条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
戯れの恋、身分違いの愛
koushakukakka to yaneura no hanayome
時代が大正になった頃、海運会社を営む次男に生まれた真舟は病弱な体質と真舟を産んですぐに亡くなった美しい母親譲りの美貌から、父と兄から溺愛されて育っていた。病弱な体質から、留学は見送られたものの見識を広める為にとイギリスで父、兄と落ち合うことを約束して真舟は単身、豪華客船でのイギリス行きを決める。
その豪華客船の中で出会ったのがエドワードとしか明かされない、金髪碧眼の美青年。エドワードから誘われる形で毎晩の食事を楽しみ、口付けを交わす日々。やがて船旅も終わりを迎える前の晩、ついに2人は結ばれるが、真舟は決して贅沢な経済状況ではないにも関わらず豪華客船での旅を決めてくれた父と兄のためにエドワードに溺れまいと、そしてエドワードはその真舟の意志を受止め、お互いの素性を隠したまま下船することに。
しかし、イギリスに着いてからは予定通りには行かなかった。それは、数日後に落ち合うはずの父と兄が訪ねてこないこと。代わりに真舟のもとに信じられない悲しい知らせが届く。それは父と兄が乗った船が座礁し沈没してしまった。父も兄ももう亡くなってしまったというもの。
あまりのショックにさらに不幸は続き、旅券や現金など貴重品の入った荷物を奪われ、行くあてもなくした真舟は行き倒れてしまう。その場所は偶然にもエドワードの屋敷の近くで、エドワードに縁のある所ならとそこで司書として働かせてもらうことに。
一方でエドワードは自身の邸内に真舟が働いているとは気付くことなく、新しく雇った司書に癒されていた。
エドワードが自分の邸内で真舟を見つけた後も司書が真舟だと全く気付かないからめちゃくちゃヤキモキしました!お兄さんを亡くしたとかキーワードが共通してるんだから気付いてくれよ~と何度願ったことか。
そしてまたこの後も真舟にとっては不幸な状況がまた続いていくのですが…。その度に何度も真舟と一緒に泣いてしまいました。不憫受けが大好物な私はとても大好きなお話なのですが、思いの外、評価が低くてビックリしています。
別冊の番外編ではお兄さんが真舟が産まれる前に占い師に自分が長生きしたかったら真舟を殺すようにとまで言われていながら真舟を溺愛していたエピソードもあって、お兄さんの叶わなかった恋心にも涙が出ました。お兄さん、理性の塊すぎる…!
不幸で不憫で健気な受け様好き必見です!
とにかくそんな受け様が頑張っているところを、じっくりと味わい
その後の幸せを想像しながら楽しめる1冊です。
体も弱いのに不幸の連続、ほかから差別を受け
お坊ちゃんからの屋根裏生活・・・とどん底まで行きそうになる受け様ですが
父や兄からの教えを守り、しっかりと生き抜こうとする姿は胸を打たれます
最初の方で攻め様との甘いひと時のあとに不幸の連続
そして攻め様に見つからないようにと、ひっそりとすごす日々
ちょっとしたすれ違いがまたいいんです!
しっかり受け様を愛でてあげましょう
ちょっとやり過ぎじゃないの?と突っ込んでしまいましたよ、読みながら。
もともとこういう作風の作家さんだと思っていますし、そもそも私は弓月さんは『ベタで甘い王道』を求めて読んでますから、ベタだとか先読みできるとかはいいんです。でもこれはちょっと・・・
『不幸・不憫な健気受』は大好きです。そこは否定する気もありません。ホントに好きなんです。
でもこの真舟(受)の『不幸』も『健気さ』も、わざとらし過ぎるというか、公爵家でのイジメ(イジメとしか言いようがない)も姑息だし、いい子ちゃんがひたすら耐える姿が陳腐に感じてしまいました。いやもう、昔の少女小説そのものでしたね。世界名作アニメ(的な枠)でやってそうな。
とにかく、エドワード(攻)に魅力を感じませんでした。貴族で格好よくて、でもそういう設定だけって感じ。正直、真舟の兄・光舟の方がよっぽどキャラクターとしては印象深かったです。
なんでだろう、弓月さんのカラーには違いないと思うし、私はそういう弓月さんが結構好きなのに、これは自分でも不思議なくらいまったく乗れませんでした。
とにかく、ラブが安易です。船で乗り合わせてだんだん親しくなって・・・はまあわかります。でも、いつの間に2人に愛が芽生えたんでしょう。
Hもあまりにも唐突で、単に流されて・成り行きで(最初は)、の方がまだ納得行きますね。
ところで、なんか思わせぶりだった伯父さんは?
