条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
俺を、好きにして
1冊すべて表題作です。知央(受け)の視点でストーリーは進みます。
知央は、大学時代に周防(攻め)に告白されて恋人同士になります。3年の遠距離恋愛を経て、これからは傍にいられると喜んだものの…という話です。
遠距離恋愛は周防を最優先にしていたのですが、なまじ距離が近くなった分「いつでも会える」と油断してしまい、危機が訪れます。
この知央の油断もですが、「自分がしたいからしているけれど、たまには喜んでほしい&残念がって欲しい」という思考がすごく共感できました。自分が我慢すればいい、相手に譲って引けばいい。それで最後にどかんとキレてしまう。拳を握ってしまうくらい気持ちが分かりました!
また周防の会えない理由が仕事なので、自分も社会人なので相手を責めても仕方がないのも納得できます。これが職場の飲み会や同僚の悩み相談で「これも仕事の一環」というのなら文句も言いようがありますけれど。
ただ、周防は彼なりに知央を大切にしているというのが、読んでいて感じられます。遠距離恋愛中のメールを返してくれたというのが個人的に高ポイントでした!
だからこそ、本当に「すれ違い」なんですよね。そこで我慢しちゃダメでしょ、ってところで我慢しますし。そんな会話になるかなぁとか。
知央はうじうじ悩んで結局行動しなったりしますし、怒って着信拒否とかする自分勝手な気もするのですが、浮気を考えたりせず周防に一途なのが好感が持てました。周防も他の相手の影が見えず、知央ラブなのでそのあたりは安心して読むことができました。
社会人のすれ違いがお好きな方にはお勧めです!本当にイラつくくらい邪魔が入ります(笑)
出逢って7年、付き合い始めて5年・・遠距離恋愛3年目の二人がやっと近くに・・いつでも逢える距離になる・・二人のお話です。
せっかく近くにいるのに、周防は新しい部署の管理職に就いて、日々忙殺される毎日です~二人が付き合い始めたのは大学生の頃。仲良かった二人は結構よく一緒に行動していた。 周防に告白されて?「俺とつきあえ」と言われて・・押されて、流されて・・今の関係にある。今ではすっかり気持ちの温度差は逆転しています~新名は周防が大好きで・・マイペースで周りにあまり関心の無い周防に自分から合わし無理をして・・遠距離を乗り越えて来ました~
きっと、自分からメールしないと・・電話しないと・・会いに行かないと・・忘れられてしまう・・ 「嫌われたくないから、我儘は言わないように・・予定をあわせるのも自分、会いに行くのも自分 。周防がしたいこと、周防の望むことそれだけ・・を考えて過ごしていた・・」そんな微妙な関係の二人なんですが・・・遠距離の時は我慢して・・出来るだけ喧嘩しないように・・健気に尽くす?みたいな感じですね~
二人で遺跡の発掘展に行こうと約束していたのですが・・忙しいだろう周防に負担をかけない様・・向こうが時間が出来るまで最終日ぎりぎりまで待つ新名・・でも・・最終日の前日二人で久しぶりに出かける事になったのですが、周防は人ごみが嫌い!という事・・ボーリングに行く事になり、帰った後は眠ってしまいます~
朝起きても、周防は気持ちよさように眠っているので、新名は一人で発掘展に行く事に~で、途中周防から電話が入って・・何処にいるのか・・聞かれるんですが・・
その中の周防の一言に新名はカッチンとくる~でも気持ちを抑え・・周防のマンションに帰るんですが・・ そこで、無理やり事に及ぼうとする周防・・・
「近くにいるから・・抱き合わなくても・・一晩中話をしたかった・・何処かに行くだけでも良かった・・・」 っと思いながら・・盆休みを周防が初めて新名に合わせて取ってくれたんですが・・新名はあいにく帰省するつもり。 それを告げても何も変わらず、行って来いと・・ それでも、せっかく取ってくれたから、帰省は諦めると言う新名に・・周防は「お互い無理したって続きゃしないだろう」・・・と・・それは禁句ですよ・・周防君・・
新名がどれだけあんたの為に無理してんだ~!!って話ですね~・・
よく我慢してるなぁって思うよ・・そりゃ・・男だから仕事が一番っていうのは・・分かるんですが・・「釣った魚に餌はやらない!!」って感じの男ですね~
そこで、やっと新名君怒り爆発!!・・遅いだろ~・・こんな男はもっと早く言わなきゃわかんないよ~
そこからは・・ぐちゃぐちゃ・・となって行く・・
やっと最後に周防の気持ちが分かるんですが・・・!
帯『俺を、好きにして』
恋人同士で、遠距離恋愛も終わったものの微妙にすれ違う2人。
といってもお互いにすれ違うというよりは、主に新名〔受〕の方の悩み。
新名は自分の欲求ややりたい事ややって欲しい事を表に出さず内心に溜め込んでしまうタイプで、マイペースな周防〔攻〕に黙って合わせるばかりで、それ故に更に己の想いが内面に溜まって行き不安にさいなまれる。
そのじりじりした想いが書かれるんですが、切ないというより自分的にはそんなに自分ひとりでぐるぐるしてないで自己主張するとか何とかしろよーとちょっとイラッとしました。
といっても自分はこういう受は嫌いじゃないんですけどね、この作品では何だかイラッ方面に感じちゃいました。