Heimat Rose -繋囚-

heimat rose keishuu

Heimat Rose -繋囚-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
65
評価数
15
平均
4.3 / 5
神率
53.3%
著者
鈴木あみ 

作家さんの新作発表
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イラスト
夢花李 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
Heimat Rose -繋囚-
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784796400381

あらすじ

流刑島・ヴァルハイ。数年前から囚われの身であるチュールは、嵐の翌日、浜で怪我を負った高貴な美貌の青年・レイを助けた。無実の罪で流刑になったという彼は、自分を陥れた男への復讐のため島からの脱出を図る。「俺にできないことは、何もない」と、権謀をめぐらせ権力を手に入れていくレイ。その圧倒的な強さと垣間見せる優しさに魅せられ、チュールはレイを愛しはじめるが……。想うほどにせつなく、愛は残酷――珠玉のラブロマンス、ついに復活!

表題作Heimat Rose -繋囚-

次期王
囚人

その他の収録作品

  • 繋囚
  • 邂逅
  • うたかたの寧日
  • あとがき・鈴木あみ
  • あとがき・夢花李

レビュー投稿数2

攻めがかわいい

全4巻のうちの1巻目。
ずっと気になっていた作品で電子書籍での配信が始まっていたので購入しました。
前半の方で島を脱出してしまったりとかなりテンポよく進んでいきますが、読みやすくていいです。早すぎると感じることはありません。

攻めのレイはやたら強くて邪魔な人間を容赦なく切り捨てられる人ですが、そんな彼が作中でみせる大人になりきれない子どもっぽさがものすごくかわいいんです。
作中でも他の男性キャラクターからも年相応なところもあるんだな、などと言われていますが、「うたかたの寧日」ではその魅力が最大限に発揮されています。

レイは1巻の時点でチュールにかなり執着しているようだし、このまま姿を隠して生きていっても幸せなんじゃないのか?と思うのですが、結局復讐相手に対する感情や思い出などを捨てきれないところがなんだか好きです。
レイの復讐のきっかけとなる出来事や、彼の周りの人間については、読者にもほとんど主人公と同じレベルでしか情報を与えられていないので、チュールの知らない世界をたくさん持つレイのことがとても気になります。

夢花李さんの繊細なイラストも、いつもおいてけぼりのようなチュールの気持ちと合っていていいです。

この物語がどんな結末を迎えるのか楽しみです。

4

文庫版で、数十年振りに復刊

長年絶版だった本が文庫で復刊した上に、表紙と挿絵の描き下ろしもあって、更に未収録の書き下ろしも収録されています!
旧版を持っていた方でも、買い直しても損はないかと思います。
Heimat Rose復刊記念に応募者全員プレゼントがこの巻からスタートするので、はいまーとファンの方は早めにゲットする事をオススメします。
旧版では全3巻だったものが、復刊された新装版では全4巻刊行される上に、いままで出した同人誌の内容も収録されるという事で、今後の刊行が益々楽しみです♪
今回の新装版の1巻は、旧版の1巻の流刑編を修正してタイトルを2つに分けたものなので、新しい内容のものは『うたかたの寧日』のみです。
受けが他の男の愛人だった過去有、輪姦、女装、攻めが他の女を好き等が、苦手な方はご注意。

次期王・レイ 俺様攻め×囚人・チュール 長髪強気健気受け
ドラマティックで切ないラブロマンスの始まりは、この流刑島からという1巻です。
先を知っているにも関わらず、レイの英知には感心しきりです。強気を装っていながら、ちっとも平気じゃないチュールの健気さにも相変わらず悶えます。
チュールの強がる素振りがたまらないのと、気にしていなさそうでチュールの事をかなり気にかけているレイの素直じゃない所。
どちらも意地っ張りなので、一直線なラブには中々至らないのですが、ふいに心が重なりあう瞬間に、溢れるときめきをおさえられません。

『うたかたの寧日』
舟で途中で市場に寄っての日常編です。
レイの自惚れさんぶりと俺様振りが可愛くて、もうなんとも言えなかったです。
求められると文句を言いながらもレイに従うチュールといい、無自覚でバカップルな2人の日常ラブパートが凄くよかったです。

エロ:★3 他者から痛めのH(描写少なめ)、意地悪目なH、攻めの前での自慰
総合:★5 旧版ファンには、書き下ろしもあって嬉しかったです。

4

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