オレンジドロップ

オレンジドロップ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
19
評価数
6
平均
3.3 / 5
神率
16.7%
著者
夜月ジン 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784829624647

あらすじ

対人恐怖症の優也は、近所の居酒屋で働く倫太郎の無邪気さが一番恐い。しかし、道で酔いつぶれた優也は彼に拾われ、無理矢理デートさせられることに。しかも帰り道に突然キスされ、今まで以上に倫太郎を意識してしまう。狙ったかのように優也の前に現れる彼に徐々に慣れ、自分にだけ笑いかけてほしいと思い始めた矢先、二人の過去に繋がりがあったと知って――。

表題作オレンジドロップ

攻様の自宅近くの飲食店バイトで大学生
トラウマから対人恐怖症のサラリーマン、28

レビュー投稿数3

爽やかな執着攻め

執着攻め好きの私にはたまらない作品でした。
めちゃめちゃ面白かったです!

執着だけど爽やかで乙女な攻め × 臆病で小動物系な天然鈍感受け

まず攻めは子供のときに受けにほぼ一目ぼれして、成長してから受けを必死で探し出します。ほんの少ししか会っていないのに現実にはありえないくらいの執着ぶりです^^しかし見つけ出してからの行動が、まるで恋する乙女並みに健気?なんです。宝くじに当たったお金で受けの家の近くに通ってもらえそうな飲食店をオープンして、来てくれるようになったら実にさりげなくアプローチ。同じマンションに引っ越すくらいストーカー気質なのに、途中に起こるイベントがなかったら一生受けは攻めの気持ちに気付かなかったであろうアタックぶりでした。でも受け視点でしか書いていないのに、文才が巧みなおかげで、そんな攻めの必死さと健気さがすごく伝わってきてキュンキュンしちゃいました。

対する攻めは対人恐怖症気味な超臆病受け。読者からしたらかなり控えめであろう攻めのアプローチにすらプルプル震えて怯えている子猫ちゃんです。当然攻めの気持ちには一切気付きません。しかもかなり思い込みが激しいので、自分が攻めへの思いをやっと自覚した後の空回りぶりにはやきもきさせられました。でもなんか必死な感じが可愛くて、あんまりなかったはずの臆病受け属性が目覚めそうになりました。

お話は一貫して攻め→→→→受けです。そこにブレのなかったのが大変私好みでした。展開的には特にひねりもないし、さしてインパクトのある内容でもありませんが、作者の文章の上手さと、主役と脇役のキャラクターがいい味を出していることで素晴らしく面白い作品に仕上がっていると思います。

この本の作者さんは商業紙ではこれがデビュー作ですが、サイトや同人誌で長いこと活動なさっている方です。どちらかと言えばそちらの方が力を入れているように感じるくらい、どの作品も魅力的でおもしろいです。新人だからと避けているなら、是非一度読んでみることをオススメします!

0

初恋の力ってスゴい

ちょっとどうかと思うけどまぁこういう人実際にいるよね~って感じのひどいコミュ障男子受けと割と健気な年下攻めの話
ありのままの那雲を受け入れつつも優しく少しずつ積極性や感情の起伏を伸ばしていこうとする倫太郎くんの姿勢には、難しい相手とのリアルな人間関係の育み方に通じるものがあって好感を持てます。
この作品で特筆すべきは倫太郎くんの驚異的な根気強さです。
小学生の時の初恋のお兄さんが忘れられずに中学生を悶々と過ごし、高校生になってバイトで貯めたお金と当時着てた制服で所在を突き止めて・・・ここまでで既にその執念と行動力が怖い。ちなみに那雲さんは2回引っ越ししている設定なのでそれを興信所で調べたとしたらどんだけバイト代をつぎ込んだことやら。
そして大学受験の景気づけで買った宝くじで五千万当て、そのお金で那雲と同じマンションの真上の部屋を借りた上に、マンションの近くの物件を買って那雲さん好みの飲食店をオープン・・・そしてまんまとやってきた那雲さんの好みを都度メニューに反映させたりテイクアウト総菜始めたりしてリピート意欲を向上させる。
もともと何も持っていない何者でもなかった普通の子供が、小学生の頃の初恋を実らせるためにここまでやる執念と行動力を見せるって既存のBL作品を見渡してもそうそうない設定だと思うよ・・・現実離れした要素も多いとはいえヘンに生々しさを感じるこのやり口だし。
ここまで想われるって憎からずな相手からだったら幸せなことだと思う。周りはドン引きしておかしくないけど。
内向的な子が一歩ずつ前に進む話が好きな人とかとにかく執着系の攻めが好きだという人にはオススメです。

1

執着愛・・・が感じられない・・・感じ?

最初に・・・かなり辛口です~すいません~
これはまさに、表紙買いなんですが・・・
あらすじも、ちょっと気になって・・・
可愛いお話でした~

が、しかし・・・「二人の過去に繋がりがあったと知って・・・」の部分ですが・・
この謎が、冒頭で、分かってしまう・・
っていうのがとっても、勿体無いですね~
もうちょっと引っ張って欲しかったと思います~なので、内容自体が最初に想像出来ちゃう・・

優也はとんでもない、対人恐怖症・・あれで、社会人っていうのがちょっと引っ掛かる感じもします・・

一番私の中で引っ掛かったのが・・汞りょうの挿絵なんですが・・とっても綺麗で可愛いので、優也には、ピッタリとはまったんですが・・
攻め倫太郎にはしっくりこなかった~
この攻めの絵と作者の設定がどうしても、私の中でしっくり来なかったんですよね~なんでか、わからないんですが・・
りょうさんの絵は好きなので単体としてみれば優也は可愛いし、倫太郎は綺麗だし~なので、ちょっと勿体無いなぁ~と感じました~
設定が「背が高い」「目つきが鋭い」「怖い」と(優也目線)あるんですが・・なんか違う・・



攻めの設定てのが、小学生の時に高校生の優也に惹かれて・・自分が高校生になった時から、優也を探す・・
的な執着愛・・
なので、もうちょっと押せ押せで行って欲しかったですね~
相手が対人恐怖症がからって、二年も店のバイトと常連さんって・・・
優也をゲットする為に、優也の家の近くに店まで出して、優也の味の好みを店に出して・・
おまけに、家まで優也の上に住んで・・・ここまでするのに・・・
何故か・・その執着が見えてこない~
って感じでした~

お話の内容はそれなりに楽しませて貰いましたが・・・なんだろ?文章とか結構上手なんです~
ただ、何回も繰り返してる気がするんですが・・先が読めちゃう?
そういう本は結構あるんですが・・先が読めるんだけど・・・特に切なくもない・・って感じですね~

優也は可愛いんですが・・逃げてばかりいる~って感じがしましたね~よくある対人恐怖症の原因なんですが・・

この二人の他にかなり気になる二人が出てきてます~どちらかといえば・・この二人のが気になりますね~
気の強そうな受けっていうのが、魅力的でしたね~
たぶんこの、二人で次作って感じじゃないかなぁっと思いますので・・
次に期待したいと思います!

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う