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頭ん中のいやらしいこと、俺がぜんぶしてやるよ。 甘くミダラな再会ラブ!
fushidara na junai
この一言に、『ここで働きたい!』と思ってしまったわたしです。
藤森さんの他作品が王道で面白かったので、購入してみました。
歳の差が好きなのでこちらをチョイス。
ただ、ルビーさんとあまり相性が良くないもので躊躇していたんですが…やっぱ可愛かった!
たまにこういう自分的な当たりに出会うので、ルビーさんだとはいえつい手を出してしまうんですよね。
受けの小実(このみ)は小柄で小動物的な容姿の19歳。
大学二年で、この度攻めの職場でアルバイトをすることに。
攻めの恭介は小実の幼馴染みで、大手広告代理店のプランナー。
現在29歳で、八年前から音信不通状態でした。
バイトにいった広告代理店で恭介と再会した小実は、小さい頃から大好きだった恭介の顔が見られることになって大喜びしています。
が、職場にはBLでお約束の当て馬お邪魔虫キャラの嫌な男がおりまして、ただ、それのおかげでとりあえず体を繋ぐまではあっという間に進みます。
恭介はこの当て馬を警戒して、すぐその後、小実を自分のマンションへ同居させます。
が、小実にはこの恭介の行動原理が理解出来ていないので、いらない誤解やら嫉妬やらしちゃうわけで…
この、『受けは昔から攻めが大好き→攻めの独占欲で同居→健気に家事して新妻キャラ→攻めの仕事が忙しくてすれ違い』というのはよくある展開ですね。
ただ今回は、王道に近いものを求めていましたし、歳の差なのでこのくらいでちょうど良いです。
面白い!というのとは残念ながら違うのですが、可愛くて健気で恋愛面未発達な感じの受けがお好きな方向けです。
攻めも俺様系ではありますが鬼畜さは皆無ですし、昔から小実が可愛くて仕方ないって様子で好きです。
しかも、時間がなくてもサラサラーっと読めます。
ただ、可愛いなというお話なのに、タイトルでちょっと損してる感もあります。
今回よく出てきた言葉で『甘いテノール』なんてのがあるのですが、ちょっと懐かしさ(しかも確か三回も出てきた)を感じる一文で、妙にわたしのルビー文庫のイメージにぴったりでした。
大学生の小実は、友人から紹介されたアルバイト先の広告代理店で、幼い頃隣に住んでいたお兄ちゃん・恭介と再会する。
実は小実は男同士が結婚できないとも知らなかった小さい頃に、恭介と結婚の約束をした間柄だった。
すっかり今をときめく人気プランナーとして数々の賞を取り、有名になった恭介だけれど、相変わらず幼い頃と同じ様に小実を構って来る。
ところが、小実の気持ちは少しずつ幼い頃と変わっていて、恭介が同僚の女の人と話すのを見たり、恭介に連れて行ったクラブでいろんな女の人に声をかけられているのを見たりすると嫌な気持ちになってしまう。
そんな自分の気持ちを理解できなかった小実だったが、自覚しても、昔と変わらず接してくれる恭介には恋心を知られたくなかった。
そんな小実の想いを知った同僚の宮越に脅迫され襲われかけたところを、心配になってかけつけた恭介に助けられる。
自分が恭介のことを「好きだ」という気持ちを知られたくないばかりに「実は男が好きかもしれないと悩んでいて自分から宮越を誘った」と嘘をついてしまう。
だが、そのセリフを聞いていらついたような恭介に「男が欲しいなら、俺が相手をしてやる」と強引に押し倒されて……。
というあらすじ。
その後、好きな恭介に迫られて、好みが拒めるはずもなく、おいしくいただかれてしまった後に。
「俺の家の方が職場に近いから」という理由で、恭介の家に同居することを無理やり了承させられて……。
と、まぁ、そんな感じで。
この時点で、小実は気が付いてもよかったんですが。
「他の男としないかどうか見張る」という意味で、同居させられてるに違いない、と小実は思い込んでいて。
一生懸命恭介が帰って来るのを起きて待って、料理とか家事をする訳ですよ。
その姿がまるで新妻……(苦笑)
いや、とっても純粋で可愛かったです。
「同居させてもらうの嬉しいから、少しでも何かしてあげられたら……」って。
おまけに、そんな小実ちゃんに恭介はあぐらをかいて、縦のものも横にしない……。
コーヒー欲しかったら「コーヒー」って小実ちゃんに声をかけておしまい。
なんて亭主関白!
