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koufuku no ondo
普通に面白かったですね・・・でも何故か?物足りなく感じました・・
お話はサクサク読めて、明るいってお話ではないですが・・様は普通ですね。
偏食の親子に頑張って食べさせようと頑張る個人宅のお抱え料理人の和葉のお話なんですが・・。
相手は、4歳の子持ちです。奥さんは死んでいるらしい・・数学者で、家で仕事をしながら子供の面倒を見る。という設定ですが・・
あまりそういう雰囲気はないですね・・最初は懐かない、ご飯を食べない親子相手に奮闘します・・
で、家が火事になって、猫ともどもお屋敷に住み込ませて貰う事に・・・
お話的には結構スラスラと進んで行きます。だんだん懐いてくれる子供とか、死んだはずの奥さんが出てきたりと、
なんだろ?色々あるんだけど、読んでる時は結構低空飛行?っていうか普通にサクサク読むって感じですね・・
なぜ普通にサクサク?って考えたら・・この恋愛している二人からなんか恋愛の温度があまり感じられなかったからかなぁ?だから、物語としてはまぁ面白いんだけど、恋愛的にいうとかなり物足りなかったですね~・・
攻めの悠聖が愛を囁いてもあまり響いて来ない?っていうか、死んだはずの奥さんが出てきてオロオロしたり、怒ったり不安になってる和葉の気持ちもあまり響いてこなかったかなぁ~・・
なので物足りなかったかなぁ・・・もうちょっと松幸さんらしい甘々も見たかったなぁ~と思いました!
とりあえず『シングルファーザーもの』になるんでしょうか?
悠聖(攻)に4歳の息子・章がいて、和葉(受)がその家のお抱え料理人にというのが出逢いです。
和葉は大変な偏食父子に料理人として苦労するんですね。和葉の飼い猫・宮もなかなかの存在感です。
設定は別に悪くないんですが(というかどこにでもある『王道』ですね)、疑似家族としてのほのぼの~はともかく、ラブ面があまりにもいい加減に思えてガックリ。
とにかく、いつ愛が芽生えたのか私には全然見えなかったんですよ。
和葉はいきなり何の前触れもなく旦那様・悠聖にキスされて、嫌悪感がないのはなぜ?と考えて・・・
その日の夜いつものように部屋に夜食を持って行ったときに『キスが嫌じゃないから、旦那様が好きなんじゃないかと思う』と告げます。で、そのままH突入です。
いったいこの流れはなんなんですか?こんなに簡単でいいの!?
他にも、攻の元妻(『死んだ』と言ってたけど実は・・・)が絡んできたりもあるんですが、なんかあっさり終了してしまいます。
『何も起こらない』わけじゃないのに、読んでてまったく気持ちが動かないんです。平坦に感じるんですよ。
松幸さんはそれなりに好き作家さんですし、作品によって結構好みは分かれますが、例え『ベタ過ぎ』でも基本的にあまあまで安心して読めるんですよね(もちろん例外はあります)。
でもこれは、せっかくの松幸さんの持ち味が感じられませんでした。
もうすべてが上辺だけというのか、安易すぎて感情移入するポイントがなかったんです。ちょっと(イヤかなり)残念でした。