ
ここで登場するプレイ「2輪差し」って言うんですか?
初めてこのシリーズ読んだときには…
そりゃあビックリでした。
(↑こんなの普通の人間にできるのっ?)
それでも死なない(怪我もしない…)桜庭さんが怖いです。
このシリーズ中、最もタフなのは、実は…桜庭さんなのでは???