……じゃなくて。
実は恭介が自分のことを好きだなんて思ってない小実が、「春休みが終わったら同居は解消」って思い込んでて、一旦、自分の家に帰った事があったんですが……。
その間、より困ってたのは恭介の方だったんじゃないかと、思ってしまうくらいの亭主関白でした。
でも、小実ちゃんがいるからって、真っ直ぐ職場から家に帰ってた恭介もかわいいよね。
そんな二人の既成事実先行のラヴラヴ話でした。
人気プランナー・恭介×大学生・小実
幼い頃、隣に住んでいたお兄ちゃん・恭介とバイト先の広告代理店で偶然再会を果たす小実。
恭介は昔と変わらず小実をかまってくれるが、小実には秘密の恋心があって。
けれど、言えない小実はある日、同僚の男に襲われかけたところを恭介に助けられ、自分から誘ったというような嘘をついてしまう。
そんな小実に「男が欲しいなら、俺が相手してやる」と言われて…。
何にも知らなかった子がいきなり開花の勢いです。
っていうか、最初の流れでコトに及んじゃうのはともかく、そこから濃蜜な関係があっさり展開するところがなんかスゴイと思ってしまいました。
元々、小実に恋心があるから恭介のやることを享受することが嫌じゃないってことなんでしょうか。
週末ほとんどベッドとか初心者になかなかの展開だと思うのですが。
それからも、恭介はちょいちょい手を出してきて。
料理中の小実にもちょっかいを出し、ズボンとパンツだけ下ろさせてエプロンはそのままでとか、もう完全プレイですよね?
ここまでされても従う小実がホント健気というかなんというか…。
ちゃんと相手の気持ちも確かめないまま、自分に付き合ってくれてるんだ、男を誘いに行かないようにしてくれてるんだ、ってちょっとバカなんじゃ…。
結局のところ、関係にどう名前を付けたところで最初から最後まで甘やかされていたなーという印象でした。
まず!
幼なじみ
年の差
体格差
っていうのがかなり私のツボでした(´・ω・`)
小さな頃から大好きで結婚の約束まで(一方的に)取り付けていた幼なじみの恭ちゃんとバイト先で再会した小実
そんな小実がついた嘘が更なる嘘を引き起こし後戻りできなくなって、成り行きで恭ちゃんと体を重ねて…
という物語
素直で突っ走る小実と、そんな小実をからかいながら可愛がる恭介の関係がまさに「年の離れた幼なじみ」って感じで萌えでした
しかし今だから19歳と29歳っていう萌えな年齢になってる二人ですが出会った当初は小学生と大学生……
一歩間違えれば犯罪ですね
あ、未成年だし今もか\(^O^)/←
大学生になった今でさえ小動物的な可愛さを持つ小実の小学生時代って…
ヤバかったでしょうね!
そんな小実になつかれて迫られてた恭介はある意味可哀想な奴だったのかも…
健気で素直な小実が可愛くて好感が持てるし、恭介の独占欲に浸れる作品でした
難を言うならラストで恭介が小実の気持ちを決めつけてたのが何か…悔しかったですねー
小実は恭介にメロメロだから気にしてなかったみたいですが私の気持ちとしては収まりつきませんでしたよ(笑)
両想いになって恭介の猫可愛がりは更に激しさを増すだろうし、それを小実は嬉々として受け入れるんだろうなあ…笑
にしても今回の当て馬小物すぎました(笑)哀れ(笑)
可愛いお話を読みたい気分の時に読めば、かなりツボにハマる作品です。
ちょっと意地悪で年上の大人攻めと、もうすぐ二十歳だと言うのに幼さの残る大人になりきれない未成熟な可愛い大学生受けの、偶然の再会、そして幼い頃の憧れや独占欲みたいな恋心が本物の恋になり成就するお話で。
小さな子供を可愛がるように構うスキンシップをしていたはずなのに、あれ?いつの間にかエロい方向へ変わってるよ?というシーンがなんとも美味しかった。
はたして、攻めの中で受けは小さな子供なのか?それとも恋愛対象なのか?