弓月さんのこのあたりはいつも苦手です。ラブが成就したらそれでオールOKになってしまいがちなところが。だったら初めから広げなきゃいいのに、と放置された脇(主に悪役)が気になって仕方ないんですよね。
あと、ラストのSSは、たぶん読み手によって受け取り方が分かれるところでしょうが、私は『余計』派です。これで何が言いたかったのかわからない、というかだからなんなの!?としか。本編とまったくトーンが違って、まさに余計としか感じませんでした。まして、兄は早々に退場する脇なんだし。←本編が『兄弟もの』だったらまた別ですよ、もちろん。それなら十分意味がある。
そこまで悪くはないんですが、好みでもなかったです。
兄様が死んだところを見てすぐ読むのを止めた
兄弟愛なら萌えたけど
こんな都合のいい事故に納得いかない
兄がロンドンで真舟に告白しようとしていたのに
これで受けはやむを得ずエドワードのものになるのはどうかな
なんという設定。。。
箱入りのように大事に育てられた真舟。
家族の奨めで豪華客船で英国へと遊学することに。
その船の中で容姿の整った男・エドワードと出会い、やがて関係を結ぶ。
けれど、目覚めた時に彼はおらず、残されたサインから彼が公爵だと知れるのだが…。
関係を結んだ後に彼の素性を知って身分違いだし一夜の戯れだったのだろうと諦めようとする真舟。
そんな真舟の元に家族の訃報が届き、真舟は追い詰められていく。
そんな中で偶然にもエドワードの屋敷で下働きをすることになり、エドワードの知らないうちに働くなることになるのだが、手紙でやりとりをするようになってからも少しも素性を明かそうとしない真舟が印象的でした。
どうしても募らせてしまう恋心も、亡くした家族のことを思えば自分だけが幸せになるのは間違いだとさえ思っていて。
甘く育てられたが故に、下働きとして働くことにもなかなか慣れず、人種差別に悩まされ、覚えのない疑惑を向けられて。
追い詰めらて家族の元に行きたいとさえ思うようになっていくのが痛々しい。
それにしても屋敷の主って下働きの人間のことなんて深く知ろうともしないもの?
いや、全て家令を信頼して任せてるのかもしれないけど。
司書に対してはそれなりに興味を持って接していたようにも見えたのに、全く名前を尋ねなかったのはちょっと不思議にも思えたり。
…こういうの突っ込んだら負けなのかしら?
言い出したらキリがないですもんね(大苦笑)
あとは、エドワードが真舟を恋人とするのはいいとして、それを「花嫁」と表現するのがなんだか不思議でした。
私も兄様びいきです
光舟×真舟があれば萌評価でした
だって公爵より兄の方がカッコいいんですよ
特に光舟のイラストにやられました
もっと線が太いのを想像してたのに、真舟を男らしくした―百日の薔薇のタキみたいな―繊細な美青年でした
巻末の番外編は旧制中学校生光舟&幼児真船
この番外編は私は要らなかったです
光舟には一瞬でも真舟に殺意とか抱いてほしくなかったので
自責の念にかられてわざわざ迎えに来てくれた谷崎さんとの帰郷を拒む前半と、人種差別し、泥棒の疑いをかけ、形見を取り上げたアベルを天使のように許す後半では、展開上仕方がないのでしょうが、キャラが違うような気がします
すれ違いもいくらなんでも苦しいです
ところで谷崎さんはこんなに旅費がかかって大丈夫なんでしょうか?
「公爵閣下と屋根裏の花嫁」ベタも、もうここまで来るといっそ潔いタイトルですな!
弓月さんのカラーは苦手な人は苦手だろうけど、自分は好きです。
だってこんなベタ話、ありがち~とか言っても実際他に読む本があるかっていうと無いじゃないですか。
こういうベタな話を思いっきり堪能出来るのもBLの楽しみの一つ。
「屋根裏」って単語見た時、反射的におお!小公女セーラ!!って思ったですがストーリー自体は別として、花よ蝶よと大事に育てられた資産家の息子の真舟[受]がエドワード[攻]と出会い、その後無一文になって使用人として屋根裏部屋に住んで苛められたり慣れない水仕事に手も荒れながら健気に働き、最終的には公爵エドワードと結ばれるというある意味、小公女セーラを思わせる展開です。
真舟とエドワードの恋愛話はもちろん素敵なんですが、自分のお気に入りは真舟の兄、光舟。
実弟の真舟を愛している気持ちを隠し、その事に苦悩しながらも結局その恋心を生涯打ち明ける事なく終わってしまうのですが背徳感に苦しみながらも弟を愛した姿が胸に痛いです。
番外編を読むと更に光舟の切なさが・・・。
光舟×真舟も読んで見たかったなあとかつい思っちゃいましたですよ~~ええ!お兄ちゃん贔屓です。
リアル系や痛い系、文学的なBL作品も良いけど弓月さんみたくはっきりくっきりここまでベタか!つー位のベタ話もたまらんですよ。ばふー。