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farmer no tamago
表題作、続編短編「はじめて」、おまけ四コマ漫画の3作品が収録されています。
初々しい大学生の恋模様です。
舞台は農学部なのですが、小屋掃除中にダチョウに求愛される場面はインパクトありましたが、後の牧場実習、動物生理学実験(冷水実験)はああそんなものもあるんだというくらいでした。もっと農学部に特化したキャラが登場しても良かったのかもと思いました。
主人公・七生(受け)の目線でストーリーは進んでいきますが、敦也(攻め)が七生に好意を抱いていることは容易に分かりますので、恋愛に戸惑っている七生が可愛らしいなぁという印象でした。
おまけ四コマ漫画は2ページ3本、ダチョウと敦也の七生の取り合いの模様が載っていて可愛らしかったです。ほのぼのしたい時に読むと良いと思いました。
玉木さんの作品って凄く面白い!!って訳じゃないんですがどれも好きなんですよねー。
多分、作品のほんわかした部分と攻と受とのカップリングキャラが自分の好みと合ってるんだと思います。
田舎出身で人見知りな七生〔受〕は、コンパ勧誘の嵐から助けてくれた同じ新入生の白川〔攻〕と仲良くなります。
白川は社交的な性格なんですが、七生の事もよく面倒をみてくれたり遊んでくれたりしてるのですねー。
そしてインパクトがあるのがダチョウ!!
いや、2人してダチョウの飼育場所を掃除するシーンがあるのですが、雄のダチョウに求愛される七生に笑ってしまいましたですよー。
でもダチョウのキックは本気で怖そうだ。
最初は嫌な奴かーーと思っていた黒瀬も実は結構いいヤツだったりするのも好きだなー。
農大キャンパスライフラブ!!って感じで可愛い話でした。
巻末にある七海さんのマンガも可愛い!
なぜか、帯に書かれた“ダチョウの求愛”とカバーイラストの黒縁眼鏡に惹かれてしまいまして、読みました。
農業系の大学生の生活がよくわかりました。
飼育小屋の掃除をしたりとなかなか肉体労働なお話なのですが、なぜだかあまり泥臭さを感じませんでした。
主人公だけでなく脇キャラも意外とおしゃれな感じなので、普通の大学生と何ら変わらない気もしました。
さて、自宅通学の敦也と福島から出てきた七生がまとまるまでのあれやこれやのお話なのですが、恋愛は初めてという七生が主人公なので、戸惑いの中大変ゆっくりゆっくりしたお話の進み方です。
こう言ってはなんですが、敦也が思わせぶりすぎるので、なおさら七生は戸惑うわけです。
可愛い恋のお話が好きな方にはおすすめですが、とにかくもどかしいので覚悟がいります。
ただし、邪な目で読んだ場合、おじゃまキャラの黒瀬くんがなかなかいいポジションにいるのが楽しいです。
彼が主役のスピンオフが読みたいくらいです。
この方の本って、マンガを読んでるみたいな錯覚に陥るほどわかりやすい。
今回、七海さんのイラストも登場人物達にぴったりだったせいか、それらが頭の中で動いて物語を進めて行ってくれました。
そして何より胸がキュンキュンすること何度も訪れて、「青春っていいよな~」など柄にもなく懐かしんでしまいました。
舞台は農学部、主人公達は動物資源科学科という学科の学生です。
そうそう、大学って最初のオリテで話した人や、一般教養の必修で一緒のクラスになる人が結構友人になるんだよ、と思いださせるほど、その大学生活はリアルで、身近で、親近感があります。
それで最初に七生と話したのが敦也。
七生は身長も低く内気で自分から溶け込めない性格で、敦也は背が高く眼鏡イケメンで社交的性格で、周りに人が絶えない人物。
常に一緒に行動しているわけではないけど、何かと構ってくる敦也にだけは打ち解けて話すことができる七生は、そんなに彼を特別意識しているわけではないのですが、自分の性格を知っているだけに、周りから敦也と凸凹コンビと言われ、敦也だけは特別と見られているのが不満で、自立しようと避けることから、色々と進展していくのですよね。
それにしても、ダチョウに求愛されてその晩見た夢が敦也の全裸でしかも勃起って・・・農学部らしいシチュエーション♪
七生は、この文章中だとそんなに内向的な感じはしなくて、ただおとなしいって感じで、自分をしっかり客観的に見て自身を持っているっていう感じがします。
ただいかんせん純情(これがカワイイのだ)
敦也から離れることで、特別仲良くというわけではないけど、それなりに他の学友とも付き合えるようになってきているしいいでない?
という感じなのですが、そこで遊び人の黒瀬がいい味出してるんですよ!
七生の純なところが可愛くてついちょっかいを出したりもするけど、敦也への恋心の自覚のきっかけを作るあたりとか、結構イイヤツじゃん♪とか・・・
しかしモテメンの敦也が七生に対してあまりに慎重で、ヤキモキしたですよ。
七生は純情ってこと知ってるはずなんだから、もっとリードしてもいいと思うのですが臆病になってしまって、七生から告白させるなんて、ちょっとズルイぞー!
まだ進展もしていない時、寝ぼけていたとはいえ、七生の股間をさわって射精させてしまうなんて、しかも覚えてないって・・・罪なヤツですよ。本当。
そしてなにを隠そう、敦也の最大のライバルはダチョウなのだ・・・(爆!)
最後の4コママンガが笑わせてくれますが、これが付いていて余計にこの本の面白さが増したような気がします。
七生の気持ちにキュンキュンさせられて、まだ始まりの始まりって感じの恋だけど、とても楽しめました。
農学部を舞台とした話といえば、”もやしもん”が有名ですね。
人見知りな七生の気持ちをなぞっていくだけで、胸がキュン2してしまいました>_< あんなふうに、自分だけに懐いてくれるなんて、敦也でなくてもハートを撃ち抜かれてしまいます。
実際、黒瀬が七生にシュチュ萌えしてましたし。まぁ、黒瀬としては、七生が自分の気持ちを確かめるためとはいえ、七生のファーストキスを戴いてしまったという一点だけでも、役得でしょう。
敦也の男前(中身もですが)・短髪・メガネという観てくれ設定も、自分としてはツボでした。
本編では、最後まで出来なかったものの、「初めての」で本懐を遂げることが出来て、安堵しました。
オマケ4コマ漫画のダチョウ、いい味出してました^^b 今後の敦也との攻防が楽しみです。