もちろんエチなことをしちゃってるので、恋愛対象なのでしょうが、普段の扱いが本当に小さな子供を構うお兄さんって感じなのです。
そしてちょっと意地悪。
そしてそんな意地悪に対して「もう!」と思うのに、構われて嬉しい受け、ラブラブです。
受けである小実が大変小動物めいていて、初心で愛らしい。
ぷにぷにと柔らかい頬を摘ままれたりつつかれたり、バイト先の社員さんたちからは飴やお菓子を貰ったり。
年齢に外見が釣り合わない可愛い受けなので、時々読んでいて「あ、19歳でもうすぐ20歳の大人一歩手前だった」と年齢の話が出てくるたびに思うほど、全てが愛らしい受けです。
BLでよく出てくる「男同士がどうやってセックスするかは知識としてあるが・・・」というようなテンプレ文章があります。
大変初心で性的知識が乏しく心も体も未成熟(子供っぽい体型に精神年齢ってことと捉えました)という表現をされる小実の場合は「男同士でセックスできるのはなんとなく知ってるけど、そんな所を使ってだなんて知らなかった!」という、どこの箱入りですか!思わずいられないピュアピュアさ。
これは、今まで悪い虫が付かなかったのが不思議なぐらいだ。
それもこれも、全て恭ちゃんに再び出会う為だったんだね!ぐらいの勢いです。
そして、そんなピュアピュアな小実が恭介によってイロイロ慣らされていくというのも美味しい。
攻めである恭ちゃんこと恭介は悪い大人です。
本当に悪い大人。
外ではビシっとした出来るクリエイター、家ではちょっと俺様で小実に対して亭主関白ぽい。
小実を強引に抱いたのだって、小実が「嘘」をついていると気付いた上でだし、イタしてるシーンで言葉攻めして涙目になったり、自分がいやらしい子だから嫌われちゃう(でも感じちゃう)と怯えるのを見て「可愛いやつ」と愛おしく思ったりする。
ちょこちょこと性的含め意地悪しては、小実の反応を見て楽しんでいる節がある。でも、それは全て愛ゆえの行動で、彼の愛情表現。
告白はしてないけれど恭介は小実に対して溺愛気味だし、小実は恭介に対して盲目的に憧れ好きという気持ちが溢れている。
両思いみたいなものなので、話の中に流れる雰囲気は甘い。
けれど、告白してないからこその疑いやトラブルもあるので、甘いだけではなく恋人になりきれていない、早く恋人と呼べる関係になればいいのに!と思うもどかしさもある作品でした。
可愛らしいお話でしたね。挿絵も可愛らしい・・下手したら、ショタ?なんて間違えそうですが・・
まぁ可愛いのでファンな私はいいんですが・・
お話は再会もの?になるんですかね~?・・
藤森さんにしてはかなり大人しめのお話でしたね・・いつもみたいに鬼畜な攻めをちょっぴり期待してたのですが、
ちょっと期待はずれ・・これはこれで、楽しめたのですが・・
Hもちょっと、アッサリめ?かなぁって読んでたんですが・・さすが、言葉攻めは相変わらず健在でした。
なのでそのあたりは結構満足ですね・・
気になったのがデザイナーの羽崎・・ちょっと顎ひげで素敵でしたね~・・ちょっとしか出番がなかったのに・・
何故か?とても存在感がありましたね・・彼のお話は?・・あったら、すごく嬉しいですね・・
ちょっと見た目が鬼畜そうできっと優しいであろう彼のお話は読んでみたい!!
この2人はもう終始甘々ですね・・くっ付く前もくっ付いた後も・・この可愛らしいオカメインコ?(笑い)は絶対みんなが弄りたいキャラですよね・・・
ちょっと物足りないのと言葉攻めには満足と・・なんとも言いがたい結果になりました・・
今回は大手広告代理店の実力ある若手クリエーターと
初恋の攻様の会社でバイトが決まった大学生のお話。
受様が偶然再会した初恋の攻様と恋人になるまで。
受様の初恋は小学生の時。
お相手はお隣に住んでいた大学生のお兄ちゃん。
とんでもなくカッコ良くて頭も良くて
ちょっと口が悪いけど本当は優しいお兄ちゃんが
大好きだった受様。
大きくなったらお兄ちゃんと結婚する
が口癖で彼と一緒にいたいばかりに
約束の印と称してキスまで奪った事も♪
その頃の受様には彼が世界の中心でしたが、
受様が母の再婚で引っ越した事から
疎遠になって早八年…
偶然か、運命か
受様は彼との再会を果たす事になります。
この彼が今回の攻様になりま~す♪
受様は大学生二年になる春休みから
友人の紹介で大手広告代理店で
資料整理のバイトが決まっていたのですが
その会社こそ攻様の勤務先だったのです。
筋肉とは無縁な体系で童顔な受様に対して
攻様は恐ろしいまでに整った容貌とスタイルをもつ
魅力的な大人の男性となっていました。
見た目は昔以上に
理想的な男性になっていた攻様ですが、
口を開けば昔通りの軽口でからかう攻様に
懐かしさとともに切ない気持ちも
込上げてドキドキが止まらない受様です。
攻様は華やかな広告業界でも
実力ナンバーワンとの呼び声も高い
若手クリエーターで
エネルギッシュなクリエイティプ局の所属、
受様のバイト先は
会社の資料を保管している地味な資料室で
本来ならあまり関連の無い部署ですが、
受様と再会して以来
攻様は資料室長が大らかなのを良い事に
たびたび受様に資料のお届けや
手伝いとして呼び出すようになります。
どうやら様子見も兼ねている様ですが
公私混同とは思いつつも
攻様に会えるだけでも嬉しい受様♪
更には攻様は仕事関係で招待されたとはいえ
受様が好きだったバンドのライブにも
気軽に受様を連れて行ってくれます。
会場で次々と声をかけられる攻様に
デートを優先された昔の事を思い出し
またも切なさに胸が痛む受様でしたが、
資料室の歓迎会で酔っぱらった受様を
自宅まで送ってくれた攻様の同期に
攻様に惚れているだろうと揶揄されるまで
自分の気持ちに気づきませんでした。
その同期の男はコネ入社の上、
仕事ができずに資料室に回された事を
攻様の仕業と恨んでいた為、
自身の恋を自覚して慌てる受様に
攻様に黙っていて欲しいなら
自分と寝ろと迫ります!!
あわや?!という時に攻様が間に合って
受様の貞操は一度は守られますが、
助かった受様が慌てる余り、
男に興味が合ったかのように振舞ってしまい、
ブチ切れた攻様が狼になってしまいます!!
しかも
強引に受様の初めてを奪った攻様は
男が欲しいなら俺が相手になってやると
受様を強引に自宅にお持ち帰りして?!
初恋だったお兄ちゃんと再会した事で
またまた彼に恋をした受様の
恋愛成就までのハラハラを画いたお話です♪
本作は受様がとっても素直な天然系な上、
攻様の方が十も年上なので
王道的な展開としては
攻様が受様をからかいつつも
うま~く手に入れていく中に
色々な要素が絡まって受様はドタバタ、
攻様は余裕って感じかと思うのですが、
本作の攻様は
無自覚に可愛オーラを振りまく受様を
誤解を利用してちゃっかり手に入れるまでは
基本系ですが、
攻様がそのまま誤解を解かなかった為に
受様が別な誤解で身を引きかけたり
攻様的にもグルグルしていて
最後まで楽しく読めました。
攻様は唯我独尊、俺様系でも
受様には甘々でメロメロなのが好みな私には
非常にツボな一作でした。
難を言えば…
受様の見た目や攻様の扱いが幼い感じな為か
二人のお初の受様の喘ぎがショタぽいのが
私的にはちょっと△でしたね。
今回は本作同様、憧れの兄君と弟君のカプで
成宮ゆりさんの『悪くて甘い遊び』をおススメ。
こちらの受様はちょっと意地っ張りです